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こまきのブログです。

「Jun Kajiwara & Friends Live!@横浜マルターノ」ライブレポ

komaki-13252008-12-30

●2008年12月30日(火)
「Jun Kajiwara & Friends Live!」


【会場】
マルターノ藤が丘店(横浜)


【出演メンバー】
梶原順(G)
伊藤悠甫(G)
川内啓史(B)
小笠原拓海(Ds)




===================================



【SET LIST】
☆一部
Have Some Fun
Window Shopping
Sleep Walk
Tokyo Rose
Work Song


☆二部
The Gift
Change The World
カクタス
悲しみの恋人たち
You Got The News
Woodie's Nap
Take A Break


<Enc.>
キーはC、リズムはシャッフルのブルース
(曲名わからず・・)


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今回のライブ会場は、「マルターノ」という、
横浜にあるイタリアンレストランのお店です。


今までに何回か梶原さんはこのお店でライブをされてきたそうですが、
今回の「Jun Kajiwara & Friends Live!」をもって、
このマルターノ藤が丘店は営業終了との事。


ライブ当日、お店の中は、たくさんのお客さんで賑わっていました。


マルターノは、スペース的にも、雰囲気的にも
いろんな意味で「ちょうどいい感じ」という雰囲気のお店でした。
店員さんたちの心遣いも細やかで好感が持てました。



さて、ライブレポいきます。


今回のライブは梶原順トリオのメンバーに、
もう一人のギタリスト伊藤悠甫くん(梶原さんのお弟子さんだそうです)を加えた、
ツインギター、ベース、ドラムスという編成でのライブです。


1曲目は「Have Some Fun」!
ギターがもう一本加わっているからなのか、
いつもよりサウンドがぶ厚く感じられました。
厚くて熱いサウンドで、がっしり聴かせてくれました。


2曲目は先日の安達久美さんとのライブでも演奏された
ハイラム・ブロックの曲「Window Shopping」。
冒頭の梶原さんのカッティングがシャープでかっこいいです。


3曲目は「Sleep Walk」。
なんだかいつものSleep Walkより、
梶原さんのギターの音の線が太くしっかりめに感じられました。
でもこの曲のあまい優しい雰囲気はそのまま。
聴いていると優しい夢心地な気分になりますね。


4曲目は大村憲司さんの曲「Tokyo Rose」。
J&Bのライブでも演奏され、
先日の安達久美さんとのライブでも演奏されたこの曲ですが・・


私は、この「Tokyo Rose」のメロディー部分を梶原さんが弾くのを
ライブで今回初めて聴けて、感動でした。
(J&Bのライブでこの曲を演奏する時は浅野さんがメロディーを弾いていたし、
安達久美さんとのライブの時は久美さんがメロディーを弾いていました。)


だから、「うわぁ、梶原さんがメロディー弾くとこんな感じになるんだぁ〜。」
って、感動しながら聴いてました。


憲司さんと梶原さんがひとつになったようで、感動しました。。



1部ラストはブルース曲「Work Song」。
【☆7月の三島のクリニック&ライブ】の時にも演奏されたこの曲、
やっぱりめちゃくちゃかっこいい!
私はこの曲を聴き終わった後って、この曲のメロディーラインが
延々と頭の中で鳴ります(笑)
またぜひライブで聴きたいです。




休憩をはさんで2部スタートです。


1曲目は梶原さんのアコギソロで「The Gift」。
「がっ!」と、やや乱暴?といってもいいような感じの
男らしい雰囲気の弾き始め方でした。
いつもと雰囲気の違う「The Gift」にどきどきです。


2曲目も引き続き、梶原さんのアコギソロで「Change The World」。
「『マルターノ』の店長(?)大西さんが好きだから」という事で、
今回梶原さんがチョイスして演奏されたそうです。
JとDとPのツアーでも演奏されたこの曲、
ロディアスになったり、リズミックになったり、
優しくなったり、熱く激しくなったり・・と
1曲の中で様々な表情を見せてくれました。



3曲目からは他のメンバーもステージへ。
ここからは四人編成のエレクトリックステージです。


四人編成となってからの1曲目は「カクタス」。
「ん?この曲聞き覚えがある・・【☆8月のシグナルズとのライブ(@広島)】
で演奏された曲??」
と思って、後で確認したらやっぱりそうでした。


この曲の雰囲気やメロディーが大好きなんです私。
また聴けて嬉しかったです〜。
いい曲だ!



