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こまきのブログです。

【Live】「渡辺貞夫グループ2010」@ビルボードライブ大阪

komaki-13252010-05-29

●2010年5月29日(土)
渡辺貞夫グループ2010」


【会場】
ビルボードライブ大阪


【出演メンバー】
渡辺貞夫(Sax)
小野塚晃(Pf/Key)
養父貴(G)
コモブチキイチロウ(B)
石川雅春(Ds)
ンジャセ・ニャン(Per)


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昨年5月の兵庫芸術文化センターでのライブ以来、
約1年ぶりの渡辺貞夫グループのライブでした。


久しぶりの貞夫さんのライブ、やっぱり素敵でした。


貞夫さんのあったかいサックスの音色に、優しく自然な感触で心を解放されました。


外にいてあたたかいお日様にぽかぽかと照らされたり、
心地よい風にずっと吹かれていると、
なんだか自分の気持ちが優しく素直になっていくし、自然とオープンになっていくでしょう?
貞夫さんのサックスを聴いていて自分の心が開かれていく時の感触というのは、
そういう気持ちに近いかもしれません。


小野塚さんのピアノとKeyは・・
ほんといつ聴いても「理性と感情のバランスが良く取れてるなぁ」と思います。
すごくクレバーなプレイだと思うんだけど、つめたい感じや理屈っぽい感じは全然しない。
クレバーだけど、優しくて、エモーショナル。。
ほんと「情緒の安定したピアノ」という感じ。
いつも安心して聴けるし、落ち着きます。
もちろん、どきどきはらはら熱くもさせてくれます。
このへんのバランス感覚が絶妙ですごいなぁと思います。


ンジャセがパーカッションのヘッドを「ばぁん!!」と叩けば、
自分の心の中を「ばぁん!!」とぶっ叩かれたような気持ちになりました。
すっごい気持ちよかったです。


ンジャセと石川さんのソロ・シーンは・・
今までは「バトル!」という感じがしてたけど、
何だか今回はバトルというよりは・・
お互いの繰り出す無数の音の粒が、ひとつひとつしっかりと混ざり合って
深く理解し合ってぎゅっと熱く抱き締めあってるような感じで、
何だか今までとは違った種類の熱さが生まれているような感じがして、
それもまた良かったなあ。
音と音が、まるで深く理解し合ってる恋人同士みたいだった。


無国籍のリズムの洪水の中に身を置きながら、
「すごいなあ!」と、私はぱああ、と顔を輝かせていました。
どきどきもしたし、懐かしくもあったし、癒されもしました。
リズムは素敵。タイコは素敵。
ンジャセ&石川さん最高!!!です。



コンサートホールもいいんだけど、
個人的にはやっぱり渡辺貞夫グループのライブはクラブで聴くのが楽しいです。
来年も来てくださいね、貞夫さん。