It Will Be Fine!

こまきのブログです。

「梶原順『EVER』発売記念ライブ@イクスピアリ」ライブレポ!

komaki-13252008-01-27

●2008年1月27日(日)
梶原順スペシャルライブ「EVER」


【会場】
クラブイクスピアリ(千葉)


【出演メンバー】
梶原順(G)
本田雅人(Sax)
松本圭司(Key)
鶴谷智生(Ds)
バカボン鈴木(B)
田中倫明(Per)




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【SET LIST】
☆一部
Pastoral(全員で:梶原[アコギ])
Have Some Fun(全員で:梶原[エレキ])
Cheers!(梶原[アコギ]、本田、松本、田中)
Thank You(梶原[アコギ]、本田、松本)
You Got The News(梶原[エレキ]、バカボン鈴木、鶴谷)
Woodie's Nap(梶原[エレキ]、バカボン鈴木、鶴谷)
Politician(梶原[エレキ]、バカボン鈴木、鶴谷)


☆二部
The Gift〜Benjamin(梶原ソロ[アコギ])
包まれたい(上新功祐[Vo]、梶原[アコギ])
It Will Be Fine(梶原[エレキ]、松本)
Easy To Go(梶原[エレキ]、松本、バカボン鈴木、鶴谷、田中)
熱帯夜(梶原[エレキ]、松本、バカボン鈴木、鶴谷、田中)
Ever(全員で:梶原[アコギ])
Jive(全員で:梶原[エレキ])


<Enc.>
Many Rivers To Cross(全員で:梶原[エレキ])


                                                                                            • -

遂に梶原さんの「EVER」発売記念ライブの日がやって来ました!
会場はクラブイクスピアリ(千葉)です。


この日のチケットは完売。(立見の方もたぶんいたような。。)
たくさんのお客さんで賑わう中、
梶原さんの記念すべきライブはスタートしました。



ステージ上にミュージシャンの皆さんが現れると、
「うわあぁ、ほんと豪華だなぁ〜〜」と圧倒されるような感じでした。


1曲目は渡辺貞夫さんのカバー曲「Pastoral」。
梶原さんはアコースティックギターでプレイ。
清涼感のあるこの曲のメロディーが会場を包みます。
梶原さんのソロアルバム『EVER』に収録されているこの曲では
中盤で貞夫さんのS.Saxソロが入りますが、
この日はこのシーンのソロを本田さんがS.Saxでプレイ。
本田さんが出演してるんだから、
そりゃ本田さんがこのシーンを吹いて当たり前なんですけど、
なんだか貞夫さんのパートを本田さんが吹いてるのが不思議な感じで
「おおお」と思ってしまいました(笑)


この曲演奏終了後のMCでも梶原さんが
「貞夫さんのパート(曲)を本田が吹いてるっていうのが、
僕にとってはすごくメモリアルだったね(笑)」
とおっしゃっていました。
梶原さんは、
「本田も貞夫さんのプレイを聴いて、また新しい発見があったって言ってたね。」
とも。
みんなに愛される貞夫さんです。


1曲目「Pastoral」の演奏が終わって梶原さんのMC。


梶「皆さん、緊張してますか?
・・・僕もいつになく緊張しています。
自分ひとりで全てを仕切るのがこんなに大変とは。。」


そう、いろんな意味で今日は初めてづくしのライブです。


2曲目は梶原さんはギターをエレキに持ちかえて「Have Some Fun」。
1曲目の「Pastoral」の穏やかな優しい雰囲気とはがらりと変わって、
いきなりロックで熱い雰囲気に!
フルメンバーでの演奏で音圧もすごいです。
メンバーの熱い演奏に、演奏終了後は客席から歓声が。


そして梶原さんのMC。


梶「今日は最初は演奏する人数が多くて、
だんだん減っていく仕組みになっています(笑)」


との事で、ここでベースのバカボンさんとドラムの鶴谷さん退場。


3曲目は梶原さん(アコギ)、本田さん(フルート)、松本さん、田中さんの4人で
「Cheers!」を演奏。
なんだかこの編成で聴くと、あたたかい優しい感触の「Cheers!」になっていて
とっても素敵でした。聴いていてすごく心地よかったです。


