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こまきのブログです。

【Live】森山良子コンサートツアー@和泉シティプラザ 弥生の風ホール ライブレポ



●2015年2月15日(日)
「森山良子コンサートツアー 2014〜2015 GREATEST HITS」



【会場】
和泉シティプラザ 弥生の風ホール(大阪)



【出演メンバー】
森山良子 (Vo)
梶原順 (G)
奥山勝 (Pf,Key)
グレッグ・リー(B)
藤井摂 (Ds)



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【SET LIST】
※このセットリストは2月5日にBSフジで放送された「森山良子コンサートツアー GREATEST HITS」の内容を参照しています。
なので、もし「コンサートツアーでは歌ったけれど、BSフジのライブ放送では放送されなかった」という曲があったら
取りこぼしがあるかも。。すいません。



☆1部
愛する人に歌わせないで
この広い野原いっぱい
ポプラ・ポプラ
30年を2時間半で…
禁じられた恋
あなたが好きで
パピエ
家族写真
涙そうそう



☆2部
Hey,Good Lookin'
青春の光と影
Mr.Bojangles
小犬のワルツ
Ave Maria
You raise me up
さとうきび畑
Farewell
今日の日はさようなら




===============



この森山良子さんのコンサートツアー「GREATEST HITS」、ギタリスト梶原順さんが参加されるという事で、
私は昨年10月の大阪フェスティバルホールの公演のチケットを取っていたのですが、
なんと台風の影響で公演が延期になってしまい、
しかも後日行われる事になった振替公演のギタリストは梶原さんではなくなる、という
(私にとっては)不運な事に。。


が、また今年2月に大阪の和泉市で、ギタリストは梶原さんで
森山良子さんのコンサートがある、という事を知って、
「昨年10月のリベンジだ!」という気持ちで、片道約3時間かけて行ってきました。


私は森山良子さんのコンサートに行くのは、今回で3回目、かな。。
前に行ったのは4年前ぐらい?
その時もギタリストが梶原さんだったので行きました。(会場は大阪)



今回は会場にたどり着くまでに相当時間がかかってしまいましたが、
でもとっても素敵なコンサートでした。


ステージセットも、照明もとってもシンプル。
コーラスチームやバックダンサーを従えるわけでもなく。
バックバンドの演奏もなるべく控えめな感じで、バンドの音も薄め。


なんというか…
無駄なものは一切削ぎ落とし、
森山さんの歌と、森山さんのパフォーマンスと、森山さんの存在感。。
本当にそれのみで押しきるような、そんなシンプルなステージでした。


「これは、本当に実力のある人でないとできないよなあ」と感嘆しながら見てました。
(C&Aのライブも、年齢を重ねるごとにどんどん無駄なものを削ぎ落としてシンプルになっていって、
ふたりの歌とパフォーマンスと存在感のみで力強く聴かせるライブになって、本当にかっこ良かったなあ。。
と思い返して、一瞬やや遠い目になったりしつつ。。。)



そういった、本当に必要なものだけをそこに据えた、シンプルなステージ構成の中で、
森山さんの気品あふれる、心やさしい歌を久しぶりにたっぷりと堪能してきました。



特に印象に残った曲は。。


まず、「あなたが好きで」。
私、今までに聴いた事のある森山さんの歌の中で、この歌がいちばん好きです。
今回も泣けた。


そして「家族写真」。
【2013年の「君と僕」@賀茂輝酒造のライブ】のとき、
梶原さん、MCでこの曲好きだっておっしゃってたなぁ。。と思い返しつつ聴きました。



「青春の光と影」は、
真っ青に澄んだ空の中を駆け抜けてゆくような、曲のメロディーと森山さんの歌声がとても素敵で、
梶原さんのギターも空間を渡ってゆく風のように爽やかで、
感動しながら聴きました。
好きだなあの曲。



「小犬のワルツ」は・・
「わん!」の歌詞のところで、バックバンドのメンバーの皆さんが一斉に立ち上がって
手で「わん!」の犬のポーズをするのですが、
もう梶原さん、はまりすぎ似合いすぎ可愛いすぎ(笑)
私はもうこの曲に関しては、梶原さんのあのポーズしか思い出せません(笑)


「Farewell」のラストシーンでは、
梶原さんがエレキギターで、ロックな雰囲気の熱いかっこいいプレイをされてて、
その時に梶原さんが、「あっ、ちょっとやり過ぎちゃったかな。でも本当はもっとやりたいな(笑)」
って感じ(に私には見えた)の表情で、
ドラムスの藤井摂さんと楽しそうに顔を見合わせて笑ってらしたのが印象的でした。



そして「Farewell」の演奏が終わって、
バックバンドのメンバーの皆さんが退場して。
ステージには森山さんひとりがアコースティックギターを抱えて残って。


森山さんが弾き語りで歌いはじめたラスト曲は、「今日の日はさようなら」。


私、この歌を小学校で歌っていた時は特に思い入れはなかったのですが、
この日このコンサート会場で聴いたら「なんていい歌なんだろう」って思ってとても感動しました。


森山さんと、会場にいるみんなで、とても自然なあたたかい気持ちで口ずさみました。
なんか、「森山さんと、ここにいるみんなと一緒に、今この歌を歌いたい」って、
本当にごく自然に、そういう親しみのあるあたたかい気持ちになったんですよね。



「いつまでも 絶えることなく
友達でいよう
明日の日を夢みて
希望の道を


空を飛ぶ 鳥のように
自由に生きる
今日の日はさようなら
またあう日まで


信じあう よろこびを
大切にしよう
今日の日はさようなら
またあう日まで
またあう日まで」



・・・・・


みんなで歌いながら心がきゅっとひとつに繋がって、
とても温かい、素敵なコンサートのラストでした。


結び目のところには…中心には、森山さんの歌と存在があって、それでみんなでひとつになれたんだな。
すごいな。


森山さんがにこっと笑うと、まわりの空間がぱっと輝くような感触があります。
本当に求心力のあるかただなと思います。
そしてかつ、可愛らしい、少女の雰囲気がしっかりと残っている人。


梶原さんのギターは、森山さんの歌の世界に、
繊細な透明な光の粒みたいに、きらっと彩りを添えていて素敵でした。


また梶原さんがギターで参加される森山さんの公演が関西である時には、足を運んでみたいなと思います。


素敵なコンサートをありがとうございました。