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こまきのブログです。

【Live】「梶原順・則竹裕之 W Birthday Live」@目黒ブルースアレイジャパン ライブレポ


●2013年8月27日(火)
梶原順則竹裕之 W Birthday Live」


【会場】
ブルースアレイジャパン(東京・目黒)


【出演メンバー】
梶原順(G)
則竹裕之(Ds)
小野塚晃(Pf,Key)
二家本亮介(B)


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【SET LIST】(※お友だちからいただきました。ありがとうございます!)


☆1st
1.CISSY STRUT(METERS)
2.Ain’t None of Your Blues(梶原順
3.Eight Mo’Times(梶原順
4.Woodie's Nap(梶原順
5.熱帯夜(梶原順
6.Rera(小野塚晃)


☆2nd
1.MORNING GLORY(Lee Ritenour) ※梶原Ag
2.Pollen Shower(梶原順) ※梶原Ag
3.A Story(梶原新曲) ※梶原Ag
4.Tokyo Rose(大村憲司)
5.Take a Break(梶原順
6.I GOT THE NEWS(Steely Dan)


<Enc.>
Foots(STUFF)



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8月25日生まれの梶原さん、8月27日の則竹さん・・お誕生日が近いおふたりの、
「W Birthday Live」が、今年は目黒ブルースアレイジャパンで開催される事になりました。


お誕生日お祝いライブな上に、豪華メンバーでのライブという事もあって、
会場はお客さんでいっぱいでした。


1曲目は「CISSY STRUT」でスタートしたのですが、
ここでまさかの梶原さんの機材トラブル。


仕切り直しで再スタートとなりました。


「まさか誕生日ライブの幕開けがこのような事になろうとは!(笑)」と笑いを取る則竹さん。


「こういうのって、意外とひきずるんだよね〜・・」と、
機材に向かって「ええいっ、このやろうっ」という表情で、キックする仕草をするおちゃめな梶原さん(かわいい)


ま、こういうのもライブならでは、って事で。
(ご本人大変だったと思いますが。。)


「CISSY STRUT」、ねちっこい?グルーヴの渋い曲でした。
こういう曲でライブがスタートするのってかっこいいですね。



2曲目は梶原さんの曲「Ain’t None of Your Blues」。
この曲での梶原さんのギター、すごかった〜〜。。。


熱いノミで、直接身体を、肉体を、ぐいいいっ!と彫っていくようなエレキギター
跡がついていく。。


一球入魂!ならぬ一音入魂!な感じのプレイ。
音の全てに熱い熱い魂が入ってる。


すごかった。


息もつけないような気持ちで、固まって聴いてました。
ソロじゃなくて、「メロディーで」ああいう風に聴かせられるっていうのは、本当にすごいなあ。
感動しました。すごいです。



「熱帯夜」では、曲紹介でこの曲が演奏されると知った時に、
私の座ってたテーブルで、三人のファン(私も含む)がぱちぱちぱち!と拍手。
なんだか濃いぞこのテーブル(笑)そういうのも楽しかったり。


梶原さんに「昭和40年代を思い出しながら聴いてください」と紹介されて演奏が始まったこの曲、
色とりどりの昭和な雰囲気のネオンが見えてきそうな演奏でした〜。


曲ラストは、いつもなら「ぴっ!」と締めるところを、
この日は梶原さんはわざと「ほにょっ」って感じで抜いた音で終わらせて、会場の笑いを誘いました。
音楽で表現するユーモア、いいですね。
則竹さんに「順さん、そんな終わり方でいいんですか(笑)」って言われてました。


この曲「熱帯夜」の演奏が終わった後に梶原さんが、
「則竹くんの『タカタカドコドコタカタカドコドコ・・』っていうあんなフィル、なかなか聴けないよね〜(笑)」って。
(文章で伝えにくいけど、あの16分音符のベタ系?なフィルのこと)


それを受けて
「1回しかやってないですけどね。はまりにくいし・・(暗)
がんばります。。」
と自分を励ましていた則竹さんが、なんだかかわいかったです(笑)


聞いてて「そうかあ、はまりにくいのかー。確かにああいうリズムの方がかえってそうなのかもなあ。」と
お勉強になってしまいました。



第一部ラスト曲は、小野塚さんの曲「Rera」。
きゃーっ、感動です!!
小野塚さんのソロアルバム『Rera』の1曲目に収録されている曲ですが、
私、このきれいな風を感じる曲が大好きで、何度も何度も繰り返して聴きました。
でも生のライブで聴いた事はまだなくて・・・。


それを今日、初めて生で!
しかもギターは梶原さんで聴けるなんて!
なんて幸せ者なの私〜!
って、心の中でとっても盛り上がってしまいました。


初めてライブで聴いた「Rera」は、私なんかの期待をはるかに超えて素晴らしかったです。
曲中で小野塚さんが長いソロを取っているとき、
小野塚さんのグルーヴ、梶原さんのカッティングのグルーヴ、則竹さんのリズムグルーヴが一体となって重なって広がって、
聴いているとまるで自分が空中にふわあっと浮かんでいるような気分になりました。
「うわぁ、ラピュタだ!」とか思っちゃいました。
「音楽で空を飛べるんだ」って本当に思って、感動しました。


気持ち良かったなぁ。。
あの心地いい空間の中で、いつまでも浮かんでいたかったです。
素晴らしい演奏でした。
もう一回聴きたいなあ。




休憩をはさんで、第二部は、アコースティックコーナーからスタート。
1曲目は先日の広島・西条でも演奏された「MORNING GLORY」。


2曲目は「Pollen Shower」。
この曲は、何回聴いてもうるっと来てしまいます。
過去にライブで聴いた時の、いろんな想いが蘇ります。


「A Story」は、今日初めて演奏されるという梶原さんの新曲。
演奏前に、
「夢って見るでしょ。似たパターンの夢を何度も見る事って、ない?」と客席に同意を求める梶原さん。
「そういうのをテーマにしてつくりました。」との事。


