私は最近ウォーキングをする時は、
もっぱら川べりの平坦な道のコースを好んで歩いていたのですが、
今日は久しぶりに 何だ坂 こんな坂 の上り坂コースを行ってみました。
目標地点、坂のてっぺんばかりを見ながら歩くと「まだまだ先だなぁ」と思ってしんどくなっちゃうから、
とにかくまずは自分の足元の道を見ながら、一歩一歩をしっかりと歩く。
でも、足元ばっかり見てると自分がどこへ向かおうとしているのかわからなくなっちゃうから、
時おり目標地点の坂のてっぺんをちらちらと確認しながら、
一歩一歩もくもくと歩を進める。歩き続けていく。
自分がこれから上ろうとしているアスファルトの道は、
お昼過ぎのお日さまに照らされてきらきらと光っていて、
その光景を見ていると何だか嬉しかった。
普段は歩いている途中で振り返ったりはしないけれど、今日はなんとなく、何度か振り返ってみた。
すると、自分が自分の足で歩いたぶんだけ、坂を上ったぶんだけ、良い景色が見える事がわかった。
歩き始めた時は、あまりの寒さと、今自分の中にあるもやもやした気持ちで、
ものすごいしかめっ面をしていた自分。
歩き続けているうちに、自分の表情が変わっていくのが自分でわかった。
最初とてもつめたかった自分の手があたたかくなり、手袋をはずす。
身体の中にも心の中にも血がめぐる。
上向く心と身体。
「歩く」、「歩き続ける」って、不思議な力のある行為だなぁとつくづく思う。
何回歩いても、毎回感動するな。。
