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こまきのブログです。

好きな曲紹介17〜 J&K 「Amicable Time」(梶原順)

J&Kの2ndアルバム「TIME」に収録されている、ギタリスト梶原順さん作曲のこの曲。


アルバムの梶原さんのライナーノーツによると、
「親しい友人たちとの大切な時間を思い起こさせる曲です。」


…との事なのですが、私はなぜかこの曲を聴くと、
「雨の日の、自分の部屋の中で過ごす時間」みたいなのを思い浮かべてしまいます。
(ま、「穏やかな時間」というところでは共通しているかな。)




外ではけっこうな雨が降っているんだけれど、特に外出する予定はなくて、
自分の部屋の中でゆったりと過ごす日の時間。
何も嫌な事はない、安全な守られた、ほっとできる空間。。


そういう情景や感覚が、心の中に浮かびます。
部屋の窓をつたう水滴の姿とかも、くっきりと心の中に映像として浮かびます。


こういう風に、聴いていて、何かの情景や感覚や映像みたいなものが、
すごく自分の中ではっきりと見えたり、リアルに感じられる曲というのがあって、
私はそういう曲ってすごく好きです。



この曲のラストのギターソロもすごく好きです。


このギターソロが始まった瞬間、
それまで部屋の中の情景を映し出していたカメラが、
すっとどこかのビルの屋上みたいな場所に移動して、
高いところから雨に濡れた街全体の情景を映し出す。。
そんなイメージです。


カメラが映し出すその情景はとても優しい。


高らかに柔らかに歌うソロ。


私は「微笑み」というのは瞬間的なものだと思うけれど、
このギターソロを聴いている間は、自分の微笑みがどこか遠くまで、長く続いてゆくような気がするし、


そしてカメラがこんなにも優しい情景を映し出す事ができるのは、
きっとそのカメラ自体がとても優しいあたたかい心を持っているからじゃないかな、と思います。


そんな柔らかなカメラを、私も自分の心の中に持ちたいな、と
このラストのソロを聴いている時に思います。



TIME

TIME