It Will Be Fine!

こまきのブログです。

新しい教則本

以前先生にオススメされて、先生に注文をお願いしていた教則本
今日のレッスンで受け取りました。



「基本リズムとスケールを学ぶ
マリンバシロフォン、ヴァイブラフォン
鍵盤打楽器ベーシック・メソッド」
中川佳子/大久保宙著)


というタイトルの教則本です。


この教則本、CDがついてるんです。
CDの内容は、教則本の模範演奏&マイナス・ワン音源。


CDをかけると・・・
教則本の模範演奏が数小節流れたあと、
演奏なしのクリック音だけが数小節流れます。
このクリック音だけ流れているところで、自分が演奏するわけですね。


なので、CDをかけながら
「模範演奏を聴く」→「CDのクリック音にあわせて自分で演奏する」
という練習ができます。
こういう教則本を使ったのは私は初めてです。おもしろい〜。
先生によると、ジャズの教則本ではこういう形態のものが多いんだそうです。へー。



で、今回のレッスン冒頭ではさっそくこの新しい教則本を使ってレッスン。


この教則本は、リズム・トレーニングとスケールを学ぶ教則本です。


今日はリズム・トレーニングの一番最初。
このページ。



こんなの簡単じゃ〜ん、ただの四分音符じゃ〜ん、とか思いがちですよね。
ところがどっこい。これがけっこう難しい。


CDをかけて、まずは模範演奏が二小節間流れます。
(模範演奏ではCの音で四分音符を叩いています。)


次の二小節間はクリック音のみ。
ここで自分が演奏します。同じくCの音で四分音符を叩きます。
クリック音のみがレッスン室に流れているシチュエーションで
自分ひとりで四分音符叩くのって緊張する・・・音が丸裸・・。


「ほらっ、今ちょっとずれたよ。少し早い!」
と先生から注意が飛びます。


何パターンか同じ形式で叩いてみます。
「あ、今はちょっと遅れた!」と先生。
ひーん。厳しいなあ。



先生「どうだった?」


私「難しいです。。。」


先生「でしょ?こんな風に、“寸分の狂いもなく”叩こうとすることが
音楽的なのか、といえば・・・音楽的ではないのかもしれない。
でも、“自分の打ちたい時に、打ちたいリズムを”自由自在に打てるようになるには、
こういう機械的なトレーニングも必要なの。」


なるほどなー。


先生「あとね、こういう練習もやってみて。」


電子メトロノームを鳴らす先生。


先生「同じ四分音符を練習するのでも、
メトロノームで四分音符を鳴らしながら、四分音符を叩く、
八分音符を鳴らしながら、四分音符を叩く、
十六分音符を鳴らしながら、四分音符を叩く、
三連符を鳴らしながら、四分音符を叩く・・・というのでは
全部感じ方が違うから。」


これは以前のレッスンでも先生から聞いたことがあるんですけど、
本当に全然感じ方が違ってきます。
うーん、四分音符ひとつでも深いなあ。
確かドラマー則竹裕之さんも何かの雑誌インタビューで
「四分音符って難しい」っておっしゃってたような。。



その後、メジャースケールも何パターンか、
この教則本を使って同じ形式(CDの模範演奏を聴く→自分で弾く)で
弾いてみました。


うっ、ひとつのスケールを弾いている間にも
自分のテンポがゆれていたり、
(意図していないのに)強弱にムラが出ているのがよくわかりました。


先生「最終目的としてはね、“寸分の狂いもなく”弾けるようになることが
目的なわけでもないのよ。
それよりは、弾きながら“あっ、今ずれたな”というふうに
『自分で自分の音を聴けるようになること』・・・それが大事。
だから、そういう『イヤー・トレーニング』的な意味合いで
この教則本を使って欲しい。


日によって、演奏の調子にも波があるでしょ?
ストレッチとかと一緒だよ。
ストレッチやってて“あー、今日は肩が少し回りにくいなー”とか
“腕の動きがにぶいなー”とか、感じることがあるじゃない。それと一緒。
自分の演奏に対しても、“あー、今日はここの動きが悪いなー”とか
そういうふうに、自分の演奏を自分で聴けるようになること。
そういうトレーニングをして欲しい。」


なるほどなああ。。。


演奏はもちろんなんだけど、“自分の演奏を聴く”耳も鍛えなきゃなって事で。
この教則本使いながら地道に練習していきたいと思います。



ギタリスト梶原順さんが、
4CREATOR.comサイト内のご自分のブログで、
2月10日の日記「足メトロノーム」で


http://www.4creator.com/blogs/index.php?blog=2&m=20060210


「リズム、メロディ、ハーモニー。
これらは音楽の三大要素と言われている。
小学校の音楽の授業で習った記憶があることでしょう。
僕はこの中でもリズムを一番に考える。」
って書かれてて。


これを読んで以来私は、「リズムがいちばん大事!」と思って
練習するようになりました。
リズム・トレーニング、頑張るぞ〜!



☆4CREATOR.COMサイト内・梶原順ブログ「JK's TALK
http://www.4creator.com/blogs/index.php?blog=2




マリンバを演奏される方で、
今日私が日記で紹介した教則本にご興味のある方は、
こちらのホームページをご覧ください。


☆株式会社「エー・ティー・エヌ」ホームページ
http://www.atn-inc.jp/


トップページから、「クラシック」→「打楽器/鍵盤打楽器」で
教則本の購入ページを見る事ができます。
打楽器以外の教則本もいろいろありました。


ちなみに「JAZZ」のところをクリックしてみると
渡辺貞夫」という項目があって、
渡辺貞夫オリジナル・ソング・ブック」なんてのもありました。おおお。
これはやっぱりサックス用の譜面かなー。中身見てみたいなあ。