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こまきのブログです。

物語は人の心を深く広くする

だいぶ前にmixi村上春樹コミュニティで出ていた話題なんですが、
毎日新聞のニュースサイト「毎日jp」で、
小説家村上春樹さんのロングインタビューが掲載されています。(全三回)



☆村上春樹氏ロングインタビュー 僕にとっての<世界文学>そして<世界> 「第1回=翻訳の限度は50年」


☆村上春樹氏ロングインタビュー 「第2回=物語の骨格、文章のリズム 名作4作の翻訳通じ学ぶ」


☆村上春樹氏ロングインタビュー 「第3回=新作は大長編に」



興味深いお話がいろいろとあって、ファン必読の内容だと思います。



読んでいて私が特に感動したのは、
第三回のインタビューでの、春樹さんの


「いい物語は人の心を深く広くする。
深く広い心というのは狭いところには入りたがらないものなんです」


という言葉。
この春樹さんの言葉を読んだ時、なぜだかわからないけれど
目に涙がたまっちゃいました。
「春樹さんと同時代に生きて、春樹さんに出会って、
春樹さんの物語をリアルタイムで読む事ができて、本当に私は幸せだなあ」
と思いました。



最後にインタビュアーが「理想とする文学」について聞くと、
春樹さんからはこういう即答が返ってきたそうです。



「何回でも読み返せる作品です。それ以外の試金石はない。
そのために、リズムのいい文章で人の心に届く物語を書きたい。それが僕の志です」



あぁかっこいい・・・(惚)


「志(こころざし)」っていう言葉、かっこいいですね。
まっすぐに、熱くすとんと心に届きます。


現在春樹さんが執筆中の新作は、
ねじまき鳥クロニクル」を超える大長編になりそうとの事。


ねじまき鳥クロニクル」を超える?!
それはいったいどれだけ長いんですか(笑)
「超」長編になりそうですね〜。


春樹さんの小説なら、長ければ長いほどいいです。
いくらでも延々と読みます♪
新作本当に楽しみです。



さて、今日から私は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の
読み返しを始めます。。
ひっさしぶりに読むなぁ、この小説。


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)