It Will Be Fine!

こまきのブログです。

どんな言葉を使ってもいいのかな

こういう時節柄?なので、政治に関するいろんな議論がネット上で飛び交っています。
(もっともっとみんなで議論しないといけないと思うし、みんなで関心を持たないといけないと思います。)


対象に対する「批判」の意見も多く見られます。
私もどちら側かと問われれば、完全なる反対派です。


だけど、対象を批判する時に、ものすごく乱暴な汚い言葉で「罵る」ような文章を多く見かけて、
そういう文章を読むと・・・
その文章を書いた人の「意見」を読む以前に、
その文章を書いた人の、人間性自体に疑問を持ってしまうのです。
たとえ理論的にはもっともな事を言っていても、汚い言葉、相手を蔑む言葉というのは、
読んでいるとどんどん気が滅入ってくるし、心がすさみます。


相手がめちゃくちゃな政治をやっていたら、批判する側もめちゃくちゃな汚い言葉を使ってもいいのかな。許されるのかな。
それって結局、相手と同じところに堕ちてる事にはならないのかな。


「今はもう本当に非常事態だから、それぐらい激しい言葉を使ってインパクトを与えないと、この状況は打開できないんだ。」
という意見もあるかもしれません。


だけど、言葉の持つ「激しさ」に頼らないと相手にインパクトを与える事ができないような意見なら、
結局はその意見自体が弱いという事なんじゃないでしょうか。


本当に相手を動かす意見、というのはそういうものではないと思います。


理知的な冷静な言葉を用いても、相手の心を動かす意見は言えるはずです。
本当に中身のある深い内容の意見なら、激しく汚い言葉を使わなくても、しっかりと人の心を動かす力があるはずです。


本当の意味で物事を動かしていく意見とは、そういう種類のものなのではないでしょうか。。。


私自身、今まで心を深く動かされた意見というのは、どれも非常に冷静で、深く知的で、落ちついた種類の文章でした。
どの文章の中にもしっかりと、(時には大きな苦しみの中で)思考に思考を重ねたあとがありました。


大切なのは、激しさや汚さや表面的なインパクトではなく、「奥行き」なのではないのかな。。。



やっぱり甘いのかなあ。
まあ、ひとりの個人的な意見ってことで。
(ここでは議論はしません。)