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こまきのブログです。

【Live】鳥山雄司&本田雅人@ビルボードライブ大阪 ライブレポ


●2013年11月12日(火)
鳥山雄司本田雅人 Back to 80's 〜 Fusion Night〜」


【会場】
ビルボードライブ大阪


【出演メンバー】
鳥山雄司(G)
本田雅人(Sax,Fl)
森俊之(Key)
川崎哲平(B)
則竹裕之(Ds)


                                                    • -

「ライブレポ」と言えるほどのものじゃないですが、
心に本当につよく残った部分だけを簡潔に。。




鳥山雄司さんのギターを、今回のライブで生で初めて聴きました。
最初の音を聴いた瞬間、
「あ、いい!好きかも!」って思いました。
熱くて、太い、音色。。


本田さんのサックスと鳥山さんのギターのユニゾンは、
きり、きりりりり、と、不思議な新鮮な感触で響いてきました。


哲平くんの、とってもくっきりはっりした立体的な音の粒は相変わらず気持ちいい。


そして則竹さん、凄かったなあ。
「則竹さんのドラムスからは歌が聴こえる」というのはずっと思っていた事だけど、
今回は、その歌が、メロディー・・単音ではなく、
ハーモニーとして、和音として聴こえてくるような感覚があったというか。。


則竹さんのドラムの中には、まるでオーケストラの響きのような重厚な音楽がありました。
管楽器の音や、弦楽器の音や、いろんな音の重なりが、
そのドラムスからは感じられて、
私はドラムのプレイを聴いていてそんな事を感じたのははじめてだったから、びっくりしてしまいました。


そんなオーケストラ状態で、
時には森のようにどこまでも奥深く幾重にも重なっていったり、
時には海を進む力強い戦艦のように突き進んでいったり、と本当にすごかったです。
宇宙だなあ。



そして本田さんのサックスは、なんだか変わり始めているような印象を受けました。
どこがどんな風に、って上手く言葉では言い表せないし、私が勝手に感じているだけかもしれないけれど、
聴いてて、「えっ!」って驚いた瞬間が何度かありました。
これからの本田さんが楽しみです。



1st Showのラスト曲は、「トランス・フュージョン」でした。
とても爽やかな不思議な色合いの曲でした。


この曲の、ちょっと唐突な感じの終わり方も新鮮で良かったです。
気持ちのいい夢から、前触れなしに 突然はっ!と目が醒めるような、そんな終わり方でした。
その時の感触が、まだ今も自分の身体の中に残っています。


今回のライブで演奏されたのはずいぶん古い時代の曲たちだったようですが、
「古い」とか、そんな風には全然感じませんでした。


本田さんがMCで
「皆さん今日演奏されている曲をほとんど知らないでしょうから、
新曲を聴くような気持ちでお楽しみいただいているわけですね。
それもまたいいですよね。」
みたいな事をおっしゃっていましたが、
本当にそんな感じで、どの曲も新しい気持ちで楽しませていただきました。
本当に新曲だったとしても、全然違和感なかったと思うな。
そしてきっとそれって、すごい事なんだと思う。


則竹さんの愛聴盤だという鳥山雄司さんのアルバム「トランス・フュージョン」を、
買って聴いてみたくなりました。



TRANSFUSION

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