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こまきのブログです。

「KJB@大阪バナナホール」ライブレポ!

komaki-13252007-02-09

●2007年2月9日(金)
「KJB 〜T.Kadomatsu Featuring JとB〜」


【会場】
バナナホール(大阪)


【出演メンバー】
角松敏生(Vo、G)
梶原順(G)
浅野祥之(G)



【※注!ネタばれあり!!】




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久しぶりのバナナホールでした。
「前にバナナホールに来たのはいつだったかなぁ。
前にここでライブを見たのはJ&Bのライブだった気がする・・・。
そして私はここではJ&Bのライブしか見ていないような気がする。。」


と思って、家に帰って調べてみたら
私が今までにバナナホールでライブを見たのは二回でした。


一回目が2003年8月のJ&Bのライブ。
二回目が2004年7月のJ&Bのライブでした。


やっぱりバナナではJ&Bのライブしか見てなかった。。
だから私の中では「バナナホール=J&B」というイメージです。


そして今回のKJBで、
私にとっては約二年半ぶりのバナナホールとなったわけです。
時間ってほんとあっという間に経つなぁ。



さてさて、この日のバナナホールはテーブルもとっぱらって
椅子をぎゅうぎゅうに並べた状態で超大入り満員。


ライブは、すっごく楽しかったーー!!
昨年末のKJB@神戸の時よりも
さらに進化してパワーアップしてる感じで、本当に楽しかったです。
会場が神戸ウィンターランドよりも広い大阪バナナホールという事で、
その点でもまたライブの雰囲気が違いましたしね。いろいろ新鮮でした。


この日のライブも、昨年末の神戸と基本的な進行は同じで
まず角松さんが一人で登場して数曲歌い、
その後JとBのおふたりが登場して、
角松さんとJとBの三人で「アガルタへの道」を演奏。
(この曲での梶原さんのソロが、りりしく光る感じでかっこ良かった!)


その後がJとBのみの演奏コーナー。
JとBで五曲演奏されました。



【JとBコーナー SET LIST】
●MEMORIES
●THE GIFT
●TOKYO ROSE
●DRIZZLE
●FIELD OF DREAMS



「MEMORIES」の演奏が始まった瞬間、
あのふんわり優しいメロディーが、
広いバナナホールの空間に柔らかく降り注いで、とっても感動でした。
「広い空間で聴くJとBもいいなぁ〜。」って思いました。


「THE GIFT」聴けて嬉しかったです。
中間部の浅野さんのごりごりとした男らしい感触のソロが
とってもかっこ良かったです。


「TOKYO ROSE」素敵でした!!
一曲の中でも、可憐な雰囲気になったり、熱い感情がほとばしったり、と
さまざまな表情がくるくると入れ替わっていました。
浅野さんのソロはなんだか「孤高」って言葉が似合う感じのソロでした。
美しい誇り高い感じのソロ。
ギターを弾く浅野さんの姿の向こうに、
私は一度も出会う事のできなかった憲司さんの姿を見ていました。


そしてなんといってもかっこ良過ぎたのが「FIELD OF DREAMS」でしょう!!
かっこ良かったー!!本当にかっこ良かったーー!!!(←うるさい)
ステージ上で何かが発火するかと思いました!
聴いてて自分がどうにかなっちゃうかと思いました。
本当にどきどきしました。
梶原さんのプレイも、火花が飛散るような感じで、すごかった!!


たった二人のプレイヤーがつくり出すものすごいグルーヴが、
バナナホールの広い会場をのみ込んでいきました。
あれは本当にすごかった。。。


いまこの会場にいるJとBを知らない人たちに、
「この人たちすごいでしょう?!」って言って回りたい気持ちでいっぱいでした。
勝手に誇らしかったです。
演奏が終わった後、バナナホールの満員の客席は拍手喝采でした。
素晴らしかったです!!



JとBコーナーが終わった後は再び角松さん登場、で
三人で角松さんのオリジナル曲を演奏。


「風車」の梶原さんのギター、素敵だったな。
ゆったりグルーヴでした。
(グルーヴにも、ほんといろんな種類があるなぁ。)
聴いていると、風景が目に浮かんで来そうな演奏でした。


IZUMO」も熱くてかっこよかったなぁ。
このへんの曲を聴いていると、梶原さんが参加していた
Elasticツアーの時の事を思い出します。



アンコールの1曲目では、JとBのおふたりで
ベーシスト青木智仁さんの曲「RISA」が演奏されました。


ご自分の中の青木さんへの想いをなぞるように、
あるいは青木さん自身の想いをなぞるように、
大事に「RISA」のメロディーを弾く梶原さんと浅野さんの姿を見ていて・・・
私は「人って尊いなあ」と思いました。


「亡くなった人を“生かし続ける”事ができるかどうかは、
残された私たちにかかっているんだ。」
と思いました。


私たちがその亡くなった人の事を、
どんな風に心の中であたため、愛し続け、そして覚え続けていくかで
その亡くなった人が、亡くなってもなお
「生き続ける事ができるかどうか」というのが
決まるんじゃないかと。。


『生きてるのに死んでることが人にはある
だとすれば死んでるのに生きてることもあるんじゃないか
もしかするとそれは動物にはない人間だけの特権だ』


という谷川俊太郎さんの詩をぼんやりと思い出しながら、
JとBのおふたりが弾く「RISA」をじっと聴いていました。


これから青木さんは、私たちの心の中で生きていきます。


JとBのおふたりが「RISA」を演奏され続けていることは、
とてもとても大事で、意味のあることだと思います。


この日のライブのラスト曲「LIVE」の歌詞も、心にしみました。



とっても素敵な楽しいライブでした。
昨年末の神戸のときは「静」のライブ、という印象があったのですが、
今回の大阪では「動」の印象が強かったです。
エネルギッシュで、ドラマチックでした。


会場から自然と手拍子がわき起こり、
みんなで楽しい時間を共有できている瞬間はとても楽しかったです。
「わーい、楽しい〜!」って感じでした。
体の中で元気が弾ける感じでした。


ギターサウンドにしっかりとした骨格を与え、強く太くし、
音世界にさまざまなバリエーションと広がりを加えている
JとBのおふたりのプレイは本当に素晴らしかったです。


「その場に足りないもの」を瞬時に判断して足していく
梶原さんのプレイも本当にかっこ良かったです。職人技でした。


この日も梶原さんのプレイに「うわぁ」ってびっくりしちゃう瞬間、
いっぱいあったなあ。


「ぽーん」とオルゴールのように優しく響いた音も、
熱く燃えるような感じで弾けて光り輝いて飛び散った音も、
全部しっかりと自分の体の中に残っています。
そういう感触を大事にしていたいな、と思います。



KJBツアーも残りあと4本、ですね。
これからツアーに参加される皆さん、楽しんで来てください!


そしてバナナホールでお会いできた皆さん、ありがとうございました!