次はまた一人減り(笑)、
梶原さん(アコギ)、本田さん(アルトサックス)、松本さんの三人で
「Thank You」を演奏。
アルバム『SOURCE2』に収録されている「Thank You」の雰囲気に
近いアレンジでの演奏でした。
冒頭の松本さんのアコースティックピアノ&梶原さんのアコギのシーンが
とっても素敵でした。心にすうっと染み渡りました。


次はメンバーが入れ替わって
梶原さん(エレキ)、バカボン鈴木さん、鶴谷さんの三人
(「JK Trio SE」のメンバーですね)で、
「You Got The News」を演奏。


バカボンさんのソロシーンがすごかったです!
ベキベキゆってました(笑)
バカボンさんのベースが「ベィン!」と響くと、
心をちょっと乱暴にぶっ叩かれるような感じがしましたね〜。かっこ良かったです。
会場からも歓声が飛んでました。
そして梶原さんのカッティングソロシーンもかっこよかったです!
バカボンさんが手拍子の仕草をして、客席みんなも手拍子で
盛り上がりました!


次の曲は「Woodie's Nap」。
(ひき続きJK Trio SEのメンバーで。)
演奏前に、梶原さんからウッディに関するお話がありました。
そのお話の後に演奏された「Woodie's Nap」は、
梶原さんのウッディに対する気持ちがいっぱい伝わってくる演奏でした。
私もウッディに感謝しています。
ありがとう、ウッディ。


一部ラストもJK Trio SEのメンバーで「Politician」を演奏。
「歌うたびに上手くなる」と私の周りで評判の(笑)
梶原さんのお歌です。もうすっかり堂々とした雰囲気。
男前な歌とギターで第一部をしめくくったのでした。


それにしてもライブ中ずっと、梶原さんはほぼ一曲演奏するごとに
ギターを取り替えているような状態だったので、
見ていて楽しかったです(笑)
梶原さんのギター達も総出演だな〜、って感じでした。




休憩をはさんで二部スタートです。
二部の最初は梶原さんソロ(アコギ)での演奏。
「The Gift」〜「Benjamin」のメドレーです。
とってもあたたかくて優しい、梶原さんらしい演奏でした。
すごく素敵でした。


演奏終了後に
「今僕がソロで弾けるのはこの二曲しかないんです。
弾いてる方も緊張したけど、聴いてる方も緊張したでしょ?」
と梶原さん。
いえいえそんな事ないですよ。すごくすごく素敵でしたよー。


梶「このまま、一人なまま演奏するってわけじゃないですよ(笑)」


との事で。
ここでゲスト登場です!ボーカルの上新功祐(かみしんこうすけ)さん!
わー、久しぶりです〜!!


功祐さんの歌の魅力について熱く語る梶原さん。
そして、功祐さんのボーカルと梶原さんのアコギで「包まれたい」を演奏。
功祐さんのアルバム『道しるべ』の中では
私はいちばん好きな曲です。今日聴けて嬉しい〜。
功祐さんの伸びやかな(なんだか以前に比べて暖かさも加わった感のある)ボーカルと、
毛布みたいにあたたかく優しい梶原さんのアコギの
コラボレーションがとっても素敵でした。
3月には、功祐さん&梶原順トリオのライブも予定されていますね。楽しみですね!


功祐さんが退場して、今度はステージ上に松本さんが登場。
梶原さんと松本さんの二人で演奏される曲は・・・
なんと「It Will Be Fine」です!!
きゃあ〜、嬉しい!!!
個人的にこの日いちばん聴きたい曲でしたが、
アレンジ上ライブで再現するのは無理かなと思ってほぼ諦めていました。


梶「音源は、松本君のiPodで。なんてお手軽な(笑)」


ピアノの椅子に座って、客席に向かってご自分のiPodを見せてくださる松本さん。
ウケる会場(笑)


演奏スタート・・・ですが、
最初、松本さんがiPodの音源を鳴らすシーンで失敗。
「今のはなかった事にしてください。」と梶原さん(笑)


