It Will Be Fine!

こまきのブログです。

ゴムマレットにゴムを巻く

きのう3月6日の日記で、
マリンバ組曲第3楽章の『Blues』の練習をこれから始めます」と書きましたが、
この曲「Blues」の楽譜にはマレットの固さの指定が載っていて、
その指定は「Soft rubber mallets」となっています。


「Soft rubber mallets」・・・柔らかいゴムのマレット。


うーん、困ったなー。
私はゴムマレットは比較的固めのやつしか持ってないのです。
持っている中でいちばん柔らかいものでもミディアムの固さです。


で、この自分が持ってるミディアムの固さのゴムマレットで試しにこの曲を弾いてみたら、
やたらと明るいからりとした音が鳴るので、やっぱりこの曲「Blues」には合わない感じ。
こんな健全な雰囲気では困る!
もっとくぐもった、鈍い感じの音が欲しいんだけどな。


で、どうしたものかと思ってレッスンの時に先生に相談してみました。




すると先生からは、


「『Soft rubber mallets』か。。もっと柔らかい感じだよね。
ゴムマレットの上に、更にぐるっとゴムが巻いてある、特殊なマレットがあるんだよね。
そういうマレットの事を指しているのかもしれないね。
でもそういうのって買うとすごく高いのよ。
自分で作ってみたら?
ホームセンターとかでゴムのシートを買って来て、両面テープか何かで
今使ってるミディアムのゴムマレットの上にぐるっと巻いてみるの。
そうやって自分で作ってみるのも楽しくない?」


というお答え。


自作かぁ〜〜〜!
毛糸巻きマレットを自作して自分で固さを調節する人がいる、という話は聞いた事があるけれど、
そうか、ゴムマレットも作れるのか。。


まさか自分が自作マレットに挑戦する日が来るとは思ってもみませんでした(笑)


でも、確かに面白そうーー。



って事で、早速週末にホームセンターに行ってみました。


いろいろゴムのパーツはあるけれど、固さとかがさっぱり見当つかない。。。
いちかばちかで買うしかないか。。


って事で。
えい!っと勘を頼りに買ってみたのがコレ。




机の角っこ等のゴッツン防止用にはるゴムシート。880円なり。
厚さ的になんとなくこんなもんかな、と思いまして。。






そしてこのシートを、マレットに合わせて幅と長さを調節して切ります。






シートをはるのはこのマレット。






シートの裏に両面テープをはって、
マレットにくるくるくるー、と巻いていきます。






できた!






上から見るとこんな感じ。
なんだかチョコレートを巻いてるみたいで美味しそうな仕上がり(笑)



で、試しにこの自作ゴム巻きマレットで恐る恐るマリンバを弾いてみたら・・・



おおおお!けっこういい感じじゃないですか!!びっくり!
くぐもった雰囲気の、なかなかいい音が出てる!


よっし、このまま残りの3本とも全部巻いてしまおう〜〜、と
調子に乗ってうきうきしながら、残りの3本のマレットにもくるくるゴムを巻いてみました。
なんだかわからないけど、この妙な作業が楽しくて仕方がない(笑)
完全に図画工作気分ですね。


そして・・・





4本ともゴム巻き完成〜〜〜!!!
わーい!



で、さっそくこの4本を使って弾いてみましたが・・・


普通の音量ならほぼ問題ないんだけれど、
フォルテの音量で弾くと「ぺちぺちぺち」って、ゴムの妙な音がする。。。
うむーー。


しばらく使い込んだらなじんで、この「ぺちぺち」な音も鳴らなくなるかなー?
どうなんだろう。。


とりあえずこのゴムを巻いたマレットを次のレッスンに持って行って、また先生に相談してみます。
またこれからも改良するかも。


とりあえず、ゴムマレット試作第1弾でしたー。