It Will Be Fine!

こまきのブログです。

愛知万博レポ(パビリオン編)〜「大地の塔」

komaki-13252005-06-26

この日(6月12日)の「大地の塔」の
入場待ち時間表示は、「120分」でした。ひいいぃ(汗)
このパビリオン、テレビでも特集組まれて
結構大きく取り上げられたりしたので、かなり人気みたいですね。
私もテレビの特集見て、「大地の塔見たい!!」って思ったクチですし。
藤井フミヤプロデュースって事で話題にもなってたし。


渡辺貞夫さんのリズムワールドの開場が17:00〜、という事で、
大地の塔」に並んでたら、
リズムワールドの開場時間に間に合わないかも・・・という
とーっても微妙な時間帯だった為、
大地の塔」の入場待ち行列に並ぶか、
それとももう見るの諦めちゃうか、で結構迷ったんです。
この日、私と母が「大地の塔」の前に着いたのが、
確か15:10ぐらいでしたからねー。


本当に待ち時間が120分もかかったら、
リズムワールドの開場時間に遅れちゃう。
私はインターネットで、リズムワールドの事前観覧予約を
あらかじめしていたので、開場時間に遅れても
「会場に入れない」とか
「席がなくなる」とかいう心配はなかったんですけど、
でもやっぱり早い時間帯に会場に入った方が、
好きな席に座れるし、何かと安心ですもんね。


で、結構迷ったんですが、
イチかバチかで「大地の塔」の入場待ち行列に並んでみる事にしましした。
長久手日本館」が「110分待ち」とか表示されてたわりには
60分で入れたし、「大地の塔」も案外早い時間に入れるかも・・・と
ちょっと期待して。
とりあえず並ぶだけ並んでみて、リズムワールドの
開場時間に間に合わないようだったら、その時は残念だけど
行列を途中で抜けて、「大地の塔」を見るのを諦めて、
EXPOドームへ向かおう!って決めて、入場待ち行列に加わりました。



私が並んだ3つのパビリオンの中では、この「大地の塔」の列の進みが
いっちばん遅かったですねー(苦笑)
なっかなか、入場待ちの列が前に進まない。
まぁ、そのぶん待ってる間に周りのものをいろいろ観察できましたけど。。。



大地の塔」は、のっぺらぼうの、高い高い長方形のビルみたいな建物です。
無表情な、ひたすら高い大きな姿で、何もしゃべらずに
どーんとそこにそびえ立っている、という印象。


大地の塔」の外壁は、水が流れる「アクアウォール」となっています。
高さ47メートルの塔の最上部から、
水がひたひたと流れ落ちる仕組みになっています。
音もなく静かに流れ落ちる水が、うすい膜みたいに塔全体を包んでいます。
なんとも不思議な外観。
何となく、触ってみたら気持ちよさそうな感じに見えます。
(触れないけど)


大地の塔」の周りの、入場待ち行列のエリアには、
市民から募集した切り絵作品をはめ込んだ、
「切り絵灯篭」が設置されていました。
5000名近い作品から選ばれた切り絵作品1888枚が、
大地の塔」を取り囲むように設置されています。


近くでこの切り絵作品を見てみると、とっても綺麗でしたよ。
一枚一枚の切り絵作品の下部には、
その切り絵の作成者の名前も、ローマ字で表示されてました。
モリゾーとキッコロを組み込んだ、細かい凝った作りの切り絵作品もあって、
「おおぉ!こまかい!かわいい!」と感動。
夜にはこの切り絵灯篭に灯りがともるそうですから、
幻想的な空間になって、いっそう綺麗なんでしょうね。



大地の塔周辺に設置されているものが、もうひとつあります。
それは「音具」。
風車と木琴が一体となった、高さ8メートルの楽器です。
(塔の周りに、3基設置されています。)
風の強弱により演奏のテンポが変わり、
風のない時にも太陽の力でゆっくりと風車が回り、
木琴の音が奏でられます。


木の音がする鍵盤と、金属の音がする鍵盤がありましたね。
「キーン、コー・・・ン、ポンッ、キーン・・・」
って感じで、シロフォンの鍵盤と、ビブラフォンの鍵盤を
交互に叩くような感じで、不規則な音色とリズムが
ゆっくりと奏でられていました。
癒し効果のある不思議な音色で、私はけっこう好きでした。
時間がいっぱいあったら、その音具の近くに座って、
しばらくボーっと座って、音を聴いて、何かを感じ取ってみたかったです。



しかし!この日はほんと時間がなかったのです。
もーう、行列待ちしてる間、気が気じゃなくって(泣)
いらいらいらいら、してました。


だいぶ行列が進んで、
やっともうすぐ「大地の塔」内に入れそう〜、というところで
既に腕時計は16:50を表示していました。
「あああどうしよ!もう列を抜けてEXPOドームに向かった方がいいかも!」
と自分の心の中で、もんのすごい葛藤が起きてました。


でも結局そのまま行列待ちし続ける事を選択して、
ついに「大地の塔」内に入る事ができたのが、17:00ジャスト頃。



大地の塔」内部に入ると、長い階段をたんたんたん、と上ってゆきます。
そして部屋の前に着き、真っ暗な空間の中にポンっと
押し出されるような感じでその部屋の中に入って、
天井部を見上げると・・・


天井いちめん、巨大万華鏡です!(写真参照)
うあー、すごい!キレイ〜!!!



真っ暗な空間の中で、星空を見上げるような感覚で、
たくさんの人とぎゅうぎゅうと肩を寄せ合いながら、
天井の巨大万華鏡を見上げます。
「世界最大の万華鏡」です。


暗がりのあちこちで歓声が上がっています。
携帯カメラやデジカメで、万華鏡を撮影する人の姿が
たくさん見られました。



万華鏡は、刻一刻とその姿を変化させてゆきます。
万華鏡の模様や、光の交錯の仕方が、
ゆっくりと変わっていくその様子がとってもキレイ。
光を受けたステンドグラスの模様が、
少しずつ組み替えられて行く様子をじっと見守っているような、
そんな感じだったかな。


何も考えずにぼーっと万華鏡を見上げて、
しばらくその空間に浸っていたかったけど・・・
何度も言うように、この日は時間がないのです!(汗)


少しの時間だけ万華鏡を見上げて、
おおっ!と短く濃く感動し、足早にその万華鏡の部屋を通り過ぎて
大地の塔」を後にし、EXPOドームにダッシュで向かった
私と母だったのでした。
あぁもったいない(涙)もっと見ていたかったよー。
でもまぁ、見るだけ見れたし、結果オーライって感じですかね。



大地の塔」を出た後、IMTSという乗り物に乗って
EXPOドーム前まで移動しようと思っていたのですが、
このIMTS乗り場がなかなか見つからない!
あちこちで万博スタッフの方をひっつかまえ、
乗り場を聞きまくるのですが、
「『IMTS』?何ですかそれは??」という答えが返ってくる!
(なぜだ!万博ガイドブックにもでっかく載ってるじゃないですかIMTS!)


もう半泣きになりながら、いろんな人に聞きまくって、
やっとこさIMTS乗り場を教えてくれる警備員の方にめぐりあい、
ぜえぜえと息を切らしながら
IMTSに乗り込んだ私と母だったのでした。。。


EXPOドームにたどり着いたのは、結局17:30頃だったかな。
わりと前の方の席が、ちょうど二人ぶん空いていて、
そこに座る事ができたのでした。良かったあ。


http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.6/C3.6.5/index.html