「自分の心で」感じなきゃ

上原ひろみさんの最新アルバム「タイム・コントロール」。

「今度行く25日のライブはこのアルバムの発売記念ツアーなんだし、聴いとかなきゃ。」
と思いつつも、私このアルバムをなかなか買う気になれませんでした。

なぜかというと・・・
このアルバムを聴いた人の感想を、ブログなんかでちょくちょく読んでたんですけど、
自分が目にした範囲の中でたまたまそうだったのかもしれないけど、
このアルバムの評判は「あまり良くなかった」んですよね。

ずっとピアノ・トリオ編成でのアルバムをリリースしていた上原ひろみさんでしたが、
この最新アルバム「タイム・コントロール」は
エレクトリック・ギターを加えた初の「バンド形式での」アルバムだったんです。
「ギターはいらない！以前のようなピアノ・トリオがいい！」という感想が
ネット上で多く見られました。

で、そういう意見を読んで
「ふーんそうなのか。あんまり良くないのかな〜。」
とか思っちゃって、敬遠してたんですよね。

でもこのアルバム、いざ買って聴いてみたら・・・

すっごく良かったのです！！！（私の中では）

多くの人が「ギターを加えた」編成に違和感を持ったようですが、
私はその「ギターを加えた編成」にすごく新鮮さを感じたし、
そのギターこそが、このアルバムのすごくいい刺激になっていると思いました。

「ギター、いいじゃん！」
「乾いた感触で肌をじりじりと引き裂いていくようなギター、いいじゃん！」
って思いましたね。
で、このアルバムにもすごくはまりました。
このアルバム大好きです私。

思ったんですけど・・・
あんまり「世間の評判」みたいなものに左右されてはいけませんね。
大事なのは、「“自分が”その音楽を聴いて、その作品に触れて、どう思うか」
ですもんね。

たとえ世間で評判が良くなかろうと何だろうと、
あるいは逆にブームであろうと、そんなものに関係なく、
「自分が」好きだと思ったなら、自分がいいと思ったなら、
それは自分にとって価値のある音楽です。
（音楽に限らず、本でも映画でも、何でも同じ事が言えると思うけど。）

世間の評判とか、セールスとか、
そういうものをある程度「参考に」するのはまぁいいとしても、
あんまりそういうものに左右されすぎたり、先入観を持ったりしないように
気をつけないといけないなー、と思いました。

大事なのは、“自分が”「好きか」「嫌いか」、ですよね。
「自分の」心に響くものかどうか。。。

そういうシンプルな気持ちを大事にしながら、
これからも音楽やその他のいろんなものに触れていきたいなぁと思いました。

しっかりと「自分の心で」感じなきゃ。。。

It Will Be Fine！