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こまきのブログです。

上新功祐ライブレポ!

komaki-13252005-07-17

●7月17日(日)「上新功祐ライブ」
 @神戸Starting Over(http://www.startingover.jp/


【出演メンバー】
上新功祐(Vo),梶原順(G),渡辺直樹(B)


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ライブハウスへの入場は、当日の先着順という事だったので、
開場時間の一時間ぐらい前から、お店の前で並んでました。


写真は、「神戸Starting Over」のお店の看板。
お店の名前の下に、『Soup Bar』って書いてあったんですよ。
開場待ちで並んでいる間、
その看板の文字を見た、私の隣にいらした知り合いの方が
「スープバー・・・?初めて聞いたなあ。」っておっしゃってて、
私も確かにそうだなあ、と思って。


スープバーって何なんだろ、
もしかして、とんでもなく珍しい種類のスープが出たりとか、
あるいはとてつもなくたくさんの種類のスープが
メニューにずらっと並んでいたりとか、するのかなー?
・・・と延々としょうもない想像力を働かせ続けていると、
時間はどんどん過ぎてゆきます。


予定より30分ほど遅れて、午後7時頃開場。
会場に入った瞬間の、私の心の中の第一声は、
「ちっさ!!!(驚)」


本当に、ちいさなちいさなライブハウスだったんですよー。
私が過去に行った中で、一番小さなライブハウスは
京都拾得だったんですけど、
今回の神戸Starting Overはそれを超えましたね。
キャパ30人ぐらいでしょうか?
ステージも本当に小さくてびっくりです。
小さな隠れ家みたいな、使い込まれたいい雰囲気のお店でした。
スタッフの方の笑顔も心がこもっていて素敵だし。


てゆうか、客席で曲線状に一列に並んでいる
梶原ファンの私たち、濃いぃです(爆)


そして、「スープバー」の意味を
確認するの忘れた。。。(しまった)



そんなこんなで(?)ライブ開演。


私は上新さんの歌を聴くのは、初めてでした。
上新さんって、とっても器用な方なんですねー。
いろんなジャンルの歌を、自由自在に歌えるし、
ボイスパーカッションもされてたし、
カホーンまで叩いてたし。。。


「いろんな事を、すいすいっとこなしてしまう方」という印象でした。
もちろんその陰には、たくさんの努力があるんだと思いますけど、
そういう「努力の汗」みたいなものを、感じさせない方でした。
涼しげな感じですよね。
(なんか、本田雅人さんと通じるところがあるかも。タイプは違うけど。)


MC聞いてても、頭の回転がくるくると早くて、
賢い方だなあと思いました。
(年上の方に向かって「賢い」とか言うのも失礼ですけど)
ギャグの切り込み方が、頭のいい人じゃないと、
言えない種類のものだったんですよね。
常に先の展開を考えながら話している感じがしました。


で、たくさん陽気なギャグを飛ばしてらしたけど、
その一方で
「きっとこの人は、とても真面目な真摯な方なんだろうなあ」と
感じるところもあったし。
多面的な魅力を持つ方ですね、上新さん。


上新さんの、あるMCに対して、
私の隣に座ってらした知り合いの方と私で、
「今の物の例え方は違う」とぼそぼそとつっこんでいたら、
なんとそれが上新さんの目にとまり、
「何?何が違うの?!」と、マイクを持った上新さんに
傍まで来られて詰め寄られてしまいました(汗)
ひゃーっ、ごめんなさーい!
でも、あの物の例えは、やっぱり違うかと。。。(しつこい)



初めて聴いた上新さんの歌は、
艶があってとてもセクシーでした。
色に例えるなら、深くて透明なパープル?
どこまでも伸びていく歌声でした。
テクニックに富んだ歌でもありました。


そんな上新さんの歌に、
梶原さんのアコースティックギターの歌と、
渡辺直樹さんのベースが、
そばで優しく寄り添って、歌に溶けて、
そして歌の世界をぐうーっと広げて行く様子がとっても素敵でした。


シンプルな編成であっただけに、
あのライブの中で梶原さんが果たしている
役割の大きさっていうのがすごく良くわかって、
「梶原さんってすごいなああ」って、改めて思いました。


本当に曲ごとに、梶原さんのギターの色合いががらっと変わるから、
それによって歌の景色も、曲によって全然違うものになってました。


ああいう音のうすい編成だと、
ギターの音の輪郭がくっきり見える感じがするし、
ああいう小さなライブハウスだと、
自分の心のすぐそばで弾いてもらっているような、
そんな感触があって、とってもいいですね。


梶原さんと、渡辺直樹さんの二人で
梶原さんの曲「ギフト」が演奏されたのも、嬉しかったなあ。
大好きですあの曲。


梶原さんのギター、一音一音ほんとうに心に綺麗に響いて来て、
素晴らしかったです。
梶原さんのギター、最近すごく変わって来たように思うんです。
私が勝手に感じているだけなのかな。。。



そうそう、このライブでは様々なゲストの方が出演して下さいました。


上新功祐さんの実の弟さん、「ゆうすけ」さん。
歌を披露して下さいました。
何だか、兄弟のDNAを感じてしまいましたね〜。
歌い方が似てるとかそういう表面的な事よりも、
功祐さんと、ゆうすけさんって、
それぞれの体の中に、「同じものがある」感じがしましたね。
兄弟ってすごい。


