It Will Be Fine!

こまきのブログです。

「JとB@神戸ウィンターランド」ライブレポ!

komaki-13252006-10-29

●2006年10月29日(日)
「JとB」


【会場】
神戸ウィンターランド
http://www.kobewynterland.info/


【出演者】
梶原順(G)
浅野祥之(G)



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【※注!ネタばれあり!!】



【SET LIST】( )内は作曲者名


MEMORIES(梶原順
LAUGHTER IN THE RAIN(Neil Sedaka
THE GIFT(梶原順
THE BEGININNG(梶原順
CALL ME(渡辺貞夫
GREEN EARRINGS(Walter Becker-Donald Fagen
一絵(浅野祥之
SOUP OF THE DAY(梶原順
ローカル・ヒーローのテーマ(Mark Knopfler)
DON'T BE CRUEL(Otis Blackwell-Elvis Plesley)
どうですかね〜(浅野祥之


<Enc.>
RISA(青木智仁


※セットリスト、曲目はこれで合ってると思うんですが、
曲順にはあまり自信がありません・・・(特に後半)
私はライブ中メモを取らないんで。。
抜けてる曲や、曲順違いがあったら、気づかれた方は
フォローお願いします。


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8月以来、約二ヶ月ぶりのJとBのライブです。
今回もセッティングはセンターステージ形式。


梶原さんの新曲「MEMORIES」からライブはスタート。
とっても素敵な曲でした。
柔らかい朝の光が優しく降り注ぐみたいに、
ギターの音色が降ってきました。
そのサウンドの中にいると、とても穏やかで優しい気持ちになれました。
いい曲だなぁって感動しながら聴いてました。
こんな光に包まれる思い出なら、優しい気持ちで愛せそうです。


「THE GIFT」も久しぶりに聴けました。
大好きな曲なので嬉しかったです。


「THE BEGININNG」これも大好きな曲です〜。
イントロのギターのリズムが、鼓動のように聞こえます。
何かが始まる、始まる。。


聴いていて、なんだかとてもまっすぐな気持ちになりました。
「うん、うん」って心の中でうなずきながら聴いていました。
何にうなずいていたんだろう。


この曲、ライブの帰り道で、ずっと自分の頭の中で鳴るんですよね。
とっても好きな曲です。




MCで面白かったのは〜・・・
何かの話題でひとしきり盛り上がった後に、次の曲の演奏を始めようとして


梶「じゃ、次の曲聞いてみましょうか。」
浅「・・・聞いてどうすんだよ!!(笑)」


というやり取りがあったこと(笑)


あと、梶原さんと浅野さんが過去に行ったライブの話になって、


浅「ウィーン少年合唱団見て、本当にウィーン少年合唱団に入ろうと思ったよ。
でもその後プロレス見て、プロレスに興味が行っちゃったんだね・・・」


梶「両方やればよかったのに。」


浅「両方?んん〜♪とかって歌いながら闘うの?」


梶「そう。すごく人気を博すと思うよ。」


それは確かに、とっても人気を博すと思います(笑)見てみたい〜。



「なんだか今日、ラジオの公開生放送みたいだね〜。」と梶原さん。
なんだか、なぜか本当にそんな雰囲気だったんですよ。


梶原さんと浅野さんのおしゃべりがあって、
で、「では次の曲聞いてみましょう」みたいな、そんな雰囲気(笑)



ニューアルバムのジャケット写真の話も出ました。
今回のJとBのニューアルバムのジャケ写に使われているクレイアートは、
梶原さんがお知り合いのクレイアーティスト(?)の方に頼んで
作ってもらったものなんだそうです。



梶「そっくりにしようと思ったら、本当にそっくりに作る人なんだよね。
で、そっくりに作りましょうか?とも言われたんだけど・・・。
例えば浅野さんの場合なら、10等身?」


浅「モデルですからね。ふふっ(笑)」


梶「(笑)まぁ、そっくりっていうのも何なんで、
もっとキャラクターを生かした感じで・・・とお願いしてみました。
また後日、僕のオフィシャルサイトから、そのクレイアーティストの方の
ホームページへのリンクを貼るつもりなんで、ご興味のある方は見てみてください。
誕生日の友だちにプレゼントしてみるとか、いいと思いますよ。
あと動物とかもね、作ってもらうとかわいいんですよ。」


浅「JとBのニューアルバムのジャケット写真、
アコースティックギターマガジンに載ってるんだよね。ちっちゃ〜くね。」


梶「虫めがねで見てください(笑)」


浅「太陽の下で見ないようにね。」


梶「こげるからね(笑)」



このMCで話題に出ているクレイアーティストの方が作った
JとBのクレイアートの写真は、梶原さんオフィシャルサイトの
「Photos」のコーナーで見ることができます。
(「Photos」コーナーの“梶原の目線”のところにあります。)



梶原順オフィシャルサイト
http://www.4creator.com/JunKajiwara/



アコースティックギターマガジンに載っていた
JとBのニューアルバムのCDジャケットの写真は、
このオフィシャルサイトの「Photos」の写真とは別のものだったので、
オフィシャルサイトの方の写真は、きっと何パターンか作られた
「CDジャケ写候補」のうちのひとつなのかな。
とってもかわいいですよね〜。




