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こまきのブログです。

松方コレクション展@神戸市立博物館






松方コレクション展@神戸市立博物館、に行ってきました。


私は全く絵ごころないですが、
なぜか何年かに一度「絵を見に行きたいなあ」と思う時があり、
ちょうどこの「松方コレクション展」の広告を新聞で見たので、心を惹かれて行ってきました。


松方コレクション展についての詳しい説明はこちら


神戸市立博物館の雰囲気、好きです。
飾り立てられていなくて、使いこまれていて、こじんまりしていて。
(神戸ってたいがいどこも、こじんまりしてるよなー。。)
神戸市立博物館には3年半ぶりに行きました。


上原ひろみちゃんの
「音楽にジャンルは関係ない。感じるか、感じないかだ。」
という言葉に私はとても共感するのですが、
絵に関しても、きっと同じ事が言えるんじゃないかなぁと。


特別に絵ごころとかなくても、うんちくとかなくても、
感じるか、感じないか。。


というわけで、自分の感性そのままに、まるごと感じて受け取るような感じで、見てきました。


絵の一枚一枚から伝わってくる「気」みたいなものに、おおお、となってたら、
最後はけっこう疲れました(苦笑)
ま、体調も少し良くなかったしね。。


モネの「ヴェトゥイユ」という作品にとっても感動しました。
その絵を見ていて、
「水のきらめきや、波の中に、私も普段、この人(作者)と同じものを感じてるなぁ。。
私も水や波に対して、この人と同じ事を感じながら見てる。。」
って、上手く言えないんだけど、そんな風に直感的に強く思って。
絵から伝わってくる作者の眼差しというか、感情というか、上手く言葉にできないいろんなものに共感しました。
ひとりよがりかもしれないけれど、100年以上前の作品にそういう風に共感できるのって、
すごく不思議で、とても素敵な気持ちでした。
100年の時を超えて、伝わり続ける、伝え続けられるもの。。すごいな。。


同じ一枚の絵も、見る角度によって照明の当たり具合や、印象も違って感じられて、
そういうのにも、なんか、「わー」って思って、
私はその「ヴェトゥイユ」の絵の前でしばらく行ったり来たり、うろうろしていて、
はたから見たらけっこう挙動不審だったかも。。


一枚の絵にとても深く感動できて、すごく良い体験でした。


松方コレクション展は11月27日(日)まで開催されていますので、
ご興味のあるかたはどうぞ。