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こまきのブログです。

愛知万博レポ(パビリオン編)〜「長久手日本館」

komaki-13252005-06-25

写真は、「長久手日本館」の外観です。
巨大な竹かごに、すっぽり覆われたようなパビリオン。
ものすごく特徴的な外観の建物なので、
広い万博会場の中でも、ひときわ目立ってました。
別に会場マップとか見なくても、
このでっかい竹かご目指して歩いて行けば、
長久手日本館には必ずたどり着けます。


人気パビリオンなだけあって、入場待ち時間表示が、
「110分」ってなってましたねー。
でも結局、待ち時間60分ぐらいで入れました。


子供がわさわさいた「ワンダーサーカス電力館」と違って、
長久手日本館」の入場待ち行列に並んでいる方々の年齢層は、
少し高い感じがしました。あまり子供の姿はなかったような。
なんか、パビリオンの内容によって、
並んでるお客さんの層が微妙に違うのが、見てて面白かったです。
ライブ会場と似たようなものかな。
(ライブ会場も、出演ミュージシャンによって客層変わりますもんね)


長久手日本館は
「日本の経験、“20世紀の豊かさから21世紀の豊かさへ”」をテーマに、
人と自然とのつながりを取り戻すことの大切さを呼びかけるパビリオンです。


長久手日本館は、3つのゾーンと、ひとつの部屋で構成されています。


「ゾーン1」では、失われ出した人と自然のつながりを、映像によって体感。
宙に浮かんだように見える、たくさんの小さなスクリーンの中に、
さまざまな映像が映し出されます。


映像の内容は、氷河が崩壊していく様子の映像であったりとか、
砂漠の映像であったりとか、いろいろです。
綺麗な映像なんだけれども、
その映像は私たちが直面している環境問題を表しています。
たくさんの映像をばばばーっと見せる事によって、
そういう環境問題とか、危機感みたいなものを
「感覚的に」見る人の心に、静かに訴えかけて来るゾーンでした。



「ゾーン2」では動く歩道に乗って、
この60年間の日本の経験を追体験します。
1940年代からの、それぞれの年代を代表する、
さまざまなもの(電化製品とか、雑誌とか、いろいろ)が展示されていて、
その展示品を、動く歩道に乗って見て行きます。


1980年代あたりの代表の製品として、
初代ファミコンが置かれてあって、
スーパーマリオの画面も映し出されていまいした。
それを見て、
「あぁ、4月のブルースアレイでの、ファミコンライブ見たかった〜。
梶原さんがファミコンする姿、
見たかった・・・。(←演奏が聴きたいんじゃないのかい)」
と、こんなところで4月のBAJでのファミコンライブの事を思い出して
物悲しくなる私。



そして「ゾーン2」を出ると・・・
次はいよいよ、きよみさんもオススメの「地球の部屋」です!!


「地球の部屋」は、世界初の、360度全天球型映像システム。
直径12.8mの、球体の内側すべてがスクリーンとなっています。
私たちは、この球体のスクリーンの中空を貫く透明なブリッジに立って、
自分のまわり360度すべてが映像空間、という状態で
さまざまな美しい映像を「体感」します。


もうねー、これはすごかったーー!!!大感動でした!!
「地球の部屋」の映像ショーが始まってからは私、
「すごい!すごぉいーー!!」ってずっと叫んでました。


自分のまわり360度の空間に、次々と繰り出される美しい映像。
本当にいろんな綺麗な映像があったんですけど、
あまり細かく覚えてないなぁ。


空を舞う鳥、海底の美しい景色、そして宇宙空間・・・などなど
映像を「見る」というよりは、
その次々と映し出される風景の中を、
自分自身が「旅している」ような感覚に陥りました。


それはやっぱり、「自分のまわり360度すべてが映像の世界」という
あの特殊な空間だからこそ、その中にいる人を
そういう感覚に陥らせちゃうんだと思うんですよ。
上も、下も、右も、左も、すべて映像の世界!
映像を「見る」というよりは、映像に「くるまれる」ような感覚です。


「地球の部屋」で映し出される美しい景色は、
全て、私たちが生きる地球上の景色。
この映像ショーを見終えると、
自分達が住んでいる「地球」という星が、すごくいとおしくなります。
こんなに美しい星に、私たちは住んでるんだな、ってそう思うんですよ。
大事にしなきゃな、って。


この「地球の部屋」での映像ショーは、
それほど長い時間ではなく、わりと短い時間で終わります。
短い限られた時間の中で、たくさんの美しい景色の中を、
だーっと猛スピードで駆け抜けて終わるのです。短距離ランナーのように。
なんかその感覚がまた、「一瞬の夢」って感じで、
とても良いんですよ〜。



で、「地球の部屋」を出ると、最後の「ゾーン3」。
人工的に作られた、森林空間の中を歩いて行きます。


「地球の部屋」の感動の余韻を抱えながら、
森林空間の、木の匂いを感じながら歩いて行くのは
気持ちよかったです。



うん、やっぱり長久手日本館は、「地球の部屋」につきますね〜。
本当に、素晴らしかった!!
もう一回見たいなあ。


今回の万博で、自分が見た3つのパビリオンの中では、
この「長久手日本館」がナンバーワンですね。
理由は「地球の部屋」が、すごかったから!(笑)
あー、本当に、あれはすごかったなー!


http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.6/C3.6.2/index.html