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こまきのブログです。

「JとB@広島JIVE」ライブレポ!

●2006年12月28日(木)
「JとB New Album "Gift" 発売記念ライブ 」


【会場】
LIVE Cafe JIVE(広島)


【出演メンバー】
梶原順(G)
浅野祥之(G)


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【SET LIST】( )内は作曲者名
<一部>〜なつかしの曲コーナー〜
THANK YOU(梶原順)
TOKYO ROSE(大村憲司)
一期(浅野祥之)
FIELD OF DREAMS(梶原順)
SMILING(梶原順)
POLLEN SHOWER(梶原順)


<二部>〜アルバム「GIFT」コーナー〜
DON'T BE CRUEL(Otis Blackwell-Elvis Plesley)
MEMORIES(梶原順)
THE BEGINNING(梶原順)
THE GIFT(梶原順)
GREEN EARRINGS(Walter Becker-Donald Fagen)
ローカル・ヒーローのテーマ(Mark Knopfler)
どうですかね〜(浅野祥之)


<Enc.>
RISA(青木智仁)



※セットリストで抜けてる曲や、曲順違いがあったら、
気づかれた方はフォローお願いします。


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この日のライブは「THANK YOU」からスタート。


梶原さんいわく、
「ここのところアルバム『GIFT』からの曲を演奏する事が多かったので、
一部では『GIFT』以外の曲をやります。」
とのこと。


おふたりのギターのサウンドに包まれて、
自分の体の細胞が、生き生きと蘇っていくのを感じました。
体や気持ちが復活していくのを感じました。


私は何度心が涸れそうになっても、
梶原さんのギターの音を聞くたびに、蘇ることができるのだなー、と思いました。


土の中から顔を出したちいさな緑の芽が、
太陽の光を浴びて、水を吸収しながら育っていくように、
私の心や体も、梶原さんのギターの音を浴びて、吸収して、
これからもすくすく育って行くのだな、とそう思いました。
ほんとうに、今の私にはなくてはならないものになっています。
梶原さんのギターの音は。



この日のJIVEでのJとBは本当に素晴らしかったです!!
今まで聴いたJとBのライブの中で、
自分の中ではナンバーワンと言ってもいいかもしれない、というぐらいの内容でした。
なんだかこの日の演奏は、とても男らしくて熱い演奏に聞こえました。
音がぶ厚くて、かつ熱くて、無限の広がりを見せる音世界に圧倒されました。
今まで何度も聴いてきた曲も、まるで初めて聴いた曲みたいに聞こえて大感動でした!


JとBはどんどん進化しているし、ライブってほんと生モノで、
同じ曲を演奏していても、同じように聞こえるときは一度もないんだなー、と
改めて実感した瞬間でした。


最近JとBのライブを聴いていて思うのが、
ダイナミクスの幅の広さが、ライブを重ねるたびにぐんぐん広がっていることです。
ここ最近のライブで、本当にそれを強く感じます。
加速度をつけて広がって行っているような気がします。
ものすごいスケール感で、すごいなぁって思います。



一部の「なつかしの曲コーナー」嬉しかったです。
久しぶりに聴く曲がたくさんでした。


窓の外では雪が降っています。
「TOKYO ROSE」が演奏されているとき、
「窓の外の雪が降る様子と、曲の可憐な雰囲気がぴったり〜」と思って
うっとりしていたのですが、
この日の「TOKYO ROSE」は、中盤からものすごく熱い熱い広がりのある展開になり、
「可憐」なんて言ってられる感じじゃなくなってきました。
ものすごくドラマチックでしたー!すごかった!!
梶原さんも演奏後、
「(曲や演奏が)初めての顔を見せた感じがしたね。」
とおっしゃっていました。


「FIELD OF DREAMS」もすごい迫力だったなああ。
光がぱちぱち飛び散るような感じで、
梶原さんのギターの音色が空間の中で弾け飛んでいました。


「SMILING」、「POLLEN SHOWER」も久しぶりで嬉しかったです。
「ずっとこの曲たちを聴いてきたんだよね」って感じで、
聴きながら、JとBの音楽とともに歩いてきた自分の中の時間をたどる感じで、
あたたかい気持ちになりました。



MCでおかしかったのは、浅野さんの雪かき話。
(以下、梶原さん=J、浅野さん=B)


J:「今日は雪が降ってますね〜。浅野さんの雪かきは、すごいんですよねー。」
B:「そう、北海道出身ですからね。
北海道の雪かきってのは、つらいんですよね。雪が降ってる中でやるわけだから。
雪かきしてもしても、なくならないという・・・。」
J:「そうだよね。でもやらないと雪の重みで家とかつぶれちゃうんだもんね。」


J:「皆さん、雪かきのご用命は、浅野さんまで!(笑)」
B:「はい、弁当ぐらい出してくれたら・・・。」
J:「ええっ、そんなんでいいの?(笑)」
B:「おいし〜い弁当ね(笑)」
J:「(笑)」
B:「で、弁当の中にお札とか入れてくれたら・・・(にやり)」
(会場爆笑)
J:「のり弁じゃないんだ〜。札弁?(笑)」
B:「そうそう(笑)」


ってことで、浅野さんに雪かきをお願いするときは、
皆さん「札弁」を用意しましょう(笑)



二部の演奏で印象に残っているのは「THE BEGINNING」ですね。
中盤、梶原さんと浅野さんが、
お互いここから先どっちに行くのか探り合い〜、みたいな雰囲気になって
「わあ、どうなるのかなあ」とどきどきしながら見ていたら。。。


梶原さんがだんだんテンポを緩めて、梶原さんは演奏ストップ。
そこで浅野さんは、梶原さんのバッキングなしの
まったくのひとりでのソロ状態!


浅野さんのしぶうぃソロが鳴り響いたあと、
また梶原さんが再びリズムを刻み出して、テーマに戻って。。


という、この展開の「THE BEGINNING」は初めて聴きましたー!
かあっこ良かった〜!!どきどきしたなあ。


「MEMORIES」の中間部の盛り上がりも、すごかったなあ。
ものすごく熱い演奏でした。


「THE GIFT」は、あたたかく心にしみました。
大切に聴きました。


「GREEN EARRINGS」はもう、言うまでもなく
めちゃくちゃカッコよかったです!!とても熱くてスリリングでした!



ライブのラストは、青木智仁さん作曲の「RISA」。
優しくあたたかい「RISA」でした。
いろんな思いを重ねながら聴いていました。。



本当にすばらしいライブでした。
ライブが終わる頃には、私はすっかり癒されて満たされて、
とても幸せなあたたかい気持ちになっていました。


音楽の「治癒力」を強く感じました。
自分にとって梶原さんのギターがどれだけ大事なものなのかという事も、
改めてよくわかったライブでした。


仕事が終わってからのどたばた遠征だったけど、
「本当に来てよかったなあ」と心から思いました。
ほんとうにこの日のライブが聴けてよかったです。



☆2006/12/8の日記〜好きなアルバム紹介17「GIFT」(JとB)