It Will Be Fine!

こまきのブログです。

威張る人、威張らない人

先日、京都拾得の「JとBとムッシュかまやつ」の
ライブで、かまやつさんの姿を見て思ったんですけど、
どうして「本当にすごい事をやっている人」っていうのは、
ひとつもエラそうなところが無いんでしょうね。
全然威張ったりおごった感じがしない。
渡辺貞夫さんも、私の中ではそういう印象です。


私、かまやつさんの事よく知らなかったし、
「ちょっとエラそうにしてる人なのかな?」
みたいなイメージを、勝手にちょっと持ってたんですよね。(ごめんなさい)


でも、ステージ上でのかまやつさんは、エラそうにするどころか、
常に梶原さんと浅野さんを立てて、
「はい、梶原くんと浅野くんに拍手〜!」って
何度も演奏中に客席にあおったりして、
ずうっと自分の両脇にいる梶原さんと浅野さんに、
細やかな気遣いをされていました。にこにこと笑顔で。楽しそうに。


かまやつさんは、無理にそうしてるわけじゃなくて、
本当に心から、ミュージシャンとして、
梶原さんと浅野さんに敬意を払っている感じだったんですよ。
そこには、「オレはこの二人よりもすごい人物なんだぜ!」みたいな傲慢さは、
ひとつも感じられなかった。
人間として、とても爽やかな人だと思いました。
素敵な人だなぁーー、と思いました。
梶原さんと浅野さんも、そんなかまやつさんに
親しみと敬意を持って接してらっしゃるように見えました。


村上春樹さんが、著書『そうだ、村上さんに聞いてみよう!』の中で
こんな風に書いていました。


「自分の仕事をきちっとやっている人というのは、
そんなに威張らないものだと僕は思っています。
自信のない人が虚勢をはるのではないでしょうか?
そういう傾向はありませんか?」


この文章を読んだ時、私は最初意味がよくわからなかったんですけど、
最近ちょっと、わかるようになってきた気がします。


もう一人の私の大好きな作家、灰谷健次郎さんも、
何かの本の中でこんな風に書いていました。


「本当にすごい人というのは、
『まだこんな状態で満足しちゃいけない。自分はまだまだなんだ。
もっと上の方を目指さないとだめなんだ。』
という向上心みたいなものが常に自分の中にあるから、
決して威張ったりせず、いつも謙虚なんだ。」


 ↑
確か『天の瞳』という本の中の一節だったと思うんですけど。。。
文章の細かいところが違ってたらごめんなさい。


本当にすごい人っていうのは、威張らないものなんですよね。
私の好きな人たちは、誰も全然威張ってないなあ。
私も威張らない謙虚な大人になりたいな。
まぁ私なんて、威張ろうとしても人に対して威張れるような要素ゼロなんで
威張りようがないですけど。。。


さて、明日はJ&B@チキンですね!
ひとつも威張らず、おごらず、
いつもひたすら楽しそうなあの人たちに会いに行きます!


明日のチキンに参加される方、思いっきり楽しみましょうね!