It Will Be Fine!

こまきのブログです。

曲との絆

 

梶原さんとFab Bondの皆さんのアルバム「Time Tree」が本当に大好きで、
もうこれ以上聴けない、これ以上感じ取れない、というぐらいに聴いたつもりだったんですが。。

ライブでの演奏を聴いた後に(私の場合は配信ライブでしたが)、またそれらの曲をCD音源で改めて聴くと、また違った感じ方ができるものですね。。


こういう風に、CDで聴いた時の気持ちと、ライブで聴いた時の気持ちを行ったり来たりしながら聴き続けるうちに、
その曲と自分の絆というか、信頼関係みたいなものがどんどん深まっていくような感じがします。ぎゅっと手を繋ぐ力が強くなっていくみたいに。
過去にも何度も経験してきたこの感覚がとても好きです。

 

そんな風にいろんな感情を行き来しながら曲を聴き込むうちに、
私も曲を理解するけれど、
やがて曲のほうも私の事を理解してくれるようになる・・感じがします。

 

例えば・・ものすごくつらい時に、自分が大切にしてきたある曲を聴くと、「ああ今私のこのつらい気持ちをわかってくれるのはこの曲しかいない」みたいな気持ちになる事があります。
誰にも話せない自分の胸のうちを、その曲が全部理解して、全部受け止めてくれるような。。すごく救われます。

 

「音楽を聴く」という行為は決して一方的な受け身なものではなくて、曲と聴き手のあいだで、相互に作用し合うものだ、という感じがします。

 

その楽曲の製作者の知らないところで、楽曲と聴き手がこつこつと信頼関係を深めている。。
全国に(世界じゅうに?)そういう、「曲とその人だけの」ストーリーがいっぱいある気がします。
音楽ってやっぱり素敵だなと思います。