It Will Be Fine!

こまきのブログです。

男鹿和雄展@兵庫県立美術館にいってきました

komaki-13252010-01-10

男鹿和雄展@兵庫県立美術館にいってきました〜。


私は音楽は大好きだし、本も大好き。
映画はしょっちゅうじゃないけど、たまには見ます。
しかし全く行かないのが美術館、なんです。
絵というものにあまり興味がなかったんですよね。


で、今回友人がこの男鹿和雄展に誘ってくれたので、
「よっし!ひとつ絵ゴコロを深めにいくか!」と思い、行ってきました。




恥ずかしながら、私は今回初めて男鹿さんのお名前を知りました。


男鹿さんのプロフィールについては、
兵庫県立美術館のチラシに載ってた文章がわかりやすいので、
引用して載せますね。



男鹿和雄(おが・かずお)


1952年秋田県生まれ。72年から多くのアニメーション作品の背景を手がけ、
スタジジブリには「となりのトトロ」の美術監督で初参加。
以降「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「もののけ姫」で美術監督を務めるほか、
2008年公開の「崖の上のポニョ」まで、ほとんどの作品で背景を手がけている。
現在はフリーとして、背景美術以外にも挿絵や絵本などの分野で活躍。
出版物として「男鹿和雄画集」、「男鹿和雄画集2」、画文集「第二楽章」(吉永小百合編)、
絵本「ねずてん」(山本素石作)、「ウミガメと少年」(野坂昭如作)、
DVD・絵本「種山ヶ原の夜」(宮沢賢治原作)がある。


(兵庫県立美術館チラシより)

今日の兵庫県立美術館は入場一時間半待ちでした〜。
大人気です男鹿和雄展。
並んでるたくさんの人たちを見て
「ひゃー、こんなにたくさんの人たちが絵を見に集まってくるんだなぁ」
と圧倒されちゃいました。


男鹿和雄展の内容は・・・素晴らしかったです!
私は専門的な事は何もわからないけれど、じゅうぶん楽しかったです。


ジブリ作品の背景画を中心に、その数約600点!!圧倒されちゃいました。
「この人は背景画を描いて、描いて、描いて、ずーーっと描き続けてきたんだなぁ」って思いました。
ずらりと並んだ背景画。
そこには確固たるひとつの世界があって、見ていると心を打たれるような感じがありました。
これまたすごい人生だな、ここにもプロの世界があるなぁ。。と思いました。
ひとりの人間が、あれだけの膨大な数の背景画を描いてきたんですね。



絵を見ていて私が特にひかれたのが、背景画の中で描かれている「光」です。
部屋に差し込む柔らかい光や、電気スタンドの灯りや、木漏れ日や。。。


絵の中の光なんだけど、
私は絵を見ていて本当にとてもリアルな「光」の感触を感じる事ができて、
「わーー」と思いました。本当にそこに光がありました。
何だか音楽とも本とも、また違う種類の感動の受け方でした。


「絵の中の」世界なんだけど、とても確かにそこに存在している世界・・・。
「今ここで見ている」私たちの心とクロスする不思議な世界・・・。


どこまでも続くあぜ道の絵、素敵だったな。遠く遠くまで。(トトロの背景画だったかな。)
「あの絵の中に入って、あの道をどこまでも歩いていきたい!」とか思いましたもん。
水色と白の二色だけを使って描かれていた空の絵も素敵だったー。欲しかった。。(空大好き!)


感動して「すごいなぁ。すごいなぁ〜〜」と声を上げながら見ていたら、
傍にいた上品な老婦人が「素敵ですよね(^^)」とにっこりと微笑みかけてくれて、
私も微笑み返して、そんなささやかな交流が嬉しかったりとか。



ラストには「トトロの折り紙コーナー」もあって、
友人と一緒にチャレンジしてみました。


自分の折った折り紙トトロと、トトロの家の背景画を
一緒に写真に撮れるコーナーがあったので、ぱちり。



トトロ折り紙苦戦しました。。折る手順多くて難しかった〜〜。




男鹿和雄展、友人と一緒にたっぷり一時間半かけて堪能しました。
いやー、満喫しました〜。


絵の世界もいいですね。
そしてこれから背景画を見る目が変わりそうです。


新しい世界に触れる事ができて、良い一日でした。



兵庫県立美術館での男鹿和雄展は、2010年2月7日(日)までです。
お近くでご興味のある方は、ぜひ!!


☆兵庫県立美術館ホームページ「男鹿和雄展」