●2015年12月6日(日)
渡辺貞夫「Naturally」
【会場】
兵庫県立芸術文化センター
【出演メンバー】
渡辺貞夫(Sax)
ジャキス・モレレンバウム (Cello)
イタマール・アシエリ (Pf,Key)
ルーラ・ガルヴォアン (G)
アルベルト・コンチネンチーノ (B)
パウロ・ブラガ (Ds)
シヂーニョ・モレイラ(Per)
押鐘貴之ストリングス (12名の弦楽アンサンブル)
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【SET LIST】
☆1st
A FELICIDADE
NATURALLY
BEM AGORA
CARINHOSO
WIND & TREES
SIMPATICO
BIRD'S SONG
NA LAPA
☆2nd
SAMBA EM PRELUDIO
JUNTO VOM VOCE
AFTER YEARS
COMO VAI!
WATER VOLORS
BUTTERFLY
MANHATTAN PAULISTA
<Enc.>
SONHO DE NATAL
SMILE
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本当に行って良かったです。。
大感動でした。。。
私は今回の貞夫さんのニューアルバム「NATURALLY」のコンセプトみたいなものを詳しく知らないんですけど、
でも今回のライブの貞夫さんの演奏からは、
「飾らない、ありのままの自分でいたい。自然な自分でありたい。」
という貞夫さんの誠実な、かつとても切実な気持ちが、
そのまままるごと音楽に姿を変えて、聴く私たちの心にとても直接的に届いてくる感じがしました。
その優しさは以前よりもいっそう深まり、奥行きを増し、
聴いているとあまりの優しさや美しさに深く感動して、
幸せなような、切ないような。。
・・・上手く言葉では表現できないけれど、でもとにかくとても大切な気持ちになりました。
本編ラストだったか、アンコールの1曲目だったか。。
その曲のラストで貞夫さんが長く伸ばして吹き続けたたった一音に、
上に書いたような貞夫さんの真摯な気持ちがぎゅっとつまっている感じがして、
私はそのたった一音に涙しました。
聴いていて、
「この人は、80歳を過ぎてもなお、世界的な奏者になってもなお、自分に全然満足していないんだな。
自然な自分でありたいと、昔からずっと誠実に努力してきて、
まだこれからもその事に対して(あるいは他のいろんな事に対しても)、ずっと努力し続けていくんだな。」
と感じました。
音楽を思い切り楽しみながらも、でも同時に、自分にとても厳しい。。
あんなにすごい人なのに。。
全く自分に奢る事なく、誠実な真摯な姿で「今」を走り続ける貞夫さん。
本当にかっこいいです。
かっこ良すぎます。
そして、初めて聴いたチェロの、ジャキス・モレレンバウムの演奏。
聴いてすぐに「なんだこれはーー!!」と思いました。びっくりしました。
私はチェロについて詳しくはないですが(何についても詳しくはないですが)、
でも今目の前で自分が聴いている演奏が、「世界的レベルの歌心」の演奏である事は直感的にわかって、
モレレンバウム(言いにくい)が演奏するたびに、
「すごいなー!本当にすごいなーーー!!!」って興奮してました。
いやー、聴けてよかったなあ。
2015年の、素晴らしい私的ライブ納めとなりました。
ありがとうございました。
貞夫さんは、素晴らしい!!!
聴くたびに、優しさとあたたかさが底なしに深まっていく貞夫さんの音楽・・
いったいどこまでいくんだろう?