It Will Be Fine!

こまきのブログです。

「俺たちだって、歌いたい!!@京都RAG」ライブレポ!

komaki-13252006-01-28

●2006年1月28日(土)
「俺たちだって、歌いたい!!」


【会場】

Live Spot RAG(京都)

http://www.ragnet.co.jp/


【出演メンバー】
バカボン鈴木(Vo,B)
本田雅人(Vo,Sax)
増崎孝司(Vo,G)
松本圭司(Vo,Key)
ヒロトモヒロ(Vo,Per)
鶴谷智生(Vo,Ds)
本職ゲスト:Shiho
(Vo from Fried Pride



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【※注!ネタばれありです!】


各ミュージシャンが、
それぞれ歌を披露する楽しいこのセッション。
私はこのセッションに参加したのは今回で三回目、かな?


まず一曲目は、バカボン鈴木さんが
「好きさぁ〜〜!!」と熱唱する曲でスタート。
(この曲よく知っているのですが、タイトルがわかりません・・)


もんのすごいロック調のアレンジで演奏され、
バカボンさんの歌い方も、もうほんと、すっごくて(笑)
とにかく激しい!
鶴谷さんのドラムスも、「そこまで叩きますか!」ってぐらいに激しい!
嵐のようなステージになってました。


そんな怒涛の雰囲気の中で、熱唱し続けるバカボンさん。


「好きさ!好きさ!好きさぁ〜〜!」
「お前のっ、すべぇてぇ〜〜!!!」


もうあまりに勢いがすご過ぎて、会場爆笑(笑)
昨年の、本田バンドカウントダウンライブでの
青木さんの「おふくろさあぁん!!」と
いい勝負かもしれません(笑)
バカボンさんと青木さんに、同じステージで
「ベーシスト熱唱対決!」とかやって頂きたいなぁ、
とか思ってしまいました。(濃そう・・)


あまりに「好きさ!好きさぁ!」と叫びまくっていたので、
曲が終わったあとバカボンさんは、メンバーに
「そんなに好きなんだね・・・」と
ぽそっとつっこまれていました(笑)


曲が終わってもまだ笑い続ける観客に対してバカボンさん、


「何がおかしいんだっ。こっちはまじめなんだぞ!(笑)」


だから、そのまじめさが、かえってシュールで
おかしいんですってばぁ〜〜(泣笑)


こんな感じで怒涛の幕開けとなった今回の「俺歌」。
(まさか一曲目にあれが来るとは思いませんでした(^^;)



次の歌い手は本田さんです。
本田さんは、前回の「俺歌」@RAGでも歌った
「他人の関係」を今回も披露。


この歌を歌う本田さん、セクシ〜〜!!
相変わらず音程完璧の歌いっぷり。
中間部の間奏はジャズっぽくアレンジされてて、
かっこよかったです!



次の歌い手は、松本さん。
松本さんは、今日新曲を披露するそうだったんですが、
諸事情の為その歌は演奏できなくなった、との事。
で、急遽以前の「俺歌」で歌った(←でしたよね?)
カルチャー・クラブの「DO YOU REALLY WANT TO HURT ME」
を披露する事に。


しかし、本当に急遽演奏する事になったので、
この曲のリハがまだできていない、との事。


松本さん「今からリハーサルするので、その間、
みなさん、どうぞご歓談ください。」


会場爆笑。


曲イントロの部分について、メンバーに指示を出す松本さん。


松本さん「えーっと、曲イントロは、アカペラで歌って下さい。
その時の指揮を、本田さんお願いします。」


ほいきた、とばかりに引き受ける本田さん。
本田さんは、すぐにその場でコーラスの三和音の音を取り、
それぞれの音を歌う担当者を、
本田さん、バカボンさん、ヤヒロさん、の三人に
ぱっ、ぱっ、ぱっ、と割り振ります。
(こういう時の本田さんって、ほんと素早くて
無駄がなくて毎回感心です。)