で、再スタート。


松本さんのiPodで、アルバム『EVER』に収録されている
この曲のシンセベースなどのカラオケ音源を鳴らしながら、
そこに松本さんの生ピアノ、梶原さんのエレキを
重ねていくかたちでの演奏となりました。
ほぼアルバム『EVER』に収録されているバージョンと同じ雰囲気の
「It Will Be Fine」がライブ会場で再現される事になったわけですが〜・・・


もうこれは、めっちゃくちゃ素敵!!!でした!
とても言葉では言い表せないぐらいに綺麗でした。
空間を漂う梶原さんの美しいギターの音色を、音の輪郭を
ほとんど夢心地で味わっていました。
ほんっとうに綺麗でした〜。うっとりでした。
聴けて幸せでした。嬉しかったです。



次は本田さん以外のメンバーが全員ステージに登場。
曲は「Easy To Go」。
キーボードが加わっただけでずいぶん雰囲気が違って聞こえます。
なんだかいつもよりファンキーな感じに聞こえたような。
この曲での松本さんのソロがすごかったです。
だんだんと熱を増していって、終盤ではちょっと狂気な感じの「怖い」テイストも
織り交ぜながらのソロになって、かっこ良かった!
会場拍手喝采でした!



次も本田さん以外のメンバー全員で「熱帯夜」を演奏。
この「熱帯夜」が、すごかった!
もう、「“超”昭和」って感じで!
今までライブで聴いた中で最も昭和な感じのする「熱帯夜」でした(笑)
ピンク色に光り輝くライトが見えまくった感じです。
なんであんなに昭和の雰囲気ムンムンになったのかな〜。
昨年8月の「梶原順トリオSE@高円寺ジロキチ」で聴いた「熱帯夜」も
かなり昭和度高めでしたが、
今回イクスピアリで聴いた「熱帯夜」の昭和度はそれよりさらに上を行ってました。
これもキーボード効果なんでしょうか。よくわかりませんが。。



「ずっと待ってる人がいるんですけど(笑)」と梶原さん。
ずっと待ってた本田さん、ステージ上に登場です(笑)


メンバー全員で、アルバムタイトル曲「Ever」を演奏。
梶原さんはアコギです。
ミュージシャンの皆さんの想いが重なった、
あたたかく優しい音楽が会場全体を包みます。
とても広がりのある、愛情あふれる素敵な空間になっていました。


本編ラストは「Jive」を演奏。
アルバム『EVER』での演奏メンバーとほぼ同じメンバーで
この曲が聴けると思うとわくわくしましたね〜。贅沢でした!


中盤ではドラム鶴谷さん×パーカッション倫明さんでの
掛け合いの長いソロシーンなんかもあって、
これがすごく白熱して、かっこ良かったです!
鶴谷さん×倫明さんの組み合わせでのソロバトルなんて
そうそう聴けるもんじゃないですよね〜。貴重シーンでした!
パーカッションずきとしては、手に汗握りました!


終盤ではアルトサックス本田さん×梶原さんのエレキでのソロバトルも!
こちらも盛り上がりましたね。


たくさん盛り上がって、たくさん楽しんで。
本編終了となりました。



アンコールはジミー・クリフの曲「Many Rivers To Cross」。
メンバー全員での演奏です。(梶原さんはエレキでプレイ。)


心に熱く染み渡るような演奏で、この日のスペシャルライブは幕を閉じました。




いや〜、ほんと豪華なライブでしたよねー。
ステージ上のメンバーの皆さんを見ながら終始、
「すごいなあ。すごいなああ。」と思っていた私でした(笑)


いろんな組み合わせでいろんな曲が聴けて、大充実の内容でした。


梶原さんの新しい一歩を見る事ができて、本当に幸せでした。
そのひとことに尽きます。


梶原さんにとっても、聴いている私たちにとっても、
いろんな事が初めてづくしの貴重なライブでした。
その大切な時間を共有できて嬉しかったです。


梶原さん、メンバーの皆さん、お疲れ様でした。
素敵な時間をありがとうございました。


「今後も年に一回ぐらいのペースで、
このような形でライブができたらと思っています。」
とおっしゃっていた梶原さん。
ぜひぜひ、実現してくださいね!!


これから先の梶原さんの活動を、楽しみにしています!


☆梶原順オフィシャル・ウェブサイト