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こまきのブログです。

「本田雅人〜Another Beats Connection〜@BAJ」ライブレポ!

komaki-13252008-04-28

●2008年4月28日(月)
本田雅人〜Another Beats Connection〜」


【会場】
BLUES ALLEY JAPAN(東京・目黒)


【出演メンバー】
本田雅人(Sax)
梶原順(G )
松原秀樹(B)
森俊之(Key)
鶴谷智生(Ds)




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【SET LIST】※( )内は作曲者名
☆一部
ミスター・マジック(秀樹さんが持ってきたカバー曲)
Trela Alegre(本田雅人
サウス・ウイッグ(森さんが持ってきたカバー曲)
ブラック・アイズ(本田雅人
Wake In Good(本田雅人
ワルツでGO!(本田雅人


☆二部
EASY TO GO(梶原順
ブラック・アイズ2(本田雅人
Cresent Moon(本田雅人
EVER(梶原順
アップ・ダウン・アップ(森さんが持ってきたカバー曲)
JOY(本田雅人


<Enc.>
JIVE(梶原順


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行ってきました、東京に!


今回のライブ、立見だったんですよね・・・
日程的にはちょうど仕事が休みの日に当たったので問題なかったんですけど、
行こうかどうしようか迷っていたらテーブル席が売り切れてしまいました。
6時間半の立ちっぱなしに耐えた自分を誉めてやりたいです〜。
(開場前に一時間半、開場〜開演までに一時間半、ライブが三時間半。。)



さて、今回の「本田雅人〜Another Beats Connection〜」は、
本田雅人さんの新プロジェクトです。


もと本田さんファン、現在梶原さんファンの私としては、
梶原さんと本田さんが共演するという時点でとっても見たいライブだったし、
その上に秀樹さんに森さん・・・となると、もう超豪華!
見れて良かったですー。


演奏された曲の内容は、
本田さんのオリジナル曲、梶原さんのオリジナル曲、
そしてそれ以外のメンバーの方々が持ってきたカバー曲、という感じでした。


ライトでおしゃれな雰囲気の曲が多く演奏されるのかなー、と思っていたのですが
この予想はちょっと違ってて、
個人的には「おしゃれ」というよりは「渋い」という印象でした。
ダーク系の曲も多かったですしね。


一部と二部で一曲ずつ、本田さんのニューアルバムに収録予定の
新曲も演奏されました。
タイトルは「ブラック・アイズ(仮)」と「ブラックアイズ2(仮)」。
仮タイトルの「ブラック・アイズ」は「目黒」を指すそうです(笑)
本田さんがこの事をMCで話したとき、会場爆笑でした(笑)


MCでは秀樹さんの「かかかかかっ」という高笑いが
久しぶりに聞けたのが嬉しかったですね〜。
聞きながら「そう、これなんだよ、これこれ!」と思ってました。(なんのこっちゃ?)


個人的に一部で演奏された曲の中で一番盛り上がったのは「Wake In Good」。
本田さんのソロアルバム『Real-Fision』に収録されている曲なんですけど、
私はこの曲には「夏の朝」のイメージがあって、そういう季節によく聴いていたので、
ライブでこの曲を聴きながら、自分の中で夏の朝の風景がさあーっと広がっていくのを感じました。
森さんのキーボードの和音は、夏の朝の光のかさなりみたいでした。


「ワルツでGO!」は、森さんのプレイが印象的でしたね〜。
本田バンドのライブでこの曲を演奏する時は、
松本さんがいつもはキーボードを弾いているわけだけど、今回は森さんで。
また松本さんとは全く違った印象でかっこ良かったです!


この曲に限らず、森さんのプレイに「耳がいく」シーン多かったですね。
特にファンキーな曲調での森さんのプレイがすっごくかっこ良かったです!
あの濃さが素敵!


二部の一曲目は「EASY TO GO」。
本田さん名義のライブで梶原さんの曲が聴けるとは思ってなかったので嬉しかったです!


この曲の演奏後にMCで梶原さんが「EASY TO GO」の曲タイトルの説明をされました。


「もともとはすごく演奏しにくい曲で演奏する人がよく間違うので
LOST THE WAY』というタイトルをつけていました。
でも少しアレンジを整理して、譜面を書き直したらすごく演奏しやすい曲になった。
それで『EASY TO GO』というタイトルにしました。」


その話を聞いた本田さん、
「あー、出世魚が名前が変わっていくような感じですね。」。


・・・んー、微妙に違うような気がしますが(笑)まあ、いいか。



「EVER」が聴けたのはすっごく嬉しかったです。
秀樹さんの優しい優しいベースと、
夕焼け色の本田さんのサックスと。


そして何より素敵だったのが梶原さんのアコギです。
きらきらと輝く、優しい宝石の粒のような音色でした。
とても心に届いて、心に残る演奏でした。



アンコールはこれまた梶原さんの曲「JIVE」!
盛り上がりましたね〜!
ラストのソロバトルは梶原さん、本田さん、森さんの三人で。(豪華!)
ものすごく白熱したソロバトルになってめちゃくちゃかっこ良かったです!


ライブは三時間半におよび、拍手喝采の中幕を閉じました。



その時その時において「自分がすべき役割」を最もかっこいい形で果たす梶原さん、
どんな場面にも柔軟に対応できる変幻自在な梶原さんのギター。


超絶技巧ながらも、いつも根底には音楽へのピュアな果てしない情熱が見える
本田さんのサックス。


空間に、「弾いた跡」をしっかりと残していくような、
特にファンキーな曲調でのプレイがかっこいい森さんのキーボード。


ゴムまりのような確かな質感、
そして場面場面において音の質感や重さを自由に変える事ができる、
そしてソロの場面では「ばきっ!」と枝をへし折って前に進んでいくような
アグレッシブなプレイがかっこいい秀樹さんのベース。
(秀樹さんと梶原さんのコンビネーションが久しぶりに聴けて本当に嬉しかったです。)


がっつり、がっつり!な感じの鶴谷さんのドラムス。



豪華メンバーによる大人な雰囲気の「Another Beats Connection」。
これからどんな風に化学反応を起こして、進化していくのかな〜、と楽しみです!
今後ぜひ東京以外でもライブをしていただきたいですね。