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こまきのブログです。

【Live】「バカボン鈴木セッション」@京都RAG ライブレポ


●2013年9月27日(金)
バカボン鈴木セッション」


【会場】
Live Spot RAG(京都)


【出演メンバー】
バカボン鈴木(B)
梶原順(G)
本田雅人(Sax)
松本圭司(Key)
仙波清彦(Per)
平陸(Ds)


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「私、『バカボン鈴木セッション』見に行くの、ものすごーく久しぶりな気がする。。前に行ったの、いつだっけ?」
と、過去のチケットを調べてみたら。。


なんと前に行ったのは、2006年1月29日でした。
このブログで、ライブレポも書いてた。。


☆2006/1/29 「バカボン鈴木セッション」@京都RAG ライブレポ


だいぶ間空いてるよなー、とは思ってましたが、まさかそんなに前だったとは。
月日の経つのはなんて早い〜。



という事で、私にとって、7年8か月ぶりのバカボン鈴木セッションとなりました。
ギターが梶原さんでのバカボン鈴木セッションを見るのは初めてだったので、わくわくでした。
梶原さんと本田さんのラグでの共演を見るのもかなり久しぶりだったので、これまたすごくわくわくでした。
豪華な顔ぶれの今回のセッション、ラグはお客さんでいっぱいでしたね。



久しぶりに、バカボン鈴木さんのオリジナル曲の世界にどっぷり浸かりましたが・・・


私の第一印象。
バカボンさんの曲って、こんなに難しかったっけ?」


あ、ネガティブな感想じゃないですよ。
なんていうのかな。。
こう、難しい感じの本を読んでて、
「なんか難しいんだけど、でもなんか読んでると、身体の奥、あつくなる!」
みたいな、そういう時ってないですか?
なんかそういう感じの曲たちの数々でした。


そういった曲たちに対して、それぞれのミュージシャンが、バカボンさんの楽曲を心をこめて理解し、
自分の持ち場から、自分らしいやり方で、
バカボンさんの曲に、熱や力や色合いを与えていく様子が、とってもかっこ良くて素敵でした。


どのミュージシャンの方も、「自分をアピールするためのプレイ」じゃなくて、
「今ここにある楽曲のための、ここにある音楽のための」プレイ。
聴いていてそういうのがすごく伝わってきて、そこにじんとしました。
うつくしいなあ、と思いました。


久しぶりにラグで聴いた、本田さんの凛とした真っ直ぐな、胸のすくようなサックス、気持ち良かったです。


そしてこの難曲ぞろいのセットリストの中で、ドラムの平陸くん大健闘!!
ああいう曲たちってドラムは絡みにくいんじゃないのかな〜、と勝手に思いながら聴いてたのですが、
陸くん素晴らしかったです!すごい!!
本当に将来が楽しみですね。
しかもセッションでも暗譜だし。。(すご過ぎ。。)


梶原さんは、曲や場面に応じて、いろんな種類のカッティングを繰り出してました。
料理人が、料理に応じていろんな種類のナイフを取り出すみたいに。


梶原さんは自分が持っている無数のいろんな種類のナイフの中から、
その場に応じたものをさっと取り出したり、
あるいは時には、新しいナイフをその場でぱっと生み出したりしてました。
そんな感じでした。
どんな曲でもどんな場面でも対応できる。。


ソロもかっこいいものがいっぱいあったけれど、
特に「ペナルティ」の梶原さんのソロは印象に残りました。


哲学書のような曲たちの中を、梶原さんのエレキギターが熱く駆け抜けてゆく様子は、とてもかっこ良かったです。



あ、そうだそうだ、
梶原さん本田さん松本さん3人での「カカカカ」っていう口パーカッション、すっごい面白かった(笑)
3人ともとっても楽しそうだったなー(笑)


あと、MCでバカボンさんが
「CD聴かなくてもいいからとにかく買ってください(笑)」といういつものお決まりのギャグを話してて、
その後その流れから(だったっけ)、「CDはなんの略」みたいな話になり、


松本さん 「カ(C)レーだ(D)いすき・・・」


本田さん 「確かにカレー大好きだよね(笑)
      あ、バカボンさんは、ち(C)からうどん だ(D)いすき!」


梶原さん 「ち(C)からうど(D)ん だいすき?」


本田さん 「違う!ち(C)からうどん だ(D)いすき!」


・・・みたいな、ライブに参加されていない方には非常に説明しにくいこんなやり取りもあり、
聞いてて楽しかったです♪



この日のライブは京都ラグでの、バカボン鈴木さん3DAYSの初日でした。
私はこの初日しか参加できず残念だったんですが、
きっとあとの2日も、濃い内容だったでしょうね〜。