この曲、間のとり方とか、緩急のつけ方が非常に大事な曲だと思うんです。
でもどうも、その「緩急のつけ方」がつかめなくって。
どうやら理屈で考えるものではなしらしい。
頭で考えててもダメらしい。
で、思いついた練習法が・・
「CDをかけながら、一緒にマリンバを弾く」というもの。
梶原さんのアルバム『You Make Me Smile』に収録されている
「The Love Will Never Fade」をおっきい音でかけながら、
一緒にマリンバ弾いてみました。
梶原さんと歩さんと一緒に演奏しているような気持ちで（笑）
確か以前梶原さん、クリニックで
「CDと一緒に演奏してみて、『なり切った気持ち』になるのが大事」って
おっしゃってなかったっけ？うん、確か言ってた言ってた、とか思いつつ。
何度か繰り返してCDと一緒に弾いてみました。
で、その後にCDは止めて。
自分だけのソロで弾いてみると・・・
あら不思議！
何だか以前よりすごく良くなってる！
そう自分で思い込んでるだけかしら、と思って自分の演奏を録音して聴いてみると・・・
やっぱり思い込みじゃなくって、本当に良くなってる！
CDかけて、梶原さんと歩さんと一緒に演奏（笑）した事で、
何か大切なものを身体で、感覚でつかんだらしい、です。
歩さんがメロディーを弾いてるシーンで、フレーズ終わりに長く音符を伸ばすシーンでは、
バックで梶原さんのギターの八分音符が鳴ってます。
だから自分がマリンバソロで弾く時に、
歩さんのメロディーを弾くシーンで、フレーズ終わりに長い音符を弾くシーンでは、
頭の中で梶原さんがバックで弾く八分音符を歌ってみたり。
そういう事をしながら弾くと、「どれぐらいためればいいか」が
なんとなく少しずつわかってきます。。
自分が過去に書いたブログの、梶原さんクリニックレポを読み返してみました。
2009年12月14日のクリニックで、梶原さんはこんな風におっしゃっていました。
「CDを聴きながら、一緒に演奏している気分で『なり切って』一緒に弾くのもいい方法。
この『なり切った』気持ちが大事。
上手く行っている状態を自分に体験させる事ができるから。」
・・・なるほどねー。。
というわけで、これからもCDかけながら一緒に弾いて、
私の「なり切り」練習は続くのでした。
それにしても、この「なり切り」練習で
CDの中の梶原さん＆歩さんと一緒に弾いてみて思ったんですけど、
プロの人たちの緩急のつけ方や間の取り方って、すごいなあ。。
こういうのを、即興でつけちゃうわけでしょ。
やっぱすごいなぁ。。
