いつもは私はウォーキングをする時は、朝の時間帯に歩くのが好きなんだけれど、
この日はお休みだったにも関わらず、家で片付けないといけない持ち帰り仕事がびっしりで、
それらが一区切りついた時にはもう夕方。。
でもまだやんなきゃいけない事ある。。
・・だけど、いろんな事が身体や心の中にたまっていて、
「ああああ、歩きたい!すかっと発散したい!」と身体が痛切に欲しているのを感じたので、
珍しく夕暮れ時にウォーキングに出ました。
この季節にしてはさらりとした感触の気持ちのいい風。
楽しかった日曜日の街全体がゆっくりとクールダウンしていく気配を感じながら、歩く。
目に見える全ての景色がオレンジ色に染まっている。
家々の屋根も全てオレンジ色に染まっている。
それぞれの屋根の下にある、それぞれの人たちの生活を想いながら、歩く。
歩きながら、きちきちに固まっていた心や身体が、ほぐれていく。
「夕暮れ時のウォーキングも悪くないなあ。」と思いながら、歩く。
いつも歩いている風景の中なのに、
自分の家からそれほど離れた場所ではないところなのに、
とんでもなく美しい夕暮れを見て感動する。
「自然にはかなわないなあ」と心底思う。
時には自然は、理不尽に暴力的な姿になる時もあるけれど、
その一方で、今日みたいに、とてつもなく大きな、無償の愛みたいなものを届けてくれる時もある。。。
水田に映る夕焼け雲が美しい。
植えられたばかりの稲たちに心の中で話しかける。
「今年は一緒に伸びよう。」
あまりにも遅すぎる歩みだけれど、
時間がかかり過ぎた歩みだったけれど(それが私の人生だ)、
やっとここまで来たよ。