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こまきのブログです。

今日は母の日。

今日は母の日ですね。
ちょっと恥ずかしいけど、私の母について語ってしまいましょう。
書く前に、「そんな個人的な事…」とも一瞬思ったんですけど、
ブログなんだからいいんですよね、個人的な事を思いきり書いても(笑)


私の母はなんていうか…ひとことで言うと
「スカーン!」「パカーン!」て感じの人です。
あまりうじうじ悩んだり考え込んだりしない、
ぱかっと明るいムードメーカータイプの人です。
この母からどうして私みたいなうじうじ抱え込み系の娘が生まれたのか、
いまいちよくわかりません(笑)


私もかなり「モノを知らない人」ですが、母は私以上にモノを知りません。
本も読まないし、特に趣味もないし。(仕事がハードでしたしね)
でもそういう風に、知識的なものをあまり持ち合わせていないのにも関わらず、
「人間としての大切な判断」みたいなのは、
いつも絶っっ対に外しません。本当に外さない。
そういうところがすごく不思議で、
見てると「もう、この人何なの?!」と思います。
直感的な部分で動いているところが大きい人なんでしょうね。
そのくせ人の状態を気付かないところで細かく観察していて、
その人の深層心理をずばっと言い当てたりするし…。
ほんとワケがわからない。
かなわないなぁと思います。


ものすごくハードな仕事をしながら、仕事と家庭を両立させ、
二人の子供を育て上げるという、しっかりとした「生きる力」、
強いパワーを持った人でもあります。


母に関する忘れられないエピソードがひとつあります。
私が中学生の時、私の祖母が亡くなりました。
お葬式が終わって火葬が終わった後に、
親族がそのお骨を骨壺にひとつずつ入れていく、
儀式(?)みたいなのがありますよね。
その際に、「この骨は、体のどこどこの部分なんですよー」と
説明をする火葬場のスタッフの方がいらっしゃいました。
私はその火葬場の儀式が終わってそこを出た後に、
その火葬場のスタッフの人について、
母に「私、ああいう仕事だけはやりたくないなあ」って言ったんです。


そしたら母は、私に
「でも誰かがやらなければいけない大切な仕事でしょう。」
って言ったんです。


その母の言葉を聞いて、
私は初めて自分の中にある差別意識みたいなものに気付いて、
顔がかあーっと真っ赤になりました。
あの時は本当に、恥ずかしかった…。
私が15歳の時の出来事ですから、もうずいぶん前の事になりますけど、
今でもあの時の気持ちは忘れられません。
あの時の母の一言は、私にたくさんの大切な事を教えてくれました。


私は中学〜高校の頃すごい反抗期だったし、
その頃母に対してずいぶん生意気な事もたくさん言ったけど、
大学生になるとそういう事もなくなって、
「何だかこの人は大した人だなぁ」という事がやっと少しずつわかり始め、
今ではかなりストレートに尊敬しています。


母は今では私にとっては
「自分といちばん感性の近い女友達」みたいな感じです。
あまりたくさん語らなくても、短い言葉でお互いの気持ちがわかるので、
話していると「そ〜う、そうそう!」みたいなポイントがいっぱいあって楽しいし、
一緒にいるととても居心地がいいんですね。


この人の子どもとして生まれて来て良かったなぁと、素直に思います。
母の日に、改めて「感謝!」。
お母さんありがとう。