It Will Be Fine!

こまきのブログです。

「のだめカンタービレ」第16巻

のだめカンタービレ(16) (KC KISS)

のだめカンタービレ(16) (KC KISS)

読みました!
今回とってもストイックでした〜。
(もともと笑いの中にもそういう要素がある漫画なんだけど、今回の巻は特に。)


ここから先は16巻の内容ネタばれなんで、まだ読んでない方はご注意。

                                                    • -


16巻に、こんな話が載ってたんですよ。
コンマスパート練習で、団員に説教するシーンなんですけど。。
以下コンマスのセリフ。



「アンサンブルの真髄はハーモニー。ようするに『調和』だ。


この調和は古代ギリシャの時代『ハルモニー』と呼ばれ、
キリスト教社会になった時


『神の作りたもうた世界は素晴らしい調和によって創造されている』


『その調和の根本原理は数の関係によって成り立つ』


それを探究することによって調和の謎が解明でき
神の世界をより詳しく知る手がかりを得られると考えた−。


音楽の本質は『調和』にあるのだ。
それを表現するのが真の『音楽家』なんだ。


おまえらももっとちゃんと探究しろ!」



このパート練習をこっそり見ていて、
このコンマスの話を聞いていたのだめが、千秋にこの話を伝える。


で、千秋がのだめに、このコンマスの話を補足説明。
以下、のだめ&千秋のセリフ。



のだめ「なんか、宇宙な話ですよねぇ・・・」


千秋「宇宙か・・・
それってたしか・・・ボエティウスやグイード・ダレッツォが
言ってたことだと思うけど。


1500年くらいまえは、神の作った世界の調和を知るための学問が
天文学幾何学、数論、音楽だったんだ。


本来音楽(ムジカ)とは調和の根本原理そのものを指していて、
理論的に調和の心理を研究することが『音楽』だった。


中世ではその音楽理論を熟知して
『理性の力によって作品全体に対し入念に音楽を判断できる人』を
『音楽家(ムジクス)』といって、
ただ音を歌ったり演奏したりする人を『歌い手(カントル)』といった。」


のだめ「カントル・・・?」


千秋「『カンタービレ』の語源だよ。」



ふうううん。
読んでいろいろ考えさせられてしまいました。。


うーん、深いぞ、のだめカンタービレ!!