試しに、本田さんの指揮でイントロのアカペラ部分を
メンバーが歌ってみたところ、見事なコーラスに
仕上がってました!
会場からは「おぉ〜」と声が上がっていました(^^)



次に、松本さんからこの曲の楽譜についての指示。


松本さん「えーっと、譜面なんですが〜・・・
この曲、5カッコまであるんですよね。で、5カッコまで行った後、
なんたらかんたら・・・(←譜面の進み方のややこしい説明)
・・・・と、こんな感じなんですけど、わかりましたか?」


メンバー全員「・・・(無言)」
(譜面をじっと見つめたまま、微動だにせず固まっている)


メンバーの皆さんが固まっている様子を見て、
また会場爆笑(笑)
すごく難しい譜面みたいで。


でも、そんなこんなで演奏前のリハの甲斐あって、
松本さんのお歌の方も無事終了。



次の歌い手は、再びバカボンさん。
「頬にかかる涙」という曲を歌われました。
ゆったりとした雰囲気の、素敵なバラードです。


この曲の間奏での本田さんのサックスが、素敵でした〜!!
月に照らされて、夜の海をゆっくりと進んでいく
船を思わせるような、そんなサックスでした。
ゆったり、たっぷりとした、ラインの綺麗なソロでした。


私、本田さんが歌モノのバックで吹かれてる時とか、
歌モノの間奏でソロを吹かれてる時のサックスって、
大好きなんです。
その理由が自分でもよくわからないんですけど。。
本田さんのサックスの持つ、メロディアスな部分が
より強調されて聞こえてくるからでしょうか?


以前この事を本田さんファンサイトの掲示板に書き込んだら、
そのサイトの管理人さんが


「歌モノってメロディというかコード進行がわかりやすくて
間奏でもそこを大きく外す感じのソロ
(アウトスケールっていうらしいです。)はあまりないので、
それで聴きやすいのかも。
インスケールは安心感があって聴き心地がいい部分が
ありますね。」


と教えて下さいました。
なるほどなぁ〜、と思いました。
歌モノの「メロディーラインに沿った」本田さんのサックスが
聴けるので、それで気持ちがいいのかもしれませんね。
本田さんの奏でるサックスが、
本当に「歌」みたいに聞こえるときがあります。



次の曲の歌い手も、バカボンさん。
「ハーバー・ライト」という曲を披露。


この曲で、バカボンさんはマンドリンをプレイされていました。
演奏前のチューニングに、予想外に時間がかかり、
あせるバカボンさん。


そんなバカボンさんを見て、それぞれの楽器で音を出して、
バカボンさんのチューニングの邪魔をするメンバー(笑)


バカボンさん「やめてよ、オレ今本当にあせってるんだから!(^^;」


こんなやり取りも、「俺歌」ならではです♪



この「ハーバー・ライト」という曲、素敵でしたねぇ〜。
私、生マンドリンは初めて聴いたかもしれません。
ウクレレみたいな音でしたね。


演奏後の増崎さんいわく
「ハワイアンみたいな雰囲気になったね〜。」


私は、昔の映画音楽みたいな、レトロな雰囲気にも感じられました。
霧がかかった光景が見えてくるような。


そしてこの曲の間奏での本田さんのプレイが、
すごく不思議でした!


サックスで、なんだか
「震えるような」「かすれるような」感じの音を
出してらしたんです。上手く文章で表現できませんけど。
すごーい!って思いました。あんなの初めて聴きました。


あの音は、どうやって出してたんでしょう?
私の席からは、本田さんの手元は見えなかったんですけど。
手元の動きには関係なく、吹き込む息の具合とか、
変わったタンギングのやり方で、
ああいう音を出してらしたのかなあ。
摩訶不思議です。



次の歌い手は、鶴谷さん。
マイケル・ジャクソンの「ロック・イズ・ユー」を
ノリノリな感じで!



