It Will Be Fine!

こまきのブログです。

ドラムサークル!12

●ドラムサークルとは?


ドラムサークルは、みんなでひとつの輪になって即興的に作り上げるパーカッションのアンサンブルです。
ファシリテーターと呼ばれるガイド役のリードで一人一人が好きなやり方でドラムを叩くうちに、
サークル全体がひとつの大きなリズム集団として、自ら動き出していきます。
参加者全員で一体感を感じながら楽しい時間を共有することにより、
人々の心を開き、協調性を促進したり、ストレスを解消する効果があると言われています。
ドラムサークルは年齢も音楽経験も問いません。さぁ、みんなで楽しみましょう♪♪♪


(「ぽむ・るーじゅ通信」より)


「ドラムサークル」という言葉をここで初めて知った方は、
私が初めてドラムサークルに参加した時の、こちらのレポをご覧ください。
ドラムサークルの大体の雰囲気がわかっていただける・・かな?


☆2006/5/14の日記〜「ドラムサークル!」




●フルムーン・ヒーリング・ドラムサークルとは?


月の満ち欠けと女性は深く関わり合っています。
満月の日には出産も多いと聞きますよね。
そんな「月」を象徴に、穏やかで温かい空間の中で
ヒーリングの要素を織り交ぜて女性のために女性同士でドラミングを楽しみます。
女性同士の結びつきや、初めて会ったとは思えない団結力に
思わず笑みがこぼれることも・・・♪
女性の深く温かく、そして静かに力強いエネルギーに包まれ
満たされる中で、新しい自分や意外な自分の発見もあるかもしれません。
太鼓は叩けばすぐに音の出る楽器です。
楽器経験者も全く初めての人もすぐにその場で一緒に楽しめます。
皆さんの気持ちをひとつにするお手伝い役として、
ファシリテーターが一期一会のアンサンブル進行を容易くし、
作品作りを応援します。


(2011/3/21 フルムーン・ヒーリング・ドラムサークル フライヤーより)


●フルムーン・ヒーリング・ドラムサークルレポ!〜2011/3/21@Koike Music Studio
私は今まで何回もドラムサークルに参加させていただきましたが、
「フルムーン・ヒーリング・ドラムサークル」への参加は今回が初めてだったので、
ちょっとどきでした。




Koike Music Studioは地下にあるスタジオ。
とんとんとん、と階段を降りていき、スタジオの中に入ると、
既に何人かの参加者の方が談笑してらっしゃいました。


今回の参加者は、10人〜15人ぐらいの参加者だったかな?
少人数で楽しむのも、フルムーン・ヒーリング・ドラムサークルの特徴みたいです。


時間になり、ドラムサークルスタート。
ファシリテーターあっこ2さんが、ピアノで澄んだ旋律を奏でます。
そのピアノの音色をバックに、ファシリテーターあっこ1さんのお話が始まります。


お話の内容は、ドラムサークルやフルムーン・ヒーリング・ドラムサークルの
理念についてなど・・なんですけど、
あっこ2さんのピアノの音と、お話するあっこ1さんの声がぴったりと溶け合って、もうなんとも素敵!
連日の震災報道で弱りきった心に染み入り過ぎて、既にこの時点で涙目になってしまった私でした。


「あっこ1さんの声のなかには、音楽的な響きがあるよなぁ。。」と思いながら、じいっと聴き入っていました。
聴いていると、あっこ1さんの声の中に自分の感情がすううっと吸い込まれて、
癒されるような不思議な感覚。。。
ほんと素敵な、不思議な魅力のある声であり、話しかただと思います。すごい!!


最初は、りんごのシェーカーを隣の人へとぐるぐる回していくゲームで
軽くウォーミングアップ。


その後は、みんなでタイコを叩き始めました。


叩き続けていると・・
最初はばらばらに感じられた参加者みんなのリズムと心が、
時間が経過するにつれてひとつになり、
熱いグルーヴを生み出し、どこかへ新しく動き始めるのが感じられました。
うん、やっぱりこの感じがドラムサークル!いいね!


