It Will Be Fine!

こまきのブログです。

タイコに関するつれづれ話

先日NHK BS-2で放送された
「J-MELOウィンタースペシャル〜Live to the World〜」
を録画していたものを見ました。




このライブの出演者は、


indigo blue
Metis
PE'Z
ヒダじんぼ
coba
渡辺香津美吉田美奈子



私はヒダじんぼ目当てでこの番組を録画してました。
まだ私はヒダじんぼのライブを見た事がないし、
「ドラムと和太鼓のユニットってどんな感じなんだろう?」と
タイコずきとしては、ずっと興味があったので。


「ヒダじんぼ」は、和太鼓のヒダノ修一氏とドラムスの神保彰氏が組んだ
二人組のユニットです。


「J-MELOウィンタースペシャル〜Live to the World〜」では、
ヒダじんぼの演奏が三曲放送されました。


神保さんは三曲とも普通にドラムセットに座って叩いていていました。
和太鼓のヒダノさんは曲によって演奏形態が変わっていました。





こんな風に、和太鼓をマーチングドラム風にぶら下げてプレイしたりとか。
(もともとこういう和太鼓があるのかなあ。
それともヒダノさんのオリジナルの太鼓なのかなぁ?)





いろんな種類の和太鼓を、ドラム風にずらっと並べてセッティングして
プレイしたりとか。
(向かって左側がヒダノさん、右側が神保さん)





どどーんとでっかい「これぞ和太鼓!」な感じの和太鼓でプレイしたりとか。
(和太鼓前がヒダノさん、ドラムが神保さん)



和太鼓(ヒダノさん)と、西洋ドラム(神保さん)のコラボなわけですが、
和太鼓と西洋ドラムでは、音を出す時の「発音のしかた」みたいなものが
全然違いますね。。。


和太鼓ってやっぱり独特の発音のしかたというか・・・
コブシというか、うねりというか、
音を出す前の「ため」感というか・・・
そういうのがあるなぁ、と。
上手く言えないけどほんと独特だなぁ〜、と思いました。


でもそういう和太鼓を、ヒダノさんが「西洋ドラムス」っぽく
プレイしているシーンなんかもあって、面白かったです。
いろんな風に使えるなー。



和太鼓と西洋ドラムの違いもおもしろかったし。
和太鼓を思いっきり「和太鼓っぽく」使ってみたり、
あえて「和太鼓っぽくなく」使ってみたり。
そういう和太鼓のさまざまなバリエーションと、神保さんの西洋ドラムの融合、が
おもしろかったです。




神保さんがこの「J-MELOウィンタースペシャル〜Live to the World〜」で
こういうコメントをされてました。


「僕らはドラマーです。
彼が和太鼓で僕は西洋ドラム。
太鼓の音色には、人の心を癒す力があると思います。
アフリカに起源を持つ原始的な音色です。
僕らの音楽は決して穏やかではなく
とても激しいものですが癒しの力があります。
それを感じてください。」


ほんっとその通りだと思います。
タイコのリズムや響きには、それが穏やかなものであっても激しいものであっても
「癒し」の力があると思います。


個人的にはそれは、タイコが「原始的な楽器」であるところに
理由があるような気がするなぁ。。


タイコのリズムやタイコの響きは、非常にプリミティヴというか・・・
「いのちの原点」みたいなところに、すごく直接的に繋がっているような感じがします。
(特にアフリカンパーカッションのリズムを聴いている時に強く感じる事ですが。)


だから私たちはタイコのリズムを聴いたり、自分がタイコをプレイしたりすると、
自分のいのちの原点(あるいは自分が生まれる前の遠い過去の記憶みたいなもの)に
触れたような感じがして、
それで自分の身体の細胞が「息を吹き返す」ような、「細胞が喜ぶ」ような
あのいきいきとした感覚を感じるんじゃないかなぁ。


で、それが「癒し」の感覚にも通じるものがあるんじゃないかと・・・


あああすごくわかりにくいですね。すみません(汗)




・・・と、こういう事をヒダじんぼのライブ映像を見ながらつらつらと考えていたら、
今度は2005年の「渡辺貞夫リズムワールド」の映像が見たくなって、見てみました。


やっぱり国によって全然リズムの特色が違うなぁ〜。



☆2005/6/18の日記〜「渡辺貞夫リズムワールドレポ2!」(パーカッション詳細編)



でも、それぞれの国であんなに特色があって、違うように聞こえるリズムでも、
でも各国のリズムはすべて根底の部分では「ひとつに」繋がっているように感じました。
それがすごく不思議だったし、嬉しかったな。
貞夫さんのおっしゃるように、「リズムはひとつ」。



「たとえ生まれた国が違っていても、文化や歴史が違っていても、
宗教や言葉が違っていても、私たち人間は、根底ではひとつに繋がる事ができる」
渡辺貞夫リズムワールドに参加して、そんな風に感じました。


「ひとつに繋がる事ができる」というか・・
もともとは「ひとつだった」のかもしれないと。


あのリズムワールドの光景は、そういう事の象徴みたいに感じられました。



球状の地球に、それぞれの国の人が、それぞれの場所で立っていて。
それぞれの人の足元から、下へ下へ・・・とずっと線を伸ばしていくと、
どの線も、地球の中心みたいな場所でクロスするわけでしょう?
そこでひとつになってる。


なんかそういうイメージが、「渡辺貞夫リズムワールド」に参加して、
心の中に浮かんだかなぁ。


「貞夫さんって地球の中心みたいな人だ」とも思いました。あのとき。
地球の中心みたいな場所に、貞夫さんはにこにこの笑顔で立っていて、
そのあたたかく優しく強い求心力で、みんなをひとつに繋げてる。


あんなすごい事、絶対貞夫さんにしかできない。
貞夫さんの他の誰にもできない。


それも強く感じましたね。
ほんと貞夫さんはすごいです。



あれー、文章がどこに着地したらいいのかわからなくなってきました(汗)
タイコつながりでつらつらと頭に浮かんだ事を、
特に目的地もなくそのまま文章にしたらこんな感じになりました。
わかりにくかったらごめんなさい。



とにかくタイコの世界は、リズムの世界は素晴らしいです。
私は自分の楽器がパーカッションで本当に良かったと思います。


タイコ大好き!リズム大好き!!