It Will Be Fine!

こまきのブログです。

「マリーン meets 本田雅人@兵庫県立芸術文化センター」ライブレポ

komaki-13252007-12-15

●2007年12月15日(土)
「マリーン meets 本田雅人


【会場】
兵庫県立芸術文化センター(小ホール)


【出演メンバー】
マリーン (Vocals)
本田雅人 (Saxophone)
秋田慎治 (Piano)
梶原順 (Guitar)
コモブチキイチロウ (Bass)
藤井摂 (Drums)



                                                                                              • -

初めて兵庫県立芸術文化センターに行ったんですけど、
本当に綺麗なホールでしたね。


ホール(小ホール)内に入ると、
場内はすりばちのような形になっていました。
すりばちの傾斜の部分が客席で、
すりばちの底の部分がステージになっているという感じです。
ステージは360度ぐるっと客席で囲まれています。
(イメージ伝わるでしょうか?)


そして天井がめちゃくちゃ高い!スコーーーンと高い!
高いビルのてっぺんを見上げるときのような気持ちで、
「うわぁー」と思いながらホールの天井を見上げてしまいました。
なんとも独特な雰囲気です。


そしてホール内は、壁もステージも全て木でできています。
シックでぬくもりのある雰囲気です。


このホールに入った瞬間、
「うわぁ、素敵な会場だなぁ〜!」って感動しました。



さて、こんな素敵な会場で聴くマリーンさんのライブ。
今日は、今年の6月に大阪ブルーノートで見たときのようなビッグバンド形式のライブではなく、
コンボスタイルでのライブです。


開演時間になりました。
まずはマリーンさん以外のバンドメンバーのみで演奏。


むむ、このイントロの雰囲気は・・・
本田さんのオリジナル曲「Pork」ですね!


そしてバンドの音がホールに響いた瞬間、
音響の素晴らしさに感動!
なんだかすごくふくよかな、綺麗な品のある響きがする〜!


このホールの空間の中で、
本田さんの艶のあるアルトサックスの音色が
めちゃくちゃ映えてました。


そして「Pork」のソロ、本田さん、飛ばす飛ばす!
とても熱くて激しくてかっこいいソロでした!
梶原さんも、「こいつ、すげー!(笑)」って感じで
本田さんを見つめながら、
わっはー、と爆笑しながらギターを弾かれてました(^^)



「Pork」の演奏が終わって、
流れる「シング・シング・シング」のイントロ。
いよいよマリーンさんがステージに登場です!
わあっと客席は沸き立ちました。


マリーンさんがステージに現れた瞬間、
もう空間は全てマリーンさんのもの!という感じになりました。



ライブはアルバム「Jazz'n Out」に収録されている曲の演奏を中心に
進んでいきました。
(「テネシー・ワルツ」以外は全て演奏されたと思います。)


「イン・ザ・クワイエット・ブルー」素敵だったなあ。
何だかこの時期に聴くととてもクリスマスっぽい曲に聞こえました。
聴いていて、雪が降る光景が見えるような感じでした。


盛り上がったのは「ニューヨーク・ニューヨーク」!
私は中学校の吹奏楽部時代にこの曲を演奏して大好きな曲だったので、
聴けて嬉しかったです。にこにこしちゃいました。
この日演奏された「ニューヨーク・ニューヨーク」は
難しいキメがあったり、テンポを揺らす部分があったり・・と
いろんなところに「仕掛け」が隠されていました。
そういうスリリングな部分も楽しかった〜。


クリスマスソングメドレーも素敵でした。
マリーンさんはステージを離れて歌いながら客席を歩いてまわり、
ファンの方々と握手をされていました。


「レフト・アローン」はピアノの秋田さんとマリーンさんのデュオで。
しっとりとセクシー、大人の雰囲気にうっとりでした。


本編ラストは「ダズル・ザ・ナイト」。
聴いていると明るい気持ちになる曲ですね。楽しかったです。


アンコールは
「アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー」。
マリーンさん&バンドの皆さんの演奏から、
愛をいっぱいもらったような気持ちになりました。



こじんまりとした親密な雰囲気の会場、
そして会場の観客をいっぱい愛してくれる
マリーンさんのパフォーマンスで、
本当にあたたかい、アットホームな雰囲気のライブとなりました。
客席は笑顔と拍手でいっぱいになっていました。


梶原さんは終始演奏にものすごく集中されている感じに見えました。
ギターの音は、これ以上ないぐらいに
きりりりりっと引き締まりまくっていました。
バンドにしっかりとリズムと彩りを与えているような演奏がかっこよかったです。
「こんなジャジーなライブで、
そんなロックな雰囲気のソロ弾いちゃうんですか!」
って場面もありました♪



最初にも書きましたが、本当に音響の素晴らしいホールでした。
聴いていると、ミュージシャンの皆さんの音にホールの木のぬくもりがプラスされて、
その音が上から降ってくるような感じでした。


そのあたたかい音に包まれて、
とても幸せな気持ちになる事ができたライブでした。


コンボスタイルでのライブも、ビッグバンド形式のライブとは
また違った魅力があって楽しかったです。


またいつか、素敵なマリーンさんのライブに行きたいと思います。



☆2007/6/23の日記〜「マリーン meets 本田雅人 Big Band Station@大阪ブルーノート」ライブレポ!