曲の感想に戻ります。


「GREEN EARRINGS」かっこよかった〜!!
演奏前に、梶原さんが
「かなりぎりぎりな感じです。途中、崩壊するかもしれません。
そのぎりぎり感をお楽しみください(笑)」
っておっしゃってたけど、全然そんな危ない感じしなかったですよ。


梶原さんのカッティング、めっちゃくちゃかっこよかったですー!!
ビバ!カッティング!!って感じ(意味不明)


メロディーやリズムが、パズルのように複雑に絡み合う曲なんだけど、
その複雑さに、スピード感や勢いが消されるような事は全くなし!
熱さと勢いのある、素晴らしい演奏でした。しびれました〜!
二本のギターから生み出されるグルーヴ、すごかったなあ。



浅野さんの「一絵」いい曲ですよね〜。
郷愁があるというか、叙情的というか、懐かしい感じがするというか。。



「SOUP OF THE DAY」の梶原さんのソロ、かっこよかった!
低〜いところから始まって、うねったり、飛んだり、弾けたりしながら、
いろんな空間を行き来しながら、じわじわじわと上がっていって、
気づいたときには、いつの間にかとても高い温度に達してる、
いつの間にか沸点に達してる・・・そんな感じのソロでした。
自分の体もあつくなりました。
毎回この曲はかっこいいですね。
「今日はどんなスープかな?」といつもわくわくします。



エルビス・プレスリーの曲「DON'T BE CRUEL」では
梶原さんが「視聴者参加型にしようか」とご提案(笑)


「ぼくが『はいっ!』って言ったら手拍子してね。
で、また『はいっ!』って言ったら止めてね。」と梶原さん。


「うまくできるかな〜?(にやり)」と浅野さん(笑)


演奏スタート。
演奏を楽しみながらも、どきどきしながらその瞬間を待つお客さんたち(笑)


梶原さん「はいっ!」


お客さん、裏拍で手拍子!
おお、キレイに揃っているではないですか!(笑)


で、次の梶原さんの「はいっ!」で手拍子ストップ。
演奏の方も無事終了。


浅野さん「よくできました〜(笑)」


視聴者参加コーナー無事終了です。よかったよかった。



ちなみにこの「DON'T BE CRUEL」は、
11月発売予定のJとBのアルバム『GIFT』にも収録されているそうです。


アルバムの中ではこの曲で、梶原さんと浅野さんが二人で手拍子を入れたそうです。


「もっとダビング重ねたりして、
大勢で手拍子やってるような雰囲気にしようかとも思ったんだけど、
二人だけで、けっこう盛り上がったよね〜?」と梶原さん。


「なんか、上司におべっか使いながら
手拍子してるような気持ちになったよね(笑)
その演奏いいですねぇ!みたいな感じで(笑)」と浅野さん(笑)


って事で、アルバムに収録されている「DON'T BE CRUEL」は
梶原さんと浅野さんおふたりの手拍子にも注目です♪



本編ラストは「どうですかね〜」。
草原を駆け抜けていく風のような、梶原さんのソロがかっこいいです。
ぱちぱちと光をまき散らしながら、駆け抜けていく風です。


しかしまあ、この曲、成長しましたよね〜。
あんなにダイナミクスの幅、広かったっけ?と思います。
ラスト近くのスケール感、熱さ、音の広がり、すごいですよね。



アンコールは、青木智仁さんの曲「RISA」。
この曲も、11月発売のJとBのニューアルバムに収録されている曲なのですが、
この曲のレコーディング時に、こんな事があったそうです。
以下梶原さんのお話。


「この曲は、何回も何回も録ったんだよね。
浅野さんと僕が、向き合って演奏する形でのレコーディングだったんだけど、
なぜかお互いミスの連発だった。
メロディー部分で間違ったり、入りを間違ったり・・・
こんな事は普通はない。
アルバムの他の曲はだいたいどれも3テイクぐらいだったのに、
この曲『RISA』は、20テイクぐらい録った。
『一番いいものが録れたね』というよりは、『やっと終わったね』という感じだった。
(青木さんが)周りをうろうろしてたか、終わらせたくなかったか・・・
という事だったんじゃないかな、と思う。」


そして「RISA」の演奏スタート。
いろんな青木さんの姿を思い浮かべながら聴いてました。
なぜかこの日私の心の中に浮かんだのは、どれも笑顔の青木さん。
なんだかまだ上手く、信じられないな。。



約二時間半でライブは終了。
ライブが終わった後に、ライブハウス内に流れたBGMは
青木さんのソロアルバム『DOUBLE FACE』に収録されている「RISA」。
お客さんは、青木さんの音楽に包まれながら、会場を後にしたのでした。



11月発売予定のJとBのニューアルバム『GIFT』に収録されている曲が
中心に演奏された今回のライブ。


アルバムが自分の手元に届いたら、
ライブで聴いたあの曲もこの曲も、いつでもおうちで聴けちゃうのね〜、と
11月発売のアルバムがますます楽しみになる感じのライブでした。


今回も、とっても素敵な楽しいライブでした。
梶原さん、浅野さん、ありがとうございました!


GIFT

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