ゆら〜り、ふわりとした空間の中で、
時間とともに、ゆるやかに、色合いや温度や光の加減が柔らかく変化していくような、
そんな不思議な感触の曲でした。
うん、きれいでした。



あ、そうだ、今回のライブは梶原さんと則竹さんのMCもおもしろかったので、それもいくつか書いときます。
(ライブのどの位置での会話だったかは忘れましたが)


リズムについての話になって、


則 「順さんは、本当にリズムがすごいですよねー。」


梶 「またまたぁ。僕は、則竹くんから『安定したリズム』を学んだんですよ。」


則 「えっ?なんて言いました?聞こえませんでした(笑)もう一回言ってください(笑)」


・・と、何回も梶原さんに、自分を誉める台詞を言わせる則竹さん(笑)
この日の則竹さん、なんかナチュラルハイみたいなテンションになってて、
MCがすごく面白かったです。



あと、「行きつけのお店」の話になって。


則 「順さんが、値段もそこそこで、美味しいお寿司屋さんがあるからって、連れて行ってくれたんですよね。
   そしたら、本当に美味しくて。
   でもね〜、順さんがいかにそのお店の人に大事にされてるかを実感しましたよ。
   だって、後日順さんと一緒じゃなくて、僕だけで行ったらあんまり美味しくなかったもの(笑)」


梶 「ほんとにー?」


・・・とかいう事があったらしいです。


で、「順さんはいいなあ。僕は行きつけのお店とか・・ないなあ。」としょんぼりする則竹さんに、


梶原さんは、
「あのね、店の常連になるためには、ここだ!という店を見つけたら、三日連続で通うんだよ。
その後しばらく空いてもいいの。とにかく三日連続で通う。
そしたら一発で顔覚えてくれるよ。常連になれるよ。」


と熱く語ってました。へええ、そうなんだあ。



他にもいっぱい楽しいMCがあったんですけど、
きりがないので、演奏の話に戻ります。


新曲「A Story」の演奏の後には再びエレクトリック・セットになって、
大村憲司さんの曲「Tokyo Rose」が演奏されました。
梶原さんが曲紹介すると会場から拍手が起こって、なんだか嬉しかったです。
憲司さんの曲はいろんなところで、多くの人に愛されているんだな。


梶原さんがメインとなってメロディーを弾くTokyo Rose(←意外と聴く機会がない)、とーっても素敵でした〜〜。
またこの曲での小野塚さんの音の散りばめ方がもう・・!!
小野塚さんのプレイによって素敵な洋服を着せてもらったTokyo Roseは、
またいつもとは違った感触で届いてきました。
すごく良かったなあ。


Tokyo Roseだけでなく、小野塚さんのプレイによって、
どの曲も、今までたくさん聴いてきた梶原さんのあの曲もこの曲も、
また今までとは違った素敵な装いになって、とっても良かったです。
「あぁ〜、いい服着せてもらって!」みたいなそんな感じ。
もっと共演してくださらないかなぁ。。。



続いては「Take A Break」。
わっ、久しぶり!な上に、まさか今日ここで聴けるとは思ってなかったので、すごくうれしい!
熱く盛り上がりました〜〜。



本編ラストはスティーリー・ダンの「I Got The News」。
あぁ〜、やっぱりかっこいい(涙)
スティーリー・ダンセッション、ツアーやってくれないかなぁ。
ずーっと切望してるんだけど、無理かなあ。



そして今日のラスト曲、アンコール曲はスタッフの「Foots」。
「僕たちもどこまで行けるかやってみましょうか。」という梶原さんの男前発言で演奏スタート。


途中則竹さんの長い超絶ソロのシーンがありました。
リズムの枠を入口にして、森や嵐や光の空間の中に入って行って、駆け抜けて、
そして再びまたこの世界に戻ってくるような、そんなソロ。


熱い素晴らしいソロに会場は拍手喝采でした。



各プレーヤーのソロ回しも、このメンバーですから、もうすごくって。


中でも小野塚さんの長いソロは、すごかったな〜〜!!!


熱がグルーヴして、熱くあたたかく広く、情熱がどこまでも無限に広がってゆくような、そんなソロ。
音楽への情熱と愛、そして楽しさも、いっぱいいっぱいつまってる。
もう聴きながら、立って踊り出しちゃいたかったです。


この小野塚さんのソロシーンでは梶原さんもにっこにこで、満面の笑顔でした。
ほんと小野塚さんすごかったー!!かっこ良かったー!!


ラストはバンドメンバー一丸となって、超高速で、あつい熱の塊となって駆け抜けて、着地!


大盛り上がりのライブは終了しました〜〜〜。



いやー、ほんと、楽しかったー。
すごいライブでしたねーー。


豪華メンバーによる、豪華な演奏のライブで、超充実の内容でした。


梶原さんが
「またこれからこの時期に、恒例でこのメンバーで、やる?」とかもステージでおっしゃってて、
客席からは拍手が起こっていたので、ぜひ恒例にしていただきたいですね〜。
このメンバーでのライブ、また見たいです!!!


お誕生日ライブを合同開催にすると、いろんな負担も半分に減るそうですし(By 則竹さん/笑)、
ぜひこれからも定期的にやっていただけたらなあと思います。


素晴らしいライブをありがとうございました。


梶原さん、則竹さん、お誕生日おめでとうございました!



☆梶原順オフィシャルサイト


☆則竹裕之オフィシャルサイト