好きなアルバム紹介27〜「Soul Vaccination」（TOWER OF POWER）

アーティスト: タワー・オブ・パワー
出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
発売日: 1999/08/18
メディア: CD
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先日5日8日にビルボード大阪にタワー・オブ・パワー（以下TOP）のライブに行った後に買って、
ここんとこ毎日首ったけ状態で聴いているTOPののライブ盤です。（1999年リリース）
かーーっちょいい！！！です！！

もんのすごい「前のめり」な演奏。（特に最初の数曲）
「前のめり」っていうか、もう「走ってるよ！」と言ってもいいぐらいだと思うんだけど（笑）、
聴いててすっごくどきどきします。
理屈やらなんやらを飛び越えたところで、
「強い勢いを感じる」「強い気持ちを感じる」演奏っていうのはいいですよねえ。
（ただちょっと私はこのライブアルバムのボーカリストは個人的には苦手ですが。。
上手さを「ひけひらかしてる」ような歌い方に感じられて。
そういう意味では、現TOPのボーカリストのラリーのボーカルは誠実だし、良い意味で品があるなあ。）

このアルバムで私が買ったTOPのアルバムはやっとこさ3枚目なので、
私はTOPに詳しいというわけでは全っ然ないんですが、
「何だかわからないけど、とにかくすっごい好きやねん！！」という気持ちでおります。

「TOPの魅力を挙げよ！」と言われたら、
その圧倒的なグルーヴや、
とにかくFUNK！FUNK！FUNK！なところや、
夢みたいに華やかなブラスサウンド、
戦艦みたいに頑丈なロッコ×ガリバルディのリズム隊・・
がぱっと頭に浮かぶんだけど、
私は先日TOPのライブに行って、自分の中でTOPの新しい魅力を見つけました。

それは・・・

TOPの音楽の中のいたるところに、和音の響きの中に、
「この世界は素晴らしいものなんだよ。」
という、世界とか人とか人生とか愛とかを肯定しているような響きが感じられるところです。

非常に感覚的なものなので、上手く言えないんだけど。。

なんか先日TOPのライブ中にぼんやりとそういう気持ちを感じてたんですが、
その後にこのライブ盤を買って聴いてて、
「うん、私が感動したのはそういうとこだね！」って
改めてくっきりと確認しました。

TOPのそのサウンドの中に（特にホーンセクションのサウンドの中に）、
「世界の善きもの」を大きくひろびろとした心で信じているような、
そんな気持ちを感じさせてくれる和音がいっぱいあって、
そんな素敵な和音がたっぷりとあのビルボード大阪の空間に広がって、
自分がその幸せな空間に身を浸している事を実感したときに、
私はなんだかじわっと涙目になったり、
どうにも嬉しくってぴょんぴょん飛び跳ねたりしてたんだなー、と。

あのライブ空間はほんとうに夢みたいな世界だったな、と改めて思います。
ほんとに貴重なものだったんだ、と。

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今回このアルバムを買って、
「Soul With A Capital‘S’」の訳詞を初めて読んだんですが、
これがまたかっこ良くって。

俺が熱くなるのは
ソウルフルな歌を聞くときだけ

俺は大文字の“S”が付いたソウルが好きなんだ
でっかい“S”の付いたソウル
なんたって最高なのはスイートなソウル・ミュージック
でっかい“S”の付いたソウルだ

音楽は人を喜ばせたり
悲しませたり
音楽は最悪の日を
人生最良の日にすることもできる
エンターテイメントってことで
俺が選ばなきゃならないなら
君とは意見が合わないかもしれないけど
俺はリズム＆ブルースが好きなんだ