「『人はみんな病んでいる』というのが僕の基本的な世界観です。
僕らはみんなその治癒を求めて生きているのです。
あなたが誰かに治癒を求めようとすれば、
あなたもまた誰かを治癒しなくてはなりません。
僕らはその交換行為の中で『生きている』という実感を得るのです。多くの場合。」
(By 村上春樹)
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耳について離れない歌、みたいに
最近心に残って離れない言葉です。
ずっとこの言葉が心の中にあります。
まず「人はみんな病んでいる」に強く同感。
私も「病んでいる自分」、実感します。
みんなその治癒を求めて生きている。
「僕らはその交換行為の中で『生きている』という実感を得る」・・・
その通りだなあって思います。
ものすごく自分がつらい状態のときに、
誰かのあたたかさに救ってもらったような時に
自分は「生きているんだ」と強く実感してきたような気がします。
「あなたが誰かに治癒を求めようとすれば、
あなたもまた誰かを治癒しなくてはなりません。」・・・
この言葉は深くて重いなぁ。
私なんかに誰かを治癒する事なんて、できるんだろうか?
・・・と思う一方で、最近ある事を感じ始めてもいます。
それは、
「誰かの傷を癒すと、自分自身の傷も癒される」
という事です。
自分が抱えている傷を癒したかったら、
「自分が抱えている傷だけを」見つめていてはだめなんだ、
という事に最近気づき始めたかな。。
人の傷に目を向けて、その傷を癒そうとする。
そういう行為の中で、自分自身の傷が癒されるような事が
あるような気がするな。。。