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こまきのブログです。

「VOICE OF ELEMENTS@神戸ウィンターランド」ライブレポ!

komaki-13252006-09-17

●2006年9月17日(日)
「MASATO HONDA with VOICE of ELEMENTS
FIRST LIVE TOUR 2006」


【会場】
神戸ウィンターランド
http://www.kobewynterland.info/


【出演メンバー】
本田雅人(Sax)
松本圭司(key)
須藤満(B)
則竹裕之(Ds)


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【※注!ネタばれあり!!】



T-SQUAREの卒業生四人で結成されたバンド、
「MASATO HONDA with VOICE OF ELEMENTS」
(以下略して「ボイエレ」)
のライブに行ってきました!


もう、た〜のしかったー!!最高!!


神戸ウィンターランドは、立見も出る大入り満員のパンパン状態でした。


ライブが始まった最初は、
何だか「盛り上がりたいけどうまく盛り上がれない」みたいな
びみょ〜うな雰囲気が客席全体に漂っていたんですけど、
中盤の「BAD MOON」で須藤さんが客席乱入してからはもう!
みんな弾けました!!


須藤さんの客席乱入は、
私は以前KORENOS(是方博邦、須藤満、則竹裕之の三人によるユニット)
のライブで見て以来で久しぶりだったんですけど、
やっぱりオットコマエでした〜!
お客さんの椅子の上を、ベース弾きながらがしがし歩いていく須藤さん!
かっこいい〜!!
もう会場、あのシーンでは興奮のるつぼでした!


その「BAD MOON」の演奏が終わったあと、
本田さんがMCで「すごい有様でしたねー(笑)」って言ってました。
私は本田さんのその言葉づかいにウケました(笑)・・・「有様」って(笑)


「Polka」の熱さもよかったなぁ。
あのグルーブ感と、異国情緒な雰囲気のメロディ、大好きです。


あと印象的だったのは「マエストロと少年」での則竹さんのドラムソロ!
残響がすっっっごく綺麗でした。
音の残像に見惚れるような感じで聴いてました。
「美しいぃ〜〜」って感動しちゃいました。
なんか、則竹さんのドラムの音の響き方が変わったような気がするんですけど。
前と全然印象が違う・・・。


松本さんのプレイ、今回は普段のライブよりも、
より積極的というか、熱いというか、
今まで自分がライブで聴いた松本さんのプレイとは、
何だか違う印象を受けました。
前にぐいぐい出て行こうとする熱い意志みたいなものを感じました。
あ、大好きな曲「K.B.T」を聴けたのが嬉しかったなー。


須藤さんのベースの音は、
音の粒ひとつひとつがにこにこ笑っているような印象を受けました。
すごく安定している・・・精神的に安定しているベースだなぁと思いました。
大きな笑顔で、バンド全体をしっかり支えるようなベースです。
聴いているとすごく安心します。


本田さんは・・・いつもの、音楽が好きで好きでたまらない本田さんです。
本田さんは、子どもの頃から音楽が大好きで、
その音楽に対するピュアな「子どもの心」をそっくりそのまま持ったまま
大人になったような方だと思うし、
私は本田さんのそういうところがすごく好きです。
ステージでサックスを吹く本田さんを見ながら、
「ずっとそのままの本田さんでいて欲しいなあ」と思いました。


私は本田さんに出会って、ジャズ・フュージョンの世界に出会いました。
本田さんに出会わなければ、
いまこんなに大好きな梶原順さんにも出会いませんでした。
だから本田さんには本当に感謝!なのです。
私が音楽の世界にのめり込むきっかけを作ってくださった方です。



ライブのアンコール一曲目は「Lautan Hindia」でした。
松本さん作曲の、メロディーの非常に美しいバラード。大好きな曲です。
今回発売されたボイエレのアルバムの中でいちばん好きな曲。
この曲のメロディを吹く本田さんのサックスが好きで好きで。


CDでも何回も聴いたけど、
ライブで聴いたら、本田さんのサックスがもう信じられないぐらいにきれいでした。


ものすごく綺麗な景色を見たときに、言葉もなく立ち尽くしてしまうあの感じ…
あのときと同じような気持ちで、本田さんのサックスを聴いてました。


夕焼け色の液体が、心にじわあっとしみ込んでくるような感じで、
本田さんのサックスの音色が私の心の中に染み入りました。


そんな本田さんのサックスを、
バックから大きく包み込むように広がる松本さんのシンセも本当に素敵で。
いちめんに広がる夕焼け空が、大きな広い景色が、目に見えてきそうな演奏でした。


音楽を聴いているようで、何かの景色を見ているような。


本当にすばらしかったです。感動しました。
もう一回聴きたいなあ。


アンコール二曲目は、「メガリス」!
いえーい、やっぱこのメンバーならこの曲やらなきゃダメでしょ!
って感じで盛り上がりました〜。


そしてアンコールの三曲目。この日のライブのラスト曲。
本田さんがトラ柄EWI(久しぶりに見ました)を手にされているので、
「本編で『勇者』は演奏したし、あとアンコールでEWIで演奏される曲はなに〜?」
・・・と思っていたら、なんと「LITTLE LEAGUE STAR」でしたー!!
MCでこの曲名が告げられた瞬間、
嬉しくって「ひゃあ!」って叫んでしまいました(笑)


EWIで熱い熱い演奏をする本田さん。
熱を持った光が走り抜けて行くような演奏、かっこよかったです。



神戸でのボイエレのライブは大盛り上がりで終了しました。


新曲の新鮮さを楽しむこと、
そしてスクエア時代に愛された曲たちを今またこの時期に演奏すること、
どちらも意味のあることだと思います。


ボイエレって、そういう新旧のミックス具合のバランスが
とてもいいバンドだと思います。
ていうか、過去のスクエア時代の曲を演奏してても、
「過去をなぞっている」ような感じがあんまりしないんですよね。


・・・ってこれは、私が本田さん在籍時のスクエアのライブを
リアルタイムで体験してないから、こういう感想になるのかなぁ。
どうなんだろう。
その時代のスクエアをリアルタイムで見てきた方々は、
また違った感想を持たれるのかもしれませんね。


でも個人的にはボイエレのライブを見て、
すごく「今」を生きてるし、「今」を演奏してるなー、という印象を受けました。


ボイエレは今後も継続して活動を続ける、ということなので
これからの活動も楽しみです。


ライブ終了後にはメンバー全員によるサイン会もありました。
CDにメンバー全員の方のサインを頂けて、良い記念になりました。


本当に熱くて楽しいライブでした!
メンバーの皆さん、ありがとうございました!


本田雅人 with VOICE OF ELEMENTS

本田雅人 with VOICE OF ELEMENTS


☆ツアー初日、9月10日の渋谷AXでの公演の模様が後日DVDになって
発売される予定だそうなので、こちらもとっても楽しみです。