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こまきのブログです。

【Live】本田雅人@ビルボードライブ大阪 ライブレポ


●2016年1月8日(金)
MASATO HONDA 『SAXES STREET』LIVE TOUR 2016


【会場】
ビルボードライブ大阪


【出演メンバー】
本田雅人 (Sax)
梶原順 (G)
松本圭司 (Key,Pf)
須藤満 (B)
則竹裕之 (Ds)



※【注!】以下セットリストなどネタばれあり



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【SET LIST】


☆1st Stage
Seven
Memories
Orange
Pinocchio
Last Clear Stream
Sax Street
Condolence
俺たちの太陽


<Enc.>
Megalith



☆2nd Stage
Seven
Memories
Athlete
Pinocchio
Just Like a Woman
Sax Street
Bad Moon
俺たちの太陽


<Enc.>
Megalith


                                        • -

約二か月ぶりにやっと見られる梶原さん出演のライブ、
そして私にとっての、今年のライブ初めとなるライブが、ノリストリズム隊による本田バンドライブ。。


豪華すぎる!
刺激が強すぎる〜、と思いつつライブ会場に向かいました。



ずいぶん普段と印象が違い、
とても風通しのいい、そして美しく深い歌心のあふれる大人の本田バンドライブ・・という印象でした。
またいつもとは違った種類の、ものすごい上質のアンサンブルで、聴いていて本当にほれぼれしました。
素晴らしかったです。


今回本田バンドライブに初参加となった須藤さんのベースの力がとても大きいなと感じました。
そして、それによって起こった周りのミュージシャンの方々との科学反応。。
私は友だちに連れて行ってもらったスクエアのライブで須藤さんのベースは何度か聴いたし、
かなり前にKORENOS(是方さん、須藤さん、則竹さんの3人によるユニット)のライブにも行った事があるので、
須藤さんのベースを「今回のライブで初めて聴いた」というわけではないのですが。。
でも、以前はわからなかった須藤さんのベースの魅力を、今回自分の中でたくさん発見して、
「うああぁ、本当にかっこいいなあ!!!」と思いました。
須藤さんのベースが以前と変わったのかな。それとも、自分の音楽の感じ方が以前と変わったのかな。。
地元で須藤さんのリーダーライブとかあったら、行ってみようかなあ。



各ミュージシャンの皆さん、本当に素晴らしいプレイばかりでした。


1st Stageの「Memories」での梶原さんのソロがとても素敵でした。
梶原さんのソロのシーンになったとたんに、ふっと周りの風景が変わって、
優しい風が吹き始めるような感触があって、
私は梶原さんの演奏を聴きながら、本当に実際にその風の感触を感じる事ができました。


同じく1st Stage「Orange」での須藤さんソロ→梶原さんソロの流れも素敵でした。
都会の夜のカーテンがさあっと降りるような雰囲気の須藤さんのソロから、
一転して、あたりいちめんがオレンジ色の景色に染まるような梶原さんのソロへ。。
この流れは素敵だったなあ。


「Last Clear Stream」では梶原さんのソロがとてもメロウに歌い上げ、
梶原さんのソロが終わってまた本編のメロディーに戻った時、
そのバンド全体のメロディーの演奏の仕方が、さっきの梶原さんのソロの歌い方の雰囲気を引き継いだものになっていて、
今までに聴いた事のない、なんとも甘い雰囲気の Last Clear Stream の演奏となり、
私は聴きながら「わー、あまぁい!!」とびっくりしつつ感動しました。
何とも言えない音世界でしたねー。
あまいあまい、美味しいお菓子をゆったりと味わっているような感じ。。極上でした。


「Condolence」では、則竹さんのドラムソロがもう!
感動的にすごかった。
とても言葉では書けないです。
ほんとに感動して涙が出そうになりました。


則竹さんのドラムス、また変わったなあ。。
またさらに骨太な感じになって。。
以前はもっと華奢な(っていうと語弊があるかもしれないけれど)繊細なイメージだったのに、
もうプレイの骨格ががらりと変わったというか・・
人の体つきに例えるなら、骨格が、その「骨」自体がものすごく太くなったような印象がありました。
がつっと太い、熱い男らしいドラムス。
でも繊細な歌心のある。。
一音一音のパンチはさらに力を増し、
本当に顔面や身体に強烈なパンチをくらった時みたいに、
則竹さんのその一発の音を聴いて、「はっ」としてしまう瞬間が何度も何度もありました。


松本さんの薫り立つようなピアノも、相変わらずやっぱり素敵で。
またさらにパワーアップしてて。
何の曲でだったか忘れてしまいましたが(こら)、
高いところから街の夜景を見下ろして、あたりいちめんに広がる煌びやかな綺麗な灯りを、
松本さんのピアノを通して見られたような気持ちになった瞬間があって、
とっても幸せな気持ちになりました。



「俺たちの太陽」は盛り上がりましたねー。
ライブ映えする曲だなあと思います。
客席も手拍子で、やんややんやの大盛り上がり。
本田バンドの新たな定番曲となるかな?
梶原さんの、やんちゃで熱くて激しいエレキソロも最高でした!!



2nd Stageでは、「Orange」の位置にあった曲が「Athlete」になり、
そしてそして、「Last Clear Stream」の位置にあった曲が「Just Like a Woman」に!(嬉しかったなあ!)
さらに「Condolence」の位置にあった曲が「Bad Moon」に!・・という、
これまたなんとも贅沢なセットリストの内容でした。


そして1st Stageでも2nd Stageでも、「Pinocchio」演奏前の本田さんの変拍子解説がすごく面白かったです。
(個人的に本田さんの「様子がおかしくなったら」という言葉がとてもツボでした(笑))
譜面配布ライブ、いつか本当にやって欲しいなー。



楽しい時間はあっという間。
本当に「夢の時間」という感じのライブでした。


メンバーの皆さん、ソロでも、バッキングでも、本当に歌いに歌ってらっしゃいました。
その様々な種類の歌を通して、私は本当に美しい景色をたくさん見る事ができて、とっても幸せでした。


1st Stageも2nd Stageも、大勢のお客さんで賑わっていたビルボードライブ大阪でした。
みんな、本田バンドのライブを待っていたんだなあ、と感じました。
メンバーの皆さん多忙な方ばかりなので、なかなかスケジュール調整が難しいとは思いますが、
またあまり間隔をあけずに、次の本田バンドライブが見られたら嬉しいなと思います。


本当に楽しい、幸せなライブでした。
メンバーの皆さん、素敵な時間をありがとうございました!


次はいつ、梶原さんのライブが見られるかな。。。