上原ひろみちゃんの「CLAIR DE LUNE」

ビヨンド・スタンダード(通常盤)

上原ひろみちゃんのカバーアルバム『BEYOND STANDARD』に収録されている
「CLAIR DE LUNE」という曲が大好きでよく聴きます。
（この曲はドビュッシーの「月の光」のカバー。）

聴いていると自分の心が深く優しく広がっていくのを感じます。
「音楽っていいなあ」と思う。

曲の中で、月の光がいろんな色や温度に変化していくのを感じる事ができます。
そういうのを感じているのが、ただただ幸せ。

ピアノはワルツを踊りながら、いろんなかたちで愛を歌ってる。

曲の中盤にちらっと一瞬だけ登場するタンバリンがまた良くって。
タンバリンの鈴の音と一緒に、自分の心もとても心地よい感触で、
「たんたんたん」と軽く優しく（でもしっかりとした存在感で）叩かれる感じ。

こんな風にね、たった一瞬のタンバリンの音を
恋焦がれるような感じで大事に大事に聴く瞬間が、すごく幸せだなぁって思うんです。
何回も言うけど「音楽っていいなぁ」って本当に思います。

この曲の、ラストの和音もとても好き。
あたたかい湖みたいな和音。
深い愛を含んだ和音。
和音は感情の折り重なり。。

音楽はすてき。

ひろみちゃんのピアノはすてき。