ソチオリンピック、男子フィギュアスケートのフリーでは、
日本人選手の中では、私は高橋大輔選手の演技にいちばん感動しました。
自分の今までの競技生活への想いをこめたような滑り。
もう見ていて後半からは泣けました。
華やかな、ぱあっとした明るい種類の感動ではなくて、
しんしんと真っ白な雪が静かに降り積もっていくような、そういう感動でした。
大輔選手の滑っている間の笑顔も、滑り終えた後の笑顔も、とても素敵でした。
滑り終えた後の、
「バンクーバーでやめずに、ここまで続けて来てよかった。」
というコメントには、ぐっと来るものがありました。
モーグルの上村愛子選手もそうだったけれど、
自分が今までやってきた事に、自分で心から納得できた人っていうのは、
本当にきれいな表情を浮かべているなと思います。
競技を終えた後の、
上村愛子選手の顔を見た時も、高橋大輔選手の顔を見た時も、
「本当にきれいな表情をしているな」と思って、そこにすごく感動しました。
結果や人の評価は関係ない・・・というよりは、
もう結果や人の評価を「超越」している感じ。。
私も、自分で、自分のやって来た事に心から納得して、
あんな風にきれいな表情を浮かべられるような、そんな生き方をしてみたい。
そう思いました。
…こんな事を書くと、
世界レベルのオリンピック選手と、私なんかを一緒にするなって感じになっちゃうかもしれないけど。
でも、私は、私なりに、私レベルのオリンピックの世界を、日々生きているようなものだから。
だからきっと、そう思ったっていいんだ。
うん。