●2013年8月25日(日)
「君と僕(梶原順&小田原正広)feat.上新功祐」
【会場】
賀茂輝酒造(広島・西条)
【出演メンバー】
梶原順(Ag)
小田原政広(Ag)
上新功祐(Vo)
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私にとっては二回目の賀茂輝酒造でのライブ。
(初めて行ったのは昨年の4月でした。)
この日は大雨で、新幹線も在来線も大混乱。
どうなる事かと思いましたが、地元のお友だちのナビゲーターで、
無事会場にたどり着きました〜。(ほんとに感謝です。ありがとう!)
さて、ライブ会場の賀茂輝酒造はこんな感じのところです。
ライブが始まる15:00頃にはすっかり雨も上がって晴れました。
酒蔵内でのライブは冷房設備がないので、この猛暑続きの日々の中、大丈夫かな?と心配していましたが、
降っていた雨のおかげで気温もいい感じに下がっていて、ライブにはぴったり!のコンディションとなりました。
さて、ライブのかんたんレポです。
(曲順めちゃくちゃだと思いますがごめんなさい。)
ライブの第一部は、梶原順さんと、広島で活躍するギタリスト小田原政広さんのアコギデュオ
「君と僕」の演奏でスタート。
1曲目は梶原さんの新曲「Rest In Peace」。
なんかこれはちょっと・・・新鮮だったなあ。初めて聴く感じでした。
曲の中には、艶やかな美しい優しさがありました。
とても素敵でした。また聴きたいな。
「僕の師匠が好きな曲で」・・という梶原さんの曲紹介で始まった「Morning Glory」も、
曲の中に流れている色合いがとても綺麗な曲。
「Laughter In The Rain」は、6月の京都YAMATOYAで安達久美さんとのデュオで演奏された時に、
私は梶原さんのこの曲のソロにとても感動したんですが・・・
京都YAMATOYAでの時のソロは、雨の中に優しさや幸せを見つけて、
その優しさや、微笑みが、空間にふわあっと広がっていくような、そんなソロでした。
今回の賀茂輝酒造でのこの曲の梶原さんのソロは、
顔にぱちぱち当たる雨粒が、少し痛いような、熱ような、切ないような・・そんなソロでした。
聴くたびに、違うなあ。。。
当たり前の事かもしれないんだけれど、
なんかすごいなぁって思います。そういうのが。
ユーミンの「中央フリーウェイ」は、グルーヴが、たのしい!気持ちいい!
曲の演奏が終わった後に、梶原さんがMCで
「僕、何かで見たんだけど、この曲って、ユーミンと松任谷正隆さんがつきあってたときに、
デートで迎えに行く時にその道路を通ってた情景を曲にしたものなんだってね。」(←間違ってたらごめんなさい。確かこんな事をおっしゃってたと思う。)
と言って、その後梶原さんが、
「まあ、楽しかったんでしょーよっ(笑)」と言ってたのがおかしかった(笑)
それにしても、梶原さんと小田原さんのアコギの音、本当によく似てる。。
「音の輝き方の種類」みたいなのが、そっくりで。
ぱっと一瞬だけ聴くと、ほんとどっちがどっちかよくわからない、みたいな瞬間が何度もあって、
そのたんびにびっくりしてしまいます。
「オブリビオン」では、演奏中に遠くから蝉の鳴き声が聞こえて来て、そういうのにも感動したり。
梶原さんのギターの音、小田原さんのギターの音、外から聞こえてくる蝉の声。。
この曲での梶原さんのソロは、がっと深く何かを彫っていくような熱いソロでした。
小田原さんのオリジナル曲「帰り道」も演奏されました。
中学生の頃、この賀茂輝酒造の前の通りが、まさしく「帰り道」だったという小田原さん。
ほんっとう〜に心にしんみりと染み入るいい曲です。
夕暮れ時の帰り道の情景、その通りを歩いていた時に自分の中にあった大切な感情、
そのままそっくり伝わってくるような。
優しい情景の中を、優しい感情を持った人が、何かをかみしめながら歩いていくような情景が見えるよう。
哀愁、郷愁も感じます。
またこの曲のメロディーを奏でる小田原さんのギターが、本当に心がこもっていて、丁寧で。感動します。
この曲の演奏が終わった後、
梶原さんが小田原さんに、「どういう中学生だったんですか(笑)」と。
確かに(笑)この曲は、とっても大人の感情が表現されている曲ですもんね。
「思ってる事がいっぱいあるけど、でもそれを上手く外に出せない、みたいな人だったの?」と
梶原さんにさらに聞かれ、返答に困っている小田原さんがかわいかったです(笑)
一部ラスト曲は、これまた小田原さんのオリジナル曲「烏骨鶏」(うこっけい)
この曲の最初にちょっとしたサプライズが仕込まれていて、
曲が始まる時に小田原さんの合図で、会場のお客さんが「こけーっこっこっこっこっこっこっ、こけーっこっこっこっこっこっこっ・・」と
曲のリズムに合わせて歌い出す・・という事をやったんですが、
梶原さん、全く動じず(笑)くやしい(笑)
全く動じないままにこやかに、梶原さんはギターで応じてくださいました。
ユーモアのあるプレイも随所に散りばめられて、この曲ならではの楽しい空間になりました。
笑顔がいっぱいでしたね!