一部ラストの歌い手は、本田さん。
今日のゲスト、Fried PrideShihoさんのリクエスト、という事で
「セクシャル・バイオレット」を歌われました〜。


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二部は、ヤヒロさんのボサノヴァ・メドレーでスタート。
アコギによる弾き語りでした。



次の歌い手は鶴谷さん。
曲名忘れましたが、ジノ・ヴァネリの曲。
増崎さんいわく
「俺たち世代はみんな、この曲を聴いて
ミュージシャンになろう!と思ったんだよね。」
との事で。


各メンバーさんの譜面台にのっている譜面が、
何やら巻物のように長いです。
なんだか大曲そうな雰囲気・・・。


「絶対間違うな・・・。
でもなるべく完コピでいってやる!(笑)」
と増崎さん。


そして演奏スタート!
かなりハードな雰囲気の曲。
うっおー、かっこいい〜〜!


中間部では各ミュージシャンのソロ回しも。
バカボンさんのソロが終わった後の
バンドメンバーのグルーブ感、すごかった〜!


熱い大きなひとつのかたまりとなって、
同じ方向へ向かって一気に突き進んで行く感じ!


このシーンは、もうミュージシャンの方々本領発揮というか、
さすが本職!って感じで聞き惚れました〜〜。
かっこよかったーー!


この曲の演奏が終わった後、
会場のお客さん拍手喝采でした!!
うーん、熱かったなー!!



そしていよいよ、本日のゲスト、
Fried PrideShihoさん登場です!


かわいい方だなぁ〜、と思って見とれる私。
まわりの空気がお砂糖でコーティングされてるような、
そんなかわいい雰囲気のShihoさん。


Shihoさんの歌は、私は以前「東京JAZZ」のBSのライブ放送で
テレビ画面を通して聴いた事はあるのですが、
生で聴くのは初めてでした。


まずは、テンポのあるファンキーな雰囲気の
歌を披露。(曲名忘れました。ごめんなさい。)


Shihoさんの声って、低くて張りがあるんですね。
パンパンに張ったスネアドラムのヘッドを思わせるような、
ぱーんと張った声でした。



次にShihoさんが歌ったのが「浜辺の歌」。
ゆったりとした、静かな雰囲気で。


口の中で、言葉をひとつひとつ
大切にころがしてあたためてから、
外に出して行くような、そんなShihoさんの歌い方が
素敵でしたー。



Shihoさんが三曲目に歌ったのが
ビートルズの「Come Together」。


かなりロックな、ヘビー級の、
重量感のある感じのアレンジで。
お腹にどーんと来る感じでした。
迫力ありましたね〜。かっこよかったです!



ここでShihoさん退場です。お疲れさまでしたー!


そしてこの時点で私も退場です。
今回は日帰り京都なんで、
22:10頃にはライブハウスを出る事に。
うわーん、もっと聴きたかったよぅ〜。



私がライブハウスを出た後のライブの内容を、
お友達がメールで教えて下さいました。
(ありがとうございます!)

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Shihoさんが退場された後、松本さんが
昨年の本田バンドカウントダウンライブで
歌われたのと同じ雰囲気の、
テクノっぽい曲を歌われたそうです。


「本職さん(shihoさん)に対抗できるのはこれしかない!」と
急遽曲順変更だったそうで。



次の歌い手は増崎さん。
マイケル・フランクスの曲を歌われたそうです。


アンコールでは、
バカボンさんがキーボード、松本さんがベースを担当し、
ゲストのShihoさんも再び参加で、
全員で一曲演奏されたそうです。
盛り上がったみたいですね〜!


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という感じで、今回も楽しい「俺歌」でした♪



しっかし、22:10に京都RAGを出て、
神戸の自宅にたどり着いたのが00:20頃・・・。


いやはや、日帰り京都はたいへんです〜。


でも今日(29日)も再びこの日帰りコースで
京都RAGのライブに参加の私なのでした。
頑張るぞー。