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こまきのブログです。

こころの実体

2月3日の日記で紹介したチック・コリア上原ひろみのライブアルバム
「デュエット」を最近本当によく聴いています。




デュエット(初回限定盤)(DVD付)

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このアルバムのDisc1の3曲目、
「デジャ・ヴ」という曲に本当にはまっちゃって、
自分でも「よく飽きないなあ」と感心してしまうぐらいに
延々とこの曲を繰り返して聴いています。


ピアノの音が自分の身体の中に入り込んでいるんだか、
自分の身体がピアノの音の中に入り込んでいるんだか、
どっちだかわかんないや、ってぐらいに相当のめり込んで聴いてます。


心から感動しながら延々と聴き続けていると、
自分の体の中身が作りかえられていくような感触も感じます。


そんな風に強く感動する曲に、プレイに出会えるというのは、
本当に幸せなことだなと思います。



ピアノの和音が、自分の心にばーーんと深く響くとき・・・
私は自分の心の深い部分の「底辺」みたいなものを感じる事ができます。
「ああ自分の心の中に、こんなに深い“底”の部分があったんだ。」と。
心の「縦の深さ」みたいなものを実感する事ができる。
井戸の底みたいな、自分の心の「底」の部分を実感する事ができます。
和音が心の深い深い場所まで響く事によって初めて、
自分の心にそういう場所がある事を知る事ができるのです。


ピアノの音が重なって、プレイする人の想いが重なって、
どこまでも果てしなく音楽が広がってゆくとき、
聴きながら私の心も果てしなく広がってゆきます。
こんな自分でも、どこか遠くに行けそうな気がしてくる。


きらきらした音楽を聴くと、自分の心もきらきらする。
音楽が熱していけば、自分の心も熱くなる。
音楽を通して自分の心の中に、光や風を感じる事もできる。



「心」というのは形がなくて、普段は見えないものなんだけど・・・
音楽を聴いていると、自分のこの胸の奥に、
確かに「こころ」というものがあって、
そしてそれは、深さを持ったり、果てしなく広がったり、
輝いたり、熱したり、いろんな姿かたちに変化するものらしい。
一定のものとしてとどまってはいないらしい。
でも確かに「こころ」というものはそこにある。。
そういう事を実感する事ができます。


音楽を聴いていると、
私は自分の中にある見えない「こころ」というものの存在を、
しっかりと実感する事ができるのです。
自分の中にある「こころの実体」みたいなものを、
強く感じる事ができる。


音楽を聴いていると、なぜそんな風に自分の「こころの実体」みたいなものを
しっかりと感じる事ができるのか。


それはたぶん、音楽というものが、
心に何の壁もなく「直接に」「じかに」作用するものだからなんでしょうね。きっと。。




あー、意味不明な文章になっていたらごめんなさい。
もともと言葉に置き換えるのが不可能な感情を
あえて文章に置き換えようとしているので、
無理がありますね、どうしても。


ま、結局は言いたかったのは
「音楽ってすごい」という事です。はい。


音楽は本当にすごいです。。