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こまきのブログです。

好きな文章18〜オプショナル(選択事項)としての苦しみ

 その中に一人、兄(その人もランナー)に教わった文句を、走り始めて以来ずっと、レース中に頭の中で反芻しているというランナーがいた。Pain is inevitable.Suffering is optional.それが彼のマントラだった。正確なニュアンスは日本語に訳しにくいのだが、あえてごく簡単に訳せば、「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)」ということになる。たとえば走っていて「ああ、きつい、もう駄目だ」と思ったとして、「きつい」というのは避けようのない事実だが、「もう駄目」かどうかはあくまで本人の裁量に委ねられていることである。この言葉は、マラソンという競技のいちばん大事な部分を簡潔に要約していると思う。


村上春樹著「走ることについて語るときに僕の語ること」より)


何かつらい事や悲しい事があって、
心に怪我をしたり、痛みを受ける事は避けようのないこと。


だけど、痛みを受けた後の、その後の「苦しみ」の部分に関しては・・・
自分の気持ちの持ちようや、自分の心の中での解釈の仕方によってかなり変わってくる、
という意味かな。


「もう駄目」なのかどうか。そこは自分次第・・・。



というわけで。
最近よく心の中で繰り返しています。


「痛みは避けがたい。だけど苦しみはオプショナル。。。」


苦しみは自分で選べるものである、という事・・・。