It Will Be Fine!

こまきのブログです。

「マンドリン・ロール」に苦戦中

上でも書きましたが、
第ニ楽章の「Reverence」というバラード曲では
マンドリン・ロール」という奏法が登場します。


で、マンドリン・ロールというのはどういうものかというと・・


普通、マリンバトレモロをする時は、
こんな風に、鍵盤の「上で」、二本なり四本なりのマレットを動かして
トレモロをしますよね。




でも、マンドリン・ロールの場合は。。



こんな風に、鍵盤をマレットの間に「挟む」形で、
鍵盤を間に挟んで、マレットを上下に動かして音を出して
トレモロします。





手はこんな感じでマレットを握っています。




なぜにわざわざこんなややこしい事をしなければならないのか?


この曲の楽譜の一部をここに載せてみると・・



こんな感じなんですが。


右手に持った二本マレットで、トレモロ奏法で長い音符を弾き、
そして左手に持った二本マレットで、8分音符の動きを弾く、
という形になっています。


普段トレモロをする時は両腕を使ってするわけですけど、
この曲だと片手でトレモロやんなきゃいけないわけですね。
左手は8分音符弾かなきゃいけないから。


で、「片手でトレモロをする」為に
この「マンドリン・ロール」という奏法があるみたいです。


まあ、「見て楽しんでいただく」要素もたぶんあるんだろうと思うけど。。
でも鍵盤を挟んでいる下のマレットの動きは客席からは全く見えないと思うから、
見てるぶんには結局は普通のトレモロみたいに見えるんじゃないかなー。
・・・凝った事やってるわりには報われないなあ、とか思ってしまったり(爆)



で、このマンドリン・ロール、実際にやってみると・・・


難しい〜!!(泣)


先生にお手本見せてもらった時は、簡単そうに見えたのに。。



いや、片手だけなら簡単なんですよ。
右手でトレモロだけやるのは。


でも、右手でトレモロしつつ、同時に左手で8分音符・・・となると、
左手も、右手につられてトレモロしちゃうんです(涙)


右手のマレットの動きは上下で、
左手のマレットの動きは左右、という形になるので、
そういう違った方向の動作を同時にやるっていうのがすごく難しい〜〜。


「あああ、身体がもうひとつ欲しい!」とか
「神経がもう一本余分に欲しい!」とか思いました(^^;


仕方ないので、昨日はまずはとにかく
左手は左手のみ、右手は右手のみに分けて
徹底的に練習しました。


左手の動きのみを練習する時は、
「キミは横の動きをするんだよ!右手のトレモロの動きにつられちゃダメだよ!」
と自分の左手に言い聞かせ(笑)とにかく延々と機械的に反復練習。
身体にその動きを覚え込ませる感じで。


右手のトレモロのみを練習する時は、
トレモロするのはキミだけですから!左手をひっぱらないように!」
と右手に言い聞かせながら、これまた反復練習。



しっかしいくら練習しても、ばらばらに演奏してる時は上手くいっても
右手と左手で同時に演奏すると、どーうしても左手が右手のトレモロにつられてしまう。


うーむ、どうしたものか〜と思い悩みつつ、いったん練習を中断して
神戸ウィンターランドに7月の「梶原順トリオ」のチケットを買いに行きました。
(昨日がチケ発売日)



で、チケットを買って帰って、再び家で練習してみたら。。。



あっ、できた!!!



不思議なことなんだけど。。。
いくら練習しても進歩がなくて煮詰まってる時って、
いったん練習を区切って、少し間を置いてから練習すると、
突然できるようになる時ってありません?(私だけ?)


なんだかわからないけど、取りあえず右手と左手の動きが
同時にできるようになりました。


でもまだ「同時に」動かせる事ができるようになったってだけで、
それだけで精一杯で、音楽的な表現はぜんっぜんです。
右手のトレモロが響かないよ〜〜(涙)音きたないよー。
左手の動きも無表情だよー。


はー、道のり遠いなー。
頑張ってコツコツ練習します。。