It Will Be Fine!

こまきのブログです。

「JとBとHとK@チキン」レポ!

komaki-13252005-08-06

●8月6日(土)「JとBとHとK」
 @神戸チキンジョージ
http://www.chicken-george.co.jp/



【出演メンバー】

ムッシュかまやつ(Vo.&G)
梶原順(G)
浅野祥之(G)
松原秀樹(B)


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この日8月6日は、花火大会当日だった事もあり、
神戸の街は、浴衣美人の女性であふれていました(笑)


そしてこの日は花火大会当日だった事もあり(?)
チキンジョージでは「初心にかえった演奏」(←by梶原さん)が
繰り広げられたのでした(謎)


この日もステージセッティングは、センターステージ方式でした。
もうチキンでライブやる時の定番ですね。


まず最初はJとBの演奏からスタートです。
演奏中にも、花火大会の「どおおぉん」っていう音が
ライブハウス内に響いて来て、「おおお」って感じでした。
梶原さんも、「弾いてても(花火大会の音が)聞こえてくるねー」
と、ちょっとびっくりした表情。


数曲演奏後、秀樹さんも参加で「JとBとH」での演奏スタート。


・・・ってゆうか、秀樹さんが加わった途端に
話に花が咲き過ぎです(笑)


「最近DEPAPEPEすごいよねー」という話題になり、


浅野さん「俺、ギターに貼ってるDEPAPEPEのステッカー、
半分はがしちゃったよ(笑)」
「三浦くんがよくメールくれるんだけどさ、
その内容が『今度シングルが出ます!』とかさ、
ミュージックフェアに出ます!』とかさ、あり得ないよね〜。
そこ(チキンのフードカウンターを見て)で
働いてた人たちなんだよ??」


梶原さん「ほんとすごいよね〜。まぁ、許すけど。。。」
(この「許すけど」を聞いて私、
「あ、許すんだ(笑)いい人だぁ梶原さん(^^)」と大変ツボでした/笑)


「インストのアコースティックギターデュオが、
こんなにも世間に受け入れられる土壌があるという事を、
彼らは示してくれたよね。」
と、梶原さん。


うんうん、本当にそうですよね。
DEPAPEPEは本当にすごいですよね!
頑張れ、神戸発アコースティックギターデュオ!!


あとは「今日のパンツどこで買った?」という話題になり(爆)
秀樹さん「俺、ユニクロ。」
浅野さん「俺、無印。無印の方がユニクロよりちょっと高いよね。」
梶原さん「俺、コンビニ。コンビニって高いんだよね。
      絶対定価でしか売らないし。。。(ぶつぶつ)」


で、ここからユニクロの話題に突入。
ユニクロの商品を買う派か買わない派か?」で
白熱した議論が続いておりました。


秀樹さんは買う派。
浅野さんも買う派。
梶原さんは、はっきりとは言わなかったけど、
どうもあのお話の雰囲気だと、買わない派みたいですね。



さて、真面目な演奏面のお話に戻ります。
アコギ二本にエレキベース、という編成のライブを見たのは
初めてだったので、とっても新鮮でした。


何だかあの編成でチキンで聴くと、
秀樹さんのベースの音が丸裸な感じで聴こえてきて、
とっても生々しかったです。
ベースの音がまるで心臓の音みたいに聴こえました。


秀樹さんのベースの音が、
ファンキーに跳んだりはねたり、
セクシーにうねったり、くねったりするのを
「かっこいいなぁ〜」って思いながら
じいーっと見ていました。


この日の「Soup of the Day」めっちゃくちゃ
かっこよかったです〜!!


秀樹さんのベースが入る事によって、
よりふてぶてしい、悪っぽい、ハードボイルドな雰囲気の
「Soup of the Day」になりましたね。
ちょっと渋そで苦そうな、大人の味のスープになってました。


「そんな簡単に、すんなりとは飲めないぜ〜」
みたいな、そんな感じ。
かっこ良かったなあ。
ほんと、大人の演奏でした。



素敵な演奏と素敵なMC(笑)で、
ライブハウス内の空気がほぐれた頃、
いよいよ本日のスペシャルゲスト、
ムッシュかまやつ氏の登場です!


かまやつさん、相変わらずすごかったですね。
5月に拾得で初めてかまやつさんの歌とギターを聴いた時も、
すごく感動したんですけど、
6日にチキンで聴いた時も、
改めて「すごいな」って思いました。


かまやつさんの歌って、
聴いてると、自分の視点が、
自分の心の内へ内へと、ぐうーっと入っていくような、
そんな歌なんですよね。
とても内省的な感じがします。


そしてかまやつさんの音楽からは
何か哲学みたいなものを感じるし、
かまやつさんの世界観みたいなのも感じます。
かまやつさんが今まで過ごして来た
時間みたいなものも、感じる。


私はチキンで、かまやつさんの背中をじいっと見つめながら、
「この人は、今までどういう時間を過ごして来た人なんだろう」
と考えていました。
全身を神経みたいにして、かまやつさんの歌を感じ取っていました。


「君は何かに凝った事があるかい。
狂おしいほどに何かに凝れば凝るほど、
君の人生は輝くだろう」
・・・っていう歌詞、めっちゃくちゃかっこ良かったです!!
「うんうんうん、そうですよね〜!!」って、
頷きまくりながら聴いてました。
5月の拾得でこの歌を初めて聴いた時も、すっごく感動したので、
今回チキンでまた聴けてすごく嬉しかったです。


そしてかまやつさんのギター!
やっぱりすごいですよねえ。


かまやつさんのギターには、「前後関係」が全くないんですよね。


「今までこういうフレーズを積み重ねてきたから、
次はこう持っていこう」とか、
「今こういうフレーズを弾いたから、
次はそっちへ持っていこう」
とかいう、そういう繋がりみたいなのが全然なくて、
脈絡ゼロ!な感じですよね。
ほんと、突拍子ない感じ。


見ていた映画のシーンが、何の予告もなしに、
突然全く違うシーンに「ばんっ!」と切り替わるような、
そんな感じです。
いつ何が、そこから飛び出してくるか、全く予測がつかない。
予測のつけようもない。
私はあんなアプローチのギターは、初めて聴きました。


だから、かまやつさんがギターソロを弾いている間っていうのは、
梶原さんたちも
「次はどう来るんだ、どう来るんだぁ」って
すごくどきどきしながら、かまやつさんの出方を
神経を研ぎ澄ましてうかがっている感じがしました。
かまやつさんの出してくるものに、
自分達は即座に対応しなくちゃいけないから。


なんか、客席からそういうシーンを見ているのが
とってもスリリングでした。
どきどきしました。



セットリストがですねぇ・・・
私、ライブ中にメモって絶対取らない主義なんで、
すごくあやふやなんですよ(泣)
とりあえず今ざっと思い出させるのは、こんなところです。


「Thank You」
「Drizzle」
「Pollen Shower」
「Smiling」
「Soup of the Day」
「Take a Break」
「Call Me」
「どうですかね〜」
「Tokyo Rose」


曲順もめちゃくちゃです。。。
かまやつさんの曲に至ってはは全然曲名わかんないし。
ごめんなさい。


とにかくこの日のライブはムッシュのすごさに尽きますね!


私は、かまやつさんの歌やギターって、
梶原さんとかまやつさんが共演するような機会がなかったら、
自分からかまやつさんのライブに興味を持って
足を運ぶような事って、まずなかったと思うんです。


だから今回こういうライブで
かまやつさんの歌とギターを聴く機会が持てて、
本当に良かったと思っています。
とても貴重な経験でした。
梶原さんに感謝!