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こまきのブログです。

「ノルウェイの森」ワタナベくんと「グレート・ギャツビー」

神戸新聞のインタビューで、インタビュアーの
「村上さんの小説『ノルウェイの森』の主人公、ワタナベ君は、
十八歳にして『グレート・ギャツビー』を『通して読むのは三度め』と
話していましたが・・・」
という質問に対して、春樹さんはこんな風に答えていました。


ワタナベ君は世界を見つめ、大事なことを学ぼうとしている人です。世界を知ることによって友人の死から受けた傷を乗り越え、成長しようとしている人です。彼の姿勢には「グレート・ギャツビー」の世界と通底するところが、あるいはあるかもしれません。


神戸新聞インタビューより)



この春樹さんの言葉を読んで、
ノルウェイの森」をもう一度読み返したくなりました。。


ワタナベ君という人物をそういう風にとらえた事は、私はなかったなあ。
この春樹さんの言葉を心に置いて「ノルウェイの森」を読み返したら、
また今までとは違ったものを、物語から感じ取るのかもしれないな、と思います。