私と弟の中にも、あんな風に「同じもの」があるのかなー、とか
考えちゃいました。
性別違うと、また違うのかなあ。どうだろ。


そしてもう一人のゲストは、
お店のスタッフ兼(?)パーカッショニストの「かじやん」さん。
かじやんさんは、カホーンと、
あと、「ウドゥ・ドラム」という、なんとも不思議な楽器を
叩かれていたんですよ〜。


ネットで検索して、比較的楽器の見た目がわかりやすかった写真を
貼り付けてみますね。えい。
http://the-djembe.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/item.cgi?item_id=051-242A


ね、すごい独特でしょう?壺みたいな楽器なんです!
壺の側面に穴が開いてますよね。
かじやんさんは、この穴の上を右手で叩いてらっしゃいました。
すると、「ぽうん」(「う」の部分が高い感じ)と、
壺の内部が反響するような、何ともユーモラスな音がします。


で、その右手の動きと組み合わせて、
指輪のようなものをはめた左手で、
壺の、穴の開いていない側面の部分を叩きます。
すると、指輪が陶器に触れる、「かしっ!」という
金属音がするんですねー。
「ぽうん」と「かしっ!」という音が組み合わさって聞こえて、
すっごい面白かったです。
このウドゥ・ドラムが使われている曲中では、
私はこの楽器ばっかり見てました。



そしてゆうすけさん、かじやんさんに続き、
この日三人目のゲストは〜・・・
なんと中西圭三さんでしたーー!!
ほんものの、ナマの中西圭三さんですよ!びーっくり!!


上新さんが、「ゲスト、中西圭三さ〜ん!!」ってコールされた瞬間、
ギャグだと思っていたら、本当でした(汗)
びっくりしたなあ〜。スペシャルサプライズでした。
まさかあんな小さなライブハウスに、
中西圭三さんが来るなんて・・・(絶句)


上新さんと、中西圭三さんは親交があるそうで、
その繋がりでのゲスト出演だったみたいですね。
伸びのある圧倒的な存在感の中西圭三さんの歌声に、
感動しました〜!
あんな小さな空間で、生で聞けて、嬉しかった!!



最後は、出演者全員でのセッション大会。
曲目は、マーヴィン・ゲイの「What's Going On」。
ホームパーティーみたいな空間になって、
とっても楽しかったです!


本当に親しい人だけが集まってする、楽しいホームパーティー
「小さな隠れ家にみんなでこっそり集まって、
こっそり何か楽しい事やろうよ!
集まったみんなで盛り上がろうよ!」
という感じの、アットホームなあたたかい空間の中で、
みんなで楽しく時を過ごして、
この日のライブは幕を閉じました。


余談ですが、
手拍子しながら、ジャンプして、「ばしっ!ばしっ!」と
ステージ上で飛ぶ蚊をやっつけようとする
中西圭三さんの姿が、たいへんお茶目で素敵でした(笑)



終演後、きよみさんに
「あの楽器(ウドゥ・ドラム)、叩いてみたいんです〜」と
私、話していたんです。
そしたらきよみさんが
「お店の人に言ってみれば、
叩かせてもらえるんじゃないですか?」って言って下さって。


でも勇気が出ず、まごまこしていたのですが、
きよみさんのプッシュのおかげで、
ウドゥ・ドラム叩かせてもらう事ができました!
(きよみさん、ありがとうございます!感謝です!)


終演後楽器を片付けている、かじやんさんに
直撃する、きよみさんと私(笑)


かじやんさんに叩き方を教えてもらって、
壺の穴の上を右手で叩いてみましたが、
かじやんさんが叩く時みたいないい音は、
しませんでしたねー(当たり前か)。


あの「ぽうん」って音が、どうしても鳴らないんですよ。
私が叩くと、どうしてもただ陶器の側面を叩くだけのような
「ぺしっ!」って音になってしまう。うぅん、難しいなー。


ライブ中、ウドゥ・ドラムを見て
「あの楽器はいったい、どこの国の楽器なんだああ」というのが
気になって気になって仕方がなかったんです。
とりあえずアフリカの楽器っぽくはないよなあ、とは思ったんですが。


で、かじやんさんに
「これはどこの国の楽器なんですか?」
と聞いてみたら、正解はブラジルでした。へー。
民族楽器って面白いですねえ。


6月に愛知万博の貞夫さんの「リズムワールド」に参加して以来、
各国のパーカッションの、楽器やリズムの特色に
すごく興味が出てきているので、これからいろいろ知ってみたいです。



「お気をつけてお帰り下さいね(^^)」と
にっこり微笑んで下さったかじやんさん、
とっても素敵な方でした。
ウドゥ・ドラムについて、
いろいろととっても丁寧に教えて下さって
本当に感謝です。ありがとうございました!
(って、ここに書いても・・・)


うん、なんかいろいろと発見があった
充実のライブでしたねー。
上新功祐さんのライブ、
ぜひたくさんの方々に、体験して頂きたいですね!


上新功介さんのHPはコチラ。
http://kosuke-kamishin.hp.infoseek.co.jp/index.html
(「DIARY」コーナーで今回のツアーの事も、書かれていますね。)


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まさよさん&きよみさんへ
昨日(17日)話題に出た「神保さんダイアリー」については、
後日解説つきで(?)ブログに載せますので、
お楽しみに(笑)