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こまきのブログです。

映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」DVD

ライトニング・イン・ア・ボトル [DVD]

ライトニング・イン・ア・ボトル [DVD]

きのう買いました!
映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」のDVD!
嬉しーーっっ。


この映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」は
Blues Movie Projectのうちの一本。
昨年のちょうど今頃の時期に、映画館に見に行きました。
(もう見に行ってから一年経つんだなぁ。早いなあ。)


「ライトニング・イン・ア・ボトル」についての
詳しい感想は、こちらの日記にて。


☆2005年6月4日の日記〜映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」
http://d.hatena.ne.jp/komaki-1325/20050604


もうこの映画見て、大感動したんですよ私。
だから今回DVD買って、ほんと嬉しくって。


で、買ったその日の晩に早速家でDVD見ました。
うーん、やっぱり映画館で見た時の方が迫力あったし、
臨場感あったなぁ。


でも、あの映画を初めて見て感動した時の幸せな気持ちを
また思い出す事ができたし、この素晴らしいライブが、
これからはおうちでいつでも見られるっていうのは
やっぱりとっても嬉しいです。


ナタリー・コールは素敵だし、
バディ・ガイエレキギターはねちっこくてセクシーで
聴いてると赤面しちゃうし、
ソロモン・バークの会場じゅうを巻き込んじゃう
エンターテイメントなパフォーマンスは素晴らしいし、
B.B.キングの歌はほんと「魂の叫び」だし。
他にも見どころいっぱいです。


このDVDには、「SPECIAL FEATURES」と題して、
映画での未公開ライブシーンや、
映画ディレクターのインタビュー映像なんかも入ってて
これがまた良いです。
ディレクターのインタビュー内容、とっても興味深かったです。
(ライブの最初がアフリカのシンガーでスタートしたのには、
深い意味があったんですね。照明の話とかも、面白かった。)


昨年この映画を見た時にはあまり心に残っていなかった
ティーヴ・ジョーダンのプレイ、
今回DVDで見たら「おおお、かっこいい!」って感じで
すごいインパクトがありました。


ルース・ブラウンのキャラ、やっぱり好きだなあ。
ライブの出演メンバーを見て
「生き残りの館ね」と言ったり、
「葬式じゃないのに、これだけのメンバーが集まったのよ!」と言ったり。
発言が洒落てる〜。素敵ー。



そして私の中でいちばん印象に残ったのはB.B.キングです。


B.B.キングは、この映画の中でこんな事を話していました。



ボルティモアで公演した時の事だ。
バンド演奏が終わり、私の番になった。
MCが“B.B.キング!”と言うと、若者が一斉に“ブー!!”
これには傷ついた。こたえたよ。


彼らは私ではなく、ブルースの演奏を拒絶した。
ブルースより、ソウルやロックを求めてたんだ。


演奏した曲は『スウィート・シックスティーン』。
その歌詞の一節にある“冷たい仕打ちにも変わらずお前を愛す”
私が女性の事を歌ったものだが、あの状況にぴったりだった。
心で泣きながら演奏したんだ。


最後には拍手喝采だったか、最初は無関心だった。
私ではなく、ブルースが拒絶されたんだ。
ブルースは黒人である事を再認識させる。」

そして、映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」の中で、
ライブを始める前のMCでは、B.B.キングはこんなふうに語っていました。



「ありがとう皆さん。今夜の演奏はとても光栄です。
最長老をトリに回してくれた。


私がブルースをやり始めたのは1949年です。その時に初めて録音をした。
それを思うと、今夜は感無量です。
ゾクゾクするし、ルシールも叫んでます。」


このMCの後に演奏されたのが、「スウィート・シックスティーン」でした。


なんとゆうかもう、B.B.キングの歩いて来た道のりというか、
人生の重みというか、ブルースの歴史というか。。
B.B.キングの語る話からは、いろんなものを感じます。
この人自身がブルースなんだな。


私は、B.B.キングのステージを見たのは、
恥ずかしながらこの映画
「ライトニング・イン・ア・ボトル」が初めてでした。
B.B.キングの歌、衝撃でした〜。
陳腐な表現かもしれないけど、
B.B.キングの歌は「魂の叫び」という他に、表現しようがありません。


私の中で「歌」というものの概念を、
根底からひっくり返してくれたB.B.キング
ギターも本当に素晴らしいです。


今回DVDで改めて見たけど、B.B.キングはステージも素晴らしいし、
彼が語る話には、毎回何か深く感じさせられるものがあります。
なんかこう、B.B.キングの「存在自体」に、
ぐいぐい惹かれるものを感じます。
これから少しずつ、B.B.キングのアルバムとか聴いて行きたいな。


それにしてもこの映画のDVDが手元にあるっていうのは
本当に嬉しいです!
何度も繰り返して見ちゃいそうですー。