響くタイコの音は、心音・・鼓動みたいに感じられました。
その心音を感じながら、「大切にしなきゃなぁ」と思いながら叩きました。


タイコを叩きながら思ったのが・・
「反復運動っていうのは、自分に力を与えるなぁ」という事。
ひたすらタイコを叩く、叩く。。
同じリズムを(同じリズムじゃなくてもいいんだけど)、無心にひたすら繰り返す、繰り返す。。
そういう一連の反復運動、反復動作を繰り返していると、
自分の身体の中にじわっと熱みたいなものが生まれるのを感じました。
何でしょうねこの感覚?不思議です。
よくわかりませんが、自分にとってプラスの感覚なのは間違いないと思います。


そして、前にも書いたかもしれないけれど、
ずっとタイコを叩き続けていると、「言葉」が必要なくなってくる。
意識だけがぽっかりと浮かび上がってくるような感覚があります。
「意識そのもの」でお互いが会話しているような感覚。。言葉を使わずに・・
遠い遠い昔の太古の時代、まだ言葉がなかった時代は、
人々はこんな風に意識と意識でやり取りをしていたんだろうか。
遠い昔の時代から、コピーにコピーを重ねて来た私の遺伝子は、その感覚を覚えているんだろうか・・


・・・とかそんな事にぼんやりと思いをはせながら、
とことことこ、とひたすらタイコを叩き続けていました。


みんなでアンサンブルをつくり上げる風のドラムサークルを楽しんだ後は、
一人ずつタイコを叩いて何かを表現し、隣の人へ繋いでいく・・という展開に。


いや〜、皆さん芸達者ですねぇーー。
あっかるいなぁ〜。即座にいろいろ考えついてすごいです。
私はさっぱりダメでした(^^; すいません。。
あの皆さんの明るさはすごいです。


暗闇の中の小物楽器タイムでも、その明るさは全く変わらず(笑)
なんだか面白かったです。
私は「トングドラム」という、
鍵盤打楽器の超シンプル版みたいなかわいい楽器(マリンバの先祖か?)にはまり、
ずっとぽこぽこその楽器を叩いていました。
いいなぁあの楽器。欲しいよう。


ラストには、あっこ2さんのピアノ&あっこ1さんの絵本の読み聞かせの、
癒しの時間もありました。


そんなこんなで楽しく明るいテンションが落ちる事のないまま、
今回のフルムーン・ヒーリング・ドラムサークルは終了。


最後に今日の参加者全員が、今の自分の気持ちをひとことずつ話しました。
私は、「何回かドラムサークルに参加させていただいていますが、
いつも大切な気持ちをいただいて、感謝しています。。」と話しました。


いつも大切な気持ちをいただいて、感謝しています・・
こういう言葉を心から伝えたくなる相手がいるという事は、
本当に幸せな事だなあ、と思いました。


そしてやっぱり今みんなの心の中にあるのは、東北・関東大震災のこと。。
みんなが自分の事として、同じ気持ちで悲しんでいるのがひしひしと伝わってきました。


最後にファシリテーターあっこ2さんがこうお話されました。


「私にも東北のほうに多くの友人がいます。
その友人と電話で話したとき、『関西まで沈んだらあかんよ』と言われました。
今日ドラムサークルをする事を伝えたら、
『いいじゃない。みんなで楽しくタイコを叩いて、その気持ちをこっちに届けて。』
と言われました。
私たちは日々の自分たちの生活を、しっかりと元気に生きていかないといけないと思います。
そして被災地には、これから息の長い支援が必要だと思います。」


・・・細かいところはひょっとしたら間違ってるかもしれないけれど、
大筋のニュアンスはこういうお話だったと思います。


私はあっこ2さんのファンです。
どんな時も、明るく元気なパワーを、
ドラムサークルを通して私たちに届け続けてくれるあっこ2さん。


そんなあっこ2さんが、
いつもの(いつも以上の)あたたかいつよい姿で、
上記の事をしっかりと言い切られた事に感動しました。
うん、なんか、きっぱりしたつよい姿だったなぁ。。


ちいさなビートが集まって、大きなグルーヴとなり、
新しく力強く動き出していくあの感覚、忘れたくないですね。


みんなで輪になってお祈りした時間も、素敵な大切な時間でした。
ほんとに祈りが届いた感覚があった。何かを動かしそうだった。


「この人たちに出会えて本当に良かったなあ。」と改めて心から思えた時間でした。


ミーママさん、あっこ1さん、あっこ2さん、いつも本当にありがとうございます。
言葉にできないぐらい感謝しています。
これからもどうぞよろしくお願いします!