It Will Be Fine!

こまきのブログです。

バームクーヘンの層みたいに


私が初めて「Plays Steely Dan」【メンバー:天野清継(G)、梶原順(G)、バカボン鈴木(B)、鶴谷智生(Ds)】のライブを見たのは、
2012年1月でした。


恥ずかしながら、それまで私はあまりSteely Danの音楽の事を知らなかったんだけれど、
そのライブでとっても感動して、


その後、Steely Danのアルバムを買ったり、


「即レコLIVE」サイトの「Plays Steely Dan」ライブ音源を購入して何度も聴いたり、


9月にバカボン鈴木セッションを見に京都RAGに行ったときに、
開演前か終演後のBGMでドナルド・フェイゲンのソロアルバム
かかってるのを聴いて、いいなと思って買ったり。。



Plays Steely Danのライブで聴いて初めて知って感動した曲たちを、CDで、オリジナルの原曲で聴くとまた違った発見がありました。


そしてCDで原曲を聴き込んだ後に、即レコLIVEサイトのライブ音源を聴くと、
「そうか、原曲をPlays Steely Danのライブではこんな風に演奏してたんだ。」と、そこでもまたいろいろ発見。


で、その即レコLIVEサイトで聴き込んで大好きになった曲たちを、
今度はまたドナルド・フェイゲンのソロアルバムで聴いて、またまたいろいろ新たに感じるところあり。。。


そしてまた最近、即レコLIVEサイトの「Plays Steely Dan」ライブ音源をよく聴いているのですが、
その音源の中で、最近すごく鶴谷さんのドラムに耳が行くようになり、
ドラムのリズムパターンだけを延々と追いながら聴いていると、
今まで何度も繰り返して聴いてきたはずの音源が、また今までとは全然違うものに聴こえてきたりとか。。




はじめてPlays Steely Danのライブに行って、深く感動した時に、
その時に私の身体の中に何か芯みたいなものができて、


それから、ここに書いてきたようにいろんなシチュエーションでSteely Danの音楽に触れていくたびに、
バームクーヘンの層を、芯のまわりに、くるん、くるん、と一枚ずつ重ねてじっくりと焼いていくみたいに、
自分の音楽の楽しみ方が豊かになってゆく。


厚みのあるバームクーヘンみたいに、ふくよかに豊かに。


あるいは、年月を重ねた樹木の年輪のように、しっかりと確かに。



Steely Danの音楽に関してだけじゃなく、
今まで、いろんな音楽に出会うたびに、そういう感触を感じてきて、
そういう時、とても幸せを感じます。


音楽に対してだけじゃなく、
自分という人間そのものが、
豊かになっていくような感覚を感じるから。。