次に演奏されたのは、先日の安達久美さんとのライブでも演奏された
「悲しみの恋人たち」。
ジェフ・ベックがよく演奏していた曲だそうで。


冒頭の梶原さんの「ふいいいぃん」という感じの浮遊感のあるギターが
なんとも憂いがあって、ちょっと言葉で表現できない感じというか・・。


そして後半はバンド全体がぐいーん、と盛り上がり、
このシーンでは川内くんの、
大きな山がぬおーんと出現してそこにがそびえ立つような、
ダイナミックなプレイがとてもかっこ良かったです。


川内くんのベースは、以前より音の芯が太くなったように感じられました。
安定感も増して、同時にスリリングさも感じられるし、
これから先がますます楽しみですね。



次に演奏されたのは、梶原順トリオの代表曲になってきた感のある
「You Got The News」!盛り上がりました〜〜!!
若者くんたち、すごかったです!!


ギターの伊藤くんは、梶原さんのお弟子さんという事もあってか、
なんだか雰囲気が梶原さんにそっくりのギターでした。


音の粘り具合とか、音の糸の引き方が、
もう見事なまでに、そっくり!
その他のいろんなものも、本当によく似てます。


・・という事で、とっても私好みのギターでした(笑)


アコギの音色が梶原さんとそっくりな方のプレイは
聴いた事がありますが(小田原さんの事です)、
エレキがあんなに梶原さんと似てる方のプレイは
初めて聴きましたね。


そしてもちろん「伊藤くん」というギタリストの、
伊藤くん自身のオリジナルなものも、しっかりと感じられるし。


熱く熱く弾きまくった伊藤くんに、
ソロの後は会場拍手喝采でした!!


かっこ良かったー!
また聴きたいなあ、伊藤くんのプレイ!



ドラムスの小笠原くんは、山下達郎さんのツアーに参加して大活躍だそうで。
すごいですよね〜〜。山下達郎さんですよ?
梶原さんはMCで
「有望な若手の芽を早いうちに摘もうと思ったけど、
そのもくろみは早くも崩れ去った(笑)」と冗談ぽく話して
会場爆笑でした(笑)


小笠原くんはプレイの華やかさがさらに増しましたね。
一音一音の音の質も、以前より「ぎゅっと実がつまった感じ」になってきたかな。
これからも楽しみです。



川内くんのベースソロもかっこ良かったです!
しっかりとつみ立てて、つみ立ててつくられていく
川内くんのベースソロ。


「わっ、そんな風に行くんだ!」って驚くような展開もあり。
ソロがつみ立ててつくり上げられていくその過程に、
すごくどきどきするし、わくわくします。
聴いててとっても楽しく、熱くなりますね。
これから先、川内くんのベースがどんな風に進化していくのか
とっても楽しみです。



そしてこの素晴らしい若者くんたちの師匠、梶原先生も
もちろん熱いプレイをがっつり聴かせてくれました!


盛り上がりまくって「You Got The News」の演奏終了!
会場からは熱い拍手が送られました!
本当に素晴らしかった〜!!


演奏終了後、梶原さんの「若さ爆発でしたね(笑)」の
コメントに、会場爆笑。


いやもう、本当にそんな感じだったので、
あまりにぴったり過ぎるコメントにウケてしまったのでした(笑)



熱く盛り上がった「You Got The News」の後には、
優しい「Woodie's Nap」。
今年の1月に天国に旅立った、梶原さんの愛犬ウッディを想いながらの演奏です。
私もウッディの事を想いながら聴いてました。
ウッディ、天国で幸せに暮らしているといいな。



本編ラストの曲は「Take A Break」。
J&Bのライブを彷彿とさせるような感じで、
熱く熱く盛り上がりました〜!!



そしてアンコール。


演奏前に、梶原さんからお話が。
今日で営業終了となる「マルターノ」藤が丘店の、大西さんへの
感謝の気持ち&エールを梶原さんはお話されていました。
「僕たちの地元で、こういう風に音楽を聴きながら食事も楽しめる・・
という事で、とても貴重な場所でした。
今日で営業終了なのは残念だけど、でも大西さんはまたきっと、
こういう場をつくってくれると思います。」と。。


大西さんも、
「少し時間をいただいて、またきっと何か新しい場を
つくりたいと思います。」と
力強く語ってらっしゃいました。


会場からは大西さんへ向けて、あたたかい拍手が送られました。



そしてアンコールで演奏された曲は、
キーはC、リズムはシャッフルの明るくて楽しいブルースナンバー。


演奏しているミュージシャンも、
聴いているお客さんもみんな笑顔笑顔で、
この日の楽しいライブは終了となったのでした。



あたたかいアットホームな雰囲気の中で行われた、
とっても楽しいライブだったと思います。


私は今回初めて梶原さんの地元横浜でライブを聴く事ができて、嬉しかったです。


またこういう雰囲気の中で、
梶原さんのライブを聴ける機会があるといいなあと思いました。


ミュージシャンの皆さん、そしてマルターノの大西さん、
楽しい時間を本当にありがとうございました!