週末のウォーキング。
歩くのにとても良い季節。
秋の空模様は表情豊か。
見飽きる事がない。
ものすごく大胆でもあり、この上なく繊細でもあり。。
家から10分ぐらい歩くと、風景が一転して、本格的な田園地帯が広がる。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」・・・
しっかりと実った黄金色の稲穂の、自然なカーブが美しい。
そんな稲穂たちを見ながら、稲穂たちに囲まれながら、歩いてゆくと、なんだか豊かな気持ちになってくる。
「グーちゃんは梶原さんの愛で鍛えられて(いいなあ!)足腰の強い小型犬になるから、
じゃあ私は、足腰の強い小型人間を目指そう。」
とか、よくわかんない事を考えながらてくてく歩く。
自分の足が刻む「たっ、たっ、たっ」というリズムをしっかりと感じる。
そして今、自分の身体の中で脈打たれているはずの無数のポリリズムにも・・・
聴こえないはずの音にも、耳を澄ませようとする。
感じようとする。
歩いている途中で、何人かのランナーやウォーカーとすれ違う。
みんな、自分の力で、自分に何かを与えようとしている人たちだ。
歩け、歩け。
前へ、前へ。
まだ今は先の事が見えなくても。
とにかく今自分にできる事を、一生懸命に。
ね。