第二部では、梶原さん、小田原さんに加えてヴォーカルの上新功祐(かみしんこうすけ)さんも登場。
歌&アコギデュオでのステージとなりました。
梶原さんのオリジナル曲「存在」と、
森山良子さんの曲「家族写真」は、すごく“きた”なぁ。。
特に「家族写真」は、聴きながら本当に泣きそうになってしまいました。
あんまりその気持ちについて細かく書きたくないかな。
とにかく、大切な事を感じて、かみしめていました。
音楽で、感情で。
スティービー・ワンダーの「Isn't She Lovely」も歌われました。
あああ大好きだこの曲!
盛り上がりましたね〜!
コウスケさんのボーカルで歌われると、また良いんだこれが!
会場が笑顔いっぱいになりました。
この曲のラストは梶原さんが高速フレーズで「びしっ!」と決めて、
それにウケたコウスケさんが「もう一回やって!」みたいな感じになり、
何回もこのシーンを繰り返して演奏したりして、おかしかった(笑)
そしてなんといってもこの日のハイライトは・・
コウスケさんが歌った「梶原さんのお誕生日を祝う歌」!(笑)
そう、この日8月25日は梶原さんの52歳のお誕生日でした。
で、サプライズでコウスケさんが梶原さんのこれまでのプロフィールを、
小田原さんのギター演奏に乗せて、即興で、歌にしちゃいました!
文章にすると意味わかりにくいんですが、当日会場にいた人は、みんな爆笑でしたよね〜。
おっかしかったー。
梶原さんは、聴きながらずっと、困ったような照れたような笑顔。
しっかしまあ、コウスケさんすごいや。よくあんな事ができるなあ。
爆笑しつつも「すっごいなぁ」と目を丸くしながら聴いてた私でした。
で、お誕生日祝いのバースデーケーキも登場して、
梶原さんがふうっ、とろうそくの火を吹き消して、みんなで拍手〜。
わぁい、おめでとうございますーーー。
今年もみんなで笑顔でお祝いできました♪
ライブのラスト、アンコール曲は玉置浩二の「メロディ」。
これも聴きながら目がうるうるになってしまいました。
しみるなぁ〜〜〜。。
なんか、全体を通して、あんまり自分が感じた感情を、
こまごまと書きたくないような、そんなライブでしたね。
(てゆうか、書き表せる種類のものではないし。)
大切なものをじっと感じて、じっくりかみしめていたような、そんなライブでした。
あの時感じてかみしめていた、そのままのものが、すべて。
とても大切な。。。
ライブ中に聴こえてくる蝉の声。
感じる風。
入口近くで日に照らされて、金色に光っていた扇風機。
音楽。
感情。
時間。
そういうものを、まるごと全部、「空間」として味わうライブでした。
この感じは本当に、この会場ならでは、ですね。
梶原さん、小田原さん、コウスケさん、
そしてスタッフの皆さん(←会場スタッフの方々の本当に丁寧な心のこもった対応には心から感謝です。ありがとうございました。)、
素敵なライブをありがとうございました。
今年もみんなで一緒に梶原さんのお誕生日をお祝いできて、嬉しかったです。
良いお誕生日でしたね。