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こまきのブログです。

梶原順ニューアルバム『Triple Acoustic Guitars』収録曲感想5~「Old Chicken George」

懐かしい雰囲気を醸し出す、オールドスタイルのスイング曲です。
メロディは昭和歌謡にも通じるものがあります。力みのない曲と演奏を楽しんでください。
タイトルはかつてのアメリカテレビドラマ「Roots」に登場する、チキン・ジョージに由来します。
(梶原順さんご本人によるライナーノーツより引用)

 

「まあまあ、気楽にいきましょうや~~」という感じの、のんびりしたユーモラスな雰囲気のこの曲。
(このコロナの大緊張状態の中でこの文章。。いいのか。。まあ、あえて、ね。)

 

のんびりゆったり脱力系。
ユーモラスであり・・どこか情けなくて、だけど憎めない愛嬌のある寅さん的な?雰囲気が感じられるメロディーも出てきます。

 

ライナーノーツにもあるように、曲タイトルはアメリカのテレビドラマ「Roots」に登場する、チキン・ジョージに由来するとのこと。
ネットで検索してみると、どんなテレビドラマなのか大体の概要がつかめます。
お時間のあるかたは、「Roots」について調べてみたり、ドラマを見てみたりするのも楽しいかもしれないですね。
(私はまだ見てないのですが、今でもまだ、何らかのかたちで見られるのかな。。)

 

私はこの曲タイトルから、どうしても、ライブハウス 神戸チキンジョージをイメージしながら聴いてしまいます。
(それもあながち間違いではないみたいですが。)


今現在のぴかぴかの新しいチキンジョージではなく、改装前の古ぼけた、自分がJ&Bのライブで通い倒していた頃のチキンジョージ。
この曲を聴いていると、なぜかすごく鮮明に、その頃のチキンジョージのライブハウス内の映像が自分の中に見えるのです。

 

チキンジョージに一歩足を踏み入れると、古い床がきしきしと軋む感じも愛しかった。
ステージは黒光りしてた。
高い天井を見上げると、無機質な排気管?みたいなものがたくさんむき出しになって見えた。
客席から後ろを振り返ると、いつも憲司さんのギターがそこにいてくれて、目が合って、微笑んだ。
私は憲司さんのギターを確認すると安心して、また視線を目の前のステージに戻した。
いつだったか真冬のJ&Bのライブの時に、ライブハウス内の暖房の効きが悪くて、
1st Setが終わって休憩に入った途端に、客席のみんな「寒いよね~!」と言って一斉にわさわさとコートを着込み出した事もあったっけ。
全てが懐かしい大切な思い出です。
かけがえのない大切な場所。

 

またいつか神戸チキンジョージで、憲司さんと一緒に、順さんのギター聴きたい。
絶対聴く。
絶対聴くぞ。

 

 

Triple Acoustic Guitars

Triple Acoustic Guitars

  • アーティスト:梶